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毎週更新!カナダ留学・語学学校・専門学校『生』情報

2003.02.21

LSC, Language Studies Canada


『細かいレベル分けと、オンタイムポリシーが自慢。国籍豊かな語学学校


以前から気になっていた、ビルの2階の「黄色い顔」は、LSC独自のロゴマーク。その下にはいつも、各国からの生徒がビルを取り囲むようにおしゃべりをしている様子は圧巻です。


★友人と二人で、日本を飛び出してきました。
(Mizueさん&Mariさん:アパレル関係と事務職でお互い社会経験を積んでからワーキングホリデービザで来たばかり。)

―お二人が留学を決意したきっかけを教えてください。

Mizueさん「私のほうは、高校のころから留学したいと思っていて、以前一度申し込んだものの、行く直前になって、怖くなってやめてしまったのです(笑)。でもやめた後にとても後悔して、それ以来、一度は行ってみたいという憧れがずっとあったんですね。

ワーキングホリデーという制度があるという事を知り、仕事もできてホームステイも経験できる、現地の生活に馴染んで1年間も生活できるわけですから、それを利用して海外に行きたいと思いました。たまたまそういうことを友人のMariに話したら、彼女も同じように行きたいと思っていたことが分かり、意気投合して、二人で来ました。」

Mariさん「短大以来の友達です。お互い働いていて、お金も貯めていましたし、時期的にも丁度良かったんです。ワーキングホリディ制度は30歳までですので、最後のチャンスかなと思って。」

―以前から友達だったんですね!LSCに決めた理由は?

LSCは、レベルが10段階まで細かく分かれていた点と、日本人の割合が少なくいろいろな国から生徒を受け入れている、といった点です。他の学校では7つ、8つといったレベル分けのところが多かったです。私達はまだ来たばかりでレベルは低いけれど、レベルが上がっていくと、スイス、ドイツ、メキシコ、ブラジル、韓国、台湾、ベネズエラなどの生徒がいるんですよ。もう外国人の友達もできました。

アクティビティに参加することによってレベルの違ういろいろな国籍の人と友達になれるチャンスがあるのがいいです。アクティビティは充実していて、自分達でいろいろ旅行をするより楽で便利ですね。」

―どんなところに行ったんですか?

「ケロウナの奥のビッグホワイトというところにスノーボードに行きました。金曜の夜から2泊したんですが、バスの中はいろんな人や言葉が飛び交って、面白かった!自分達で行くとなると、英語にまだ不安があって大変だけれど、全てパックになっていて、レストランやナイトクラブも安心して行けました。先生達とも仲良くなれましたよ。」

―クラスのほうはどんな感じですか。

朝のクラスAとBは総合英語、今月だけさらにCクラスのフォーカススタディー(自分で選べる選択授業)に参加しています。授業はすごく内容があって、朝のクラスだけでも十分充実していますね。飽きるということがなく、こちらにきて初めて勉強が楽しいと思いました。日本とは教え方が違うし、常に英語だから何を言っているんだろうって必死に考えて、取り組む姿勢が違ってきます。他の国から来た友達にもコミュニケーションを取ろうと必死に言葉を探して。クラスでは基礎からやっているから、習ったことをすぐ使えます。」


★クラスは様々な国籍の生徒でバランスがいいですよ。
(Cassandra先生/レベル6の文法クラス、次にレベル10クラス、中級会話クラス担当。)
(Robert先生/ビジネス英語中級クラス、ピリオドCの中級会話クラス担当。)   

―先生方の経歴について教えてください。

C:「6年間教えています。海外ではスペインで1年と、南アメリカのヨハネスブルクで6ヶ月教えた事があります。LSCでもアフリカからの生徒はさすがにまれですが、スイス、ドイツ、オーストリア、最近は特にイタリアからも生徒さんが来て勉強していますよ。生徒の国籍のバランスが非常に良くなっていますね。」

R:「2年前から教師をしています。その前は6年間航空会社のマネージャーをしていたから、ビジネス英語は専門です。このプログラムはビジネスで使う英語を学びます。2レベルがあり、選択授業の仕事準備クラスと合わせて取って、CO-OPプログラム(企業派遣)を目指す生徒もいます。」

―一般英語は教えてられていてどうでしょう。

C:「楽しんで教えているわ。レベルの低いクラスでは、(教材など)準備に時間をかけるよりも、クラスで(理解してもらうために)エネルギーを使っています。アドバンスクラスでは生徒達はすでに英語力があるから、授業中も教師にそれほど集中しない代わりに、クラスの準備により時間を割きます。

現在の上級クラスは、生徒の国籍のバランスも良くって、2人はラテンアメリカから、3人は韓国から、2人は日本から、1人はドイツからよ。一般的にケンブリッジクラスはヨーロッパからの生徒が多いけれど、それも変わってきています。」

R:「僕の今のビジネスクラスも、2人は日本から、2人は韓国から、2人はメキシコから、2人はスイスから、と国籍のバランスが非常にいいんだ。」


★学校と授業の風景
とても明るい先生方。各階にはオーディオ設備やスライドなどが完備し、教師がそれらを手軽に利用できるようになっている。
授業風景1.このケンブリッジクラスは何と全員がヨーロッパから!レベルは高い!

授業風景2.LSCのビルは角に面しているため、教室も窓が明るく気持ちが良い。細かいところだけれど、これはLSCのすばらしい点の一つ。

こちらは電子レンジそば。ホームステイ先で作ってもらったお弁当を温めて食べる生徒たち。
授業の合間にはコーヒーや紅茶、スナックなどが用意されたコーナーが出るので、そのままクラスに持ち込んでほっと一息。
毎日構内を巡回している警備員さんともすっかり顔なじみになりました。
ビルの一階はイタリアンカフェ。とインターネットカフェ。その向かいはセブンイレブン。日の光がたくさん入るビル。

学校の建物から一歩外に出ると、建物を取り囲むようにLSCの学生達で溢れていました!これは毎日の風景です。

仲良くなった生徒同士で写真を取っている。いい記念になります。


★学校の方針にはとても真剣に取り組んでますし、一貫しています。
(Florenceさん:現在はレジストレーションを担当しているこの学校のベテランスタッフ。
Megumiさん:生徒達が問題なく勉強できるよう、常に気を配るという頼もしい日本語対応スタッフ)

―LSCのプログラムの特徴を教えてください。


「外国語による効果的なコミュニケーションには、スピーキング、リスニング、リーディング、ライティングといった、4つの基本スキルすべてが必要になります。LSCのクラスは実践的で有益、かつ楽しめる内容で構成されています。

LSCの一般英語プログラムには、週30時間のインテンシブと、週20時間のセミ・インテンシブコースがあります。
この2つのコースは年間を通して設けられ、朝のピリオドA+ピリオドBの計4時間の総合英語の授業は、常に10レベルというとても細かく分かれたレベル分けになっています。これは保証されていて、例えばビギナーの生徒がたった1人しかいなくても、クラスがなくなることはなく、その生徒はラッキーなことにマンツーマンで授業が行われるんですよ。」

―それは貴重ですね。ピリオドAとBの違いは何ですか。

「クラスでは、統合的な指導を通してコミュニケーション能力全般の向上が図られます。特に会話能力を重視します。
ピリオドAでは、英語の構成要素についての学習・実践に焦点を当てます。 ピリオドBでは、ビデオやオーディオ、テキスト教材を使ったディスカッションを通して英語の慣用法に重点を置いた学習を行います。」

―午後の授業について教えてください。

「インテンシブはこの4時間に加えて、フォーカス・スタディと呼ばれる選択授業を取ることができます。内容は、1セッションつまり4週間ごとに、生徒が自分のフォーカスしたい分野を選ぶというもので、例えば会話、TOEFL準備, TOEIC準備、ステューデント・リソースセンターでのコンピューターを使った英語学習、イディオム、発音、リスニング、仕事準備クラス(面接の受け方や履歴書の書き方、バンクーバー校ならBC州の労働基準などを学ぶ)。この中から1つ選べ、セッションが変わるとまた新たに選ぶことができます。」

―校内のルールがしっかりしていると評判ですね。

「ええ、とても真剣に取り組んでますし、一貫しています。学校として、生徒さん達に何を期待しているかをはっきり打ち出すのは大切だと考えます。

数年前から始めたオンタイムポリシーというものがあり、これが効果的に活用されています。これには他の生徒へ敬意を払うという意味でも、授業の開始時間ぴったりに教室のドアが閉まり、その後に遅れて来た生徒はオフィスへ来なくてはなりません。最初の一度は許されますけどね。

各階に生徒専用のラウンジがありますが、5階のラウンジではEnglish Speaking Zoneとして生徒達がお互い英語だけを使うようにしています。そういった環境に置かれるのは生徒にとってとても良い機会です。もちろんクラス内でも、オフィス内でも英語だけを話すのは私達の学校のポリシーです。それからコンピュータールームでもね。お互いを尊重しあって、Eメールをチェックしている時なども友人と英語で話すことによって、隣に他の国から来た生徒がいれば、彼らのリスニング訓練にもなりますものね。」

―ステューデントリソースセンターについて。

「スチューデント・リソースセンターと呼ばれるPCルームは、選択授業でも使われますが、それ以外の空き時間は生徒各自が自由にPCを使って自習をしたり、Eメールをチェックしたりすることができます。さらに今後ロビーに、空港のビジネスセンターのようにコンピューターをたくさん設置して、Eメールを手軽にチェックしたい生徒達の需要に答えます。」

―学校が昨年で40周年記念だったそうですね。

「モントリオールで1962年に設立されたLSCは、バンクーバーの他トロント、カルガリーにも系列校がありますので、都市を移動してもスムーズな継続学習が可能です。モントリオールではフランス語を学ぶプログラムもあり、ホームステイはもちろんフランス語を話す家庭で、とても喜ばれていますよ。あらゆる情報を校内で一貫管理して学校の質を保っているのがLSCです。日本語対応スタッフの他にも、韓国語、中国語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、イタリア語を話すスタッフがおります。」



★コンピューターのことならまかせて!
(Samさん:オフィスを含めた学校のコンピューターを全て管理しているという技術屋です。)

−このPCルームについて教えてください。


「コンピューターは現在14台と1台のスペアが用意されていて、各国語に対応し、学習用にTOEFL、TOEICのソフトウエア、会話のロールプレイソフト、文法、辞書、語彙など様々な機能のソフトがインストールされています
使い方は初日にクラスごとに僕が教えるし、その後各プログラムの使い方もそつど教えます。

ケンブリッジ、グラマー、リスニング、TOEIC,TOEFL、ライティングなどのテキストとカセットテープの教材も用意しているので、テープレコーダーを使っても自習ができます。各コンピューターはプリンターに接続され、印刷も無料だし、スキャナーもあるので生徒が取った写真を家族に送るときに便利ですよ。」



<取材後記>

LSCのプログラムの授業時間/週の合計には、休憩時間は含まれていません。インテンシブなら一日6時間、一週間30時間が丸々、授業時間です。休憩時間も授業時間として含んでいる学校もありますが、LSCはきっちりと分けています。パートタイムのプログラムを設けていないのも、本当に勉強に集中したい生徒に、生徒の出入りの少ない質のいい授業を提供したいとの経営方針なのです。1クラス2時間の授業で構成されたLSCのプログラムが人気なのは、生徒の皆さんもLSCの姿勢に共感しているからでしょう。各教室を訪れた際、先生方はとても熱心でフレンドリーでした。

留学経験のある方なら分かると思いますが、時間に遅れるということに寛大な文化を持つ、南アメリカからの生徒達にもオンタイムポリシーを守ってもらうというのは、なかなか難しいと察します。でもLSCではこのルールが効果を発揮していますので、授業開始10分間は次々に遅れてくる生徒が先生に言い訳をしている、というよくある場面は、この学校では見られないでしょう。お金も時間も限られたせっかくの留学、しっかりした学校のルールはうれしいですね。生徒数の減少するオフシーズンでも、レベル数を減らさないというのにも感心しました。

英語と並んでフランス語プログラムも魅力です。Florenceさんによると、4都市を移動しながら、レベルを一段階ずつ上げていくという事も可能だとのこと。いずれにしても、生徒の国籍の豊かさは保証つきです。

レポート Jpcanada.com取材班(kiri)



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