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2011.11.04

Bodwell High School

『インターナショナルな環境で、グローバルな視野を養う高校留学』
多文化国家カナダを象徴するような、国際色豊かな私立高校、Bodwell High School。ノースバンクーバーに寮完備のキャンパスをかまえ、世界中からの学生を受け入れています。
3学期制で、通常の2学期制の高校より早く卒業できるうえ、卒業生の大学進学率も高く、帰国子女枠を利用した日本の大学への入学も可能です。

「留学生が遅れを取らない、優れたAPプログラムと3学期制度」

Kevinさん(校長):フレンドリーでとてもユニークな校長先生。
貴校はどの様な学校ですか。

「Bodwell High Schoolは、グレード8からグレード12(日本の中2から高3)の学生を対象とする私立高校です。”Strength in Diversity” (他文化や価値観を受け入れ尊重する)をモットーに、世界中からの学生を受け入れています。海に面した美しいキャンパスには240名まで収容できる寮を併設し、留学生が安心して勉強に打ち込める環境を提供しています。」

貴校と公立校との違いを教えてください。

「当校の一番の特徴は、カナダでは珍しい3学期制をとっていることです。カリキュラムは公立校と同じものですが、当校では一日の授業時間を長くし、2ヶ月の夏休みを1ヶ月にするなどして3学期制を実現しました。そのため当校の学生は、通常の2学期制の高校より早く卒業することができます。

この制度は特に、ESL(=英語力が充分ではない学生のための、特別英語強化プログラム)から始めなくてはならない留学生への利点と言えるでしょう。2学期制のシステムでは、留学生はESLで1年遅れを取ってしまい、高校を卒業するのにトータルで4年ほどかかってしまいますが、当校ではESLを含めても3年以内に終わらせることが可能です。

それに加え、当校のESLにあたるAcademic Preparationプログラムは、他校のように1日中英語を学ぶのではなく、APプログラムをとりながら、卒業に必要な科目の単位も取れるのが特徴です。学生の英語力に合わせ、体育や音楽、美術などから始め、徐々に社会科や文学などの高度な英語力を要する科目を履修していくのです。このように、英語を母国語としない学生でも、遅れをとらずに卒業できるシステムが当校の強みですね。

また、学生数が1000人以上の公立校が多いなか、当校では最高でも480名までにおさえ、家庭的な雰囲気の中で学生1人1人が充分なケアを受けれる環境を保っています。」


学校の様子

学校外観 受付 学生寮はキャンパスの最上階
カフェテリアからの眺めも最高! 右の教室では、電子黒板を使った
数学の授業が行われています
廊下

「進学率96%以上!
日本人カウンセラーによる丁寧な進路指導が受けられます。」

Megumiさん(カウンセラー/マーケティング・マネージャー):日本と北米の大学事情に詳しく、各学生のニーズに見合ったコース選びのお手伝いをしてくれます。進路選びの心強いアドバイザーです。
親御さんが、お子さんの高校留学にこの学校を選ばれる理由は何だと思われますか。

「やはり、お子さんをカナダ人の価値観だけの環境に入れるのではなくて、若い時からグローバルな視野を養えるような環境の中で学ばせたい、という考えのもとで当校を選ばれる方が多いですね。カナダはたくさんの国から移民を受け入れている多文化国家ですが、Bodwellはカナダそのものの様な学校で、35カ国もの国から学生が集まってきているので、そこが一番の魅力ではないでしょうか。

学生は、韓国、台湾、中国、シンガポール、タイ、インドネシア、メキシコ、ブラジル、ベネズエラ、コロンビア、アメリカ、ドイツ、スペイン、トルコ、ロシア、カザフスタン、ウズベキスタン、サウジアラビア、アフリカなどからいらしています。日本人は約10%ですね。全体の90〜95%が留学生なので、マイノリティーのない理想的な環境です。

その他にはキャンパス内に学生寮があること、また、3学期制であることも大きな理由だと思われます。高校卒業資格を早く取得した生徒は、大学進学の準備をしたり、英語以外の語学を学ぶため語学留学をしたりする生徒もいます。

留学生の入学条件などはありますか。

英語の入学条件はありません。優れたAPプログラムがあるため、どんな英語レベルの学生でも受け入れられる体制が整っています。もちろん英語はできるに越したことはありませんが、それよりも当校が重要視しているのは、学生の学習能力や態度、可能性などです。自国での過去3年間の成績(主要5教科の平均が5段階評価で3.5以上、もしくは10段階で70%以上が基準)の他、先生のコメントや出欠数などもチェックしています。

例え英語ができても、中学で学んだ他の科目の基本がわかっていないと、授業についていくのは大変です。日本では赤点があっても進級ができますが、こちらでは50点以下を取ると落第となり、その科目を取り直すことになるので卒業が遅れてしまうんです。なんとかぎりぎりで卒業しても、大学には入れないですよね。そうなると結局一番苦労されるのは学生さん自身なので、カナダに来る前からきちんと学校の勉強をしておくことが大切です。

当校の学生のタイプはここ数年でどんどん変わっています。生徒会長をしていた生徒や、スポーツや芸術に優れた学生など、学力のみが秀でている生徒のみでなく、いろいろな素質を兼ね備えた生徒が多くなっています。

大学に進学する学生はどれくらいいますか。

全体の96%以上の学生が進学しています。日本に帰国して、早稲田、上智、中央、明治、慶応などに帰国子女枠で入られる方もいますし、カナダやアメリカの大学に進学される方もいます。以前はほとんどの学生が日本の大学に進学していましたが、最近の傾向としては日本と北米が半々くらいですね。受験のタイミングが合えば両方受けてみることをおすすめしています。日本は就職難なので、北米の大学を出ていれば仕事選びの幅が広がる可能性も考えられます。

また、これは私の個人的な意見なのですが、きちんと勉強しないと卒業できない北米大学の方が、学生本人のためになるんじゃないかな、とも思います。そういった意味でも、北米大学への進学を進路の選択に入れる価値はあると思います。

進路相談はどの様に行われますか。

「当校では毎学期必ず、学生と一対一で進路指導をしています。日本人学生には私が対応しますので、日本と北米の教育システムの違いなど充分な情報を提供し、各学生にとって一番プラスになるような選択肢を一緒に考えています。

それに対して一般的に公立校では、何百人の学生に対してカウンセリング・スタッフが1人しかいないので、学生1人1人に割り当てられる時間が少なく、丁寧なカウンセリングは望めません。留学生の場合、英語ができないと言われるがままになってしまうので、空きのある科目を取らされることも多いようです。選択科目を失敗すると、高校卒業に必要な単位数はとっていても、肝心な希望の大学の学部に入るための科目をとっていなかったので願書が出せない、といったことも起こりえます。そのようなことにならないためにも、高校の時点で具体的な進路プランをたて、正しい科目選択をしていくことが非常に大切なんですね。

BC州では、グレード10(高校1年生)の学生に、プラニング10(将来設計)という必須科目があります。自分はどんな分野に興味があり、将来はどんな職業に尽きたいのか、といった所から始まり、その仕事につくためにはどの大学のどの学部に入るべきか、そしてその大学に入るためには今どんな勉強が必要か、といった具体的な人生プランを立てていくものです。何歳ぐらいで家を買って、ローンはいくらぐらいで組んで・・・といった所まで考えていくので、将来に対してかなりしっかりとしたビジョンが持てるようになりますね。こういったプラニングをしておくと、自分の進路に関して10年生から意識的に考え始める事ができます。

部活動も盛んだそうですね。

「はい。当校には帰宅部がありません(笑)。放課後の3:30から4:30までは部活動の時間に割り当てられていて、学生全員がそれぞれの部で活動しています。バスケット、バレーボール、水泳、クロスカントリー、フィットネス、ホッケー、バドミントン、テニス、コンピューター・クラブ、卒業アルバム創作部、編み物、数学など、たくさんありますので、興味のあるものがきっと見つかると思いますよ。」


学校の様子

ジム 温水プール 図書室
シアター 海を見渡せるテラス みんなで作る
カナデイアン・リーフ!

「講師、スタッフ、ホストファミリー、寮母が連携して、学生をフルサポート!」

Toddさん(English12講師/生活指導主任/英語科講師のチーム・リーダー):とても優しく物静かな話し方をされますが、実はテコンドーやボクシング等の武道に長け、フィットネス・クラブの顧問でもあります。
Toddさんの受け持たれているEnglish12とは、どのようなコースですか。

「English12は、カナダの高校の必須科目の中で最も難しいと言われる英語のコースです。 Ministry of Educationによって定められた試験もあり、この試験に合格しないと高校は卒業できないので、英語が第二ヶ国語である学生にとっては特に重要なクラスだと言えるでしょう。そのため当校では、学生が自信を持って試験に臨み、合格できるように、様々な戦略とスキルを教えています。
試験にはエッセイも含まれるので、普段からたくさん読書をしておくといいですね。
学校の勉強だけではなく、日々の生活の中でどれだけ英語でコミュニケーションをとっているかも、大きな違いを生みますよ。」

Toddさんは学生の生活指導にもあたっているそうですね。

「はい。多くの学生が親元を離れて生活しているので、ご両親に代わって監督をするのが私の役目です(笑)。規律を乱す学生がいれば、ただちにカウンセリングをして指導をしていますね。例えば、一日でも無断で遅刻や欠席をする学生がいれば、同日中にその学生に話をするようにしています。そして、補習課題を与え、放課後に講師の監視のもとでキャッチアップをさせるのです。このように自分のとった行為に対しての責任を取らせると、ほとんどの学生が生活態度を改めますよ。

また当校の大半の学生がホームステイか学生寮に滞在しているので、学校内だけではなく、滞在先での学生の生活にも注意を払っています。ホストファミリーとは密に連絡をとりあって、連携して学生をケアしていますね。長年にわたって当校の学生を受け入れてきた家庭が多く、信頼できるファミリーばかりです。学生寮も、寮母がいるのできちんと秩序が保たれています。朝はモーニング・コールもありますし、朝食も提供されるので、親御さんも安心だと思いますよ。」

貴校ではE-Reportと呼ばれる成績表も発行されているとか。

「はい。当校では学期ごとに2つのE-Reportを出しています。出欠、遅刻、中間・期末試験の結果、全学科の講師からのコメントなどが全てオンラインで見れる、というものです。寮生には寮からのレポートも出ますよ。
正式なE-Report以外にも、親御さんからのリクエストがあればいつでも、お子さんの様子を記した報告書を出していますので、ご家族も安心できると思います。」


学生寮の様子

男子寮廊下 4人部屋 2人部屋
キッチン TVルーム どの部屋の窓からも
海が見えます。

「高校に必要な英語力がしっかり身につくAPプログラム」

Goさん:18歳。グレード10でBodwellに入学し、現在グレード12の学生。
高校留学にこの学校を選ばれた理由を教えてください。

「僕はスキーやアイスホッケーなどのアウトドアスポーツが好きなので、自然が豊かなカナダの学校で勉強したいと思っていました。
姉もビクトリアに留学をしていたので、カナダに対して安心感もあったんですよね。
Bodwellは、学生の国際色が豊かでカナダらしい学校なのが気に入って選びました。」

GoさんはAPプログラムを含め3年で卒業予定ということですが、3学期制の授業は大変ではないですか。

「最初のうちは結構大変でしたね。授業はどんどん進んでいくので、宿題の他にも、毎日2時間は復習をしていたと思います。でも今はそのペースにも慣れて、きついとは思わなくなりました。留学生でも、与えられた課題を1つ1つきちんとこなしていけば、何とかついていけると思います。」

この学校のどんな所が好きですか。

いろいろな国の人達に出会えることです。僕はこの学校で、違う文化を持つ良い友人がたくさんできました。

プログラムでは、APプログラムが本当に良かったですね。入学当時僕は全くのビギナーだったのですが、APプログラムで鍛えられて、レギュラー・プログラムに必要な英語力が身につきました。APプログラムをとっていなかったら、きっとわけが分からないまま授業が進んでいって、ついていけなくなっていたと思います。先生方も、丁寧に質問に答えてくれる良い先生ばかりです。

それから僕はホームステイをしているのですが、ホストファミリーがとても良い人達で本当にラッキーだったと思っています。」

部活動は何をされていますか。

「僕はクロスカントリー部に入って、本格的に活動をしています。毎週他校とのレースがあるので勉強との両立は大変ですが、とてもいいリフレッシュになります。部活動はキャンパスライフの一部という感じですね。」

来春卒業予定だそうですが、進学はどの様にお考えですか。

「卒業後は帰国子女枠での入学を希望しています。出来れば、国際救急の仕事に携われればと考えています。


<取材後記>

海と山に囲まれた美しい街ノースバンクーバー。その海を見渡す閑静な一郭に、Bodwell High Schoolは広いキャンパスを構え、海外からのたくさんの学生を迎え入れています。
取材に訪れたこの日は爽やかな秋晴れで、カフェテリアや寮の窓から広がる青い海と空の広がりが気持ちよく、こんな環境で学べる学生達は幸せだな、と思いました。
キャンパス内はどこも清潔で、私立ならではの充実の設備。スタッフや講師陣の目が隅々にまで行き届いているように感じられました。

独自の3学期制とAPプログラム、大学入試に関する知識が豊富な日本人カウンセラー、生活指導のスタッフやE-Report・・・Bodwellには親を安心させてくれる材料が揃っています。

他文化や価値観を受け入れ尊重するという、学校のモットーにも共感できました。子供達はクラスメートとの交流を通して国際社会への理解を深め、広い視野を養えることでしょう。

カナダでの高校留学をお考えの方に、ぜひおすすめしたい学校です。

レポート Jpcanda.com取材班(Nicky)
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