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2011.09.09

King George International College (KGIC) - Surrey

「公園の街サレーで、楽しいジュニア&親子留学!」
カナダ国内に8校のキャンパスを展開する私立語学学校King George International College(以下KGIC)。今回はその第一校である、サレー・キャンパスのジュニア・プログラムに焦点をあててみました。需要が高まる一方の高校進学コースを初め、親子留学、そしてサマー・プログラムなど、充実の選択肢を誇ります。

「海外生活体験、英語力向上、公立校進学・・・様々な目的に応じられるジュニアESLプログラム。」

Corrieさん(ディレクター):バンクーバー出身のフレンドリーなCorrieさんは、日本とニュージーランドで英語を教えた経歴をお持ちです。「ジュニア・プログラムの生徒達は、公立校に進学してからも、ずっとKGICの生徒です!」と、卒業生へのケアも忘れません。
KGICのジュニアESLプログラムとはどんなプログラムですか。

「ジュニアESLは、13歳から18歳までの学生を対象としたプログラムで、一年を通して開講されています。一年近くの長期で受講する学生から、学校を休学してくる学生、夏休みを利用して来る学生、高校を卒業したばかりの学生と、いろいろなタイプの学生がいますね。英語力の向上はもちろんのこと、、海外生活体験や異文化体験の場としても多くの学生が参加しています。

また、カナダの中学校やハイスクールに入学することを目的に、このプログラムをブリッジ・プログラム(中学・高校入学準備プログラム)として取られる学生も多いです。当校はサレー近郊の学校と提携を結んでいるので、申し込み手続きなど、進学のためのいろいろなサポートが受けられます。ジュニア・プログラムを受講される約50%の日本人学生がハイスクールに進学していますね。毎年その数は増え続けています。そのため当校のジュニアESLには通常のESLに加え、カナダの公立校で学習する文学や地理、歴史などの科目を英語で学ぶレッスンが組み込まれています。進学しない学生にとっても面白いカリキュラムですね。

その他、KGICのジュニア・プログラムは日本の通信制高校とも提携を結んでおり、当校で英語を学びながら日本の高校卒業資格を取得する、高校留学プログラムも提供しています。(詳しくは下記お問い合わせフォームよりお問い合わせください。)」

ジュニアESLのクラス分けはどのようにされていますか。また、国籍のバランスは?

「クラスは学生の英語力に応じてレベル分けをしています。ですからクラス内の年齢は13歳から18歳までミックスされていますね。国際色は豊かで、今月は韓国、日本、台湾、メキシコ、ブラジル、中近東などからの学生が来ています。」

各学生の弱点や、克服のためのアドバイスを記した成績表も出るそうですね。

「はい。毎週のテストの点数をもとにプログレス・リポート・カード(成績表)をつくり、学生に渡しています。親御さんはこのプログレス・リポート・カードが大好きなので(笑)、リクエストがあればこれを学校から直接親御さんに送り、子供達の上達度を報告することもできるんですよ。

子供達の年齢が若いので、親御さんがお子さんの学習態度や上達度などを気になさるのは当然のことです。ここでは私達が子供達の親代わりですから、授業に集中できない学生や悩みのある学生がいれば、講師はただちに私達スタッフに報告をし、すぐにカウンセリングなどで学生をサポートしているんですよ。講師、スタッフ、保護者間のコミュニケーションを密に保ち、連携して学生の1人1人を大切にケアしています。」

ハイスクールに入学するための条件などはありますか。

カナダのハイスクールに入学するには、TOEFLやTOEICのスコアは必要ありません。カナダは移民国なので、外国からの学生を受け入れる態勢は整っていると言えるでしょう。移民の学生を専門に教える講師がいたり、学校によってはESLクラスがあったりもします。ただ、授業についていけるだけの英語力は必要なので、当校では最低3ヶ月はKGICのブリッジ・プログラムを取ることをおすすめしています。当校で学んでからハイスクールに進学した学生は皆、「受けておいてよかった。KGICで勉強しておかなかったらきっとハイスクールでは何も分からなかった」と言っていますね。」

サマー・プログラムについても教えてください。

「はい。こちらはESLクラスにアクティビティーをふんだんに盛り込んだ、8歳から15歳向けの夏季プログラムです。クラスで学んだ英語を実際に外で使い、楽しみながら生きた英語に触れるという経験ができます。カナダ人の子供達と触れ合う機会もありますよ。グローバル・リーダーを育てる事を目標としていて、様々なプロジェクトを通して英語ばかりではなく、リーダーシップやチームワーク、コミュニケーション・スキルや自信を養います。最終日はプレゼンテーションを行い、成績表やサーティフィケートも発行されるので、楽しいだけではなく、勉強もしっかりするプログラムですね。

ほとんどの子供達が親同伴でカナダに来ますが、子供が1人で来ても大丈夫です。空港出迎えからホームステイ、授業やカウンセリングまでトータルでフル・サポートをしますので、安心してお任せください。日本語を話すスタッフが、子供達の様子を写真に収めKGICのブログに載せているので、親御さんは自国から、お子さんの毎日の様子を知ることができます。」

最近では親子留学も人気があるそうですね。

「はい。お子さんがジュニア・プログラムで学ぶ間に、お母様が大人向けESLを受講されるケースが増えています。おばあ様も一緒に、家族三代で学ばれているケースもありますよ。通学もホームステイ先も一緒なので、安心ですね。当校では留学生を家族の一員のように扱ってくれる、フレンドリーなホストファミリーばかりを厳選しています。」

ホームステイの他に、学生寮もあるとか。

「はい。キャンパスから徒歩10分以内の距離に、学生寮を完備しています。改装済みの清潔な建物で、バスルームもじゅうたんも新品です。トイレ&バス付の1人部屋と2人部屋とがあり、キッチンは共有スペースになっています。18歳以上の方が原則となっているので子供だけのステイはできませんが、冷蔵庫とオーブンのついたユニットもあるので、親子留学をされる方のステイ先としてもご利用いただけますよ。」


学校の様子

緑豊かな街サレー。公園が多いことで
知られる、バンクーバー郊外の
新興住宅地です。
学校外観 学校入り口
レセプション 教室のドアにも学校ロゴが。 学校の前でみんなでポーズ!

「アカデミック・コンテンツが特徴の、ジュニアESLプログラム。」

Mariaさん(ジュニアESLプログラム講師):子供やティーンネイジャーに英語を教えるのが大好き、と語るMariaさん。学生とはオープン・コミュニケーションを持ち、何でも意見を言えるような環境を作ることを心掛けているそうです。
ジュニアESLプログラムの授業内容を教えてください。

「はい。このプログラムでは1日を4つのクラスに分け、最初のクラスで文法、2番目のクラスで読み/書き、3番目のクラスでリスニング/スピーキング&発音、4番目のクラスでは算数や理科、地理、歴史などのアカデミック・コンテンツを学びます。アカデミック・コンテンツは、2週間おきに違う科目をトピックにしています。例えば今週のトピックは文学なので、ロミオとジュリエットにフォーカスを当てて授業を進めています。シェイクスピアの難しいオリジナル版ではなく、ジュニア用に簡潔化されたものを語彙を学びながら読んでいくのです。来週の理科のトピックでは太陽系について学ぶ予定です。

アカデミック・コンテンツは全てカナダのハイスクールのカリキュラムに沿った内容になっていますが、日本の学校で学んですでに知っていることを英語で学び返すだけなので、難しいことはありません。算数にしても、『方程式』などの専門用語を学んでおくことで、ハイスクールの授業についていきやすくなるのです。英語がわからないまま直接ハイスクールに入学するのではなく、入学前の準備として当校のジュニアESLでワンクッションを置くことで、カルチャーショックやホームシックなどにもかかりにくくなると思いますよ。

大人と子供を教えるのには、どのような違いがありますか。

「ティーンネイジャーは好奇心が旺盛で独創的で、大人の様な既成観念がなくオープンなので、私がびっくりするような質問をしてきたりしますね。構成されたプログラムに沿って学んでいくのを得意とする大人とは、学び方が全く違います。ですから常に彼らの好奇心をあおるようなチャレンジングな問題を出して、様々な視点での会話をさせています。

例えば『カナダ人はどんなルックスだと思う?』と尋ねると、学生達はたいてい、『ブロンドで青い目の白人』と答えます。
そこで私は、『それは違うわね。私にはあなた達もカナダ人に見えるもの。』と答え、そこから、カナダはいろいろなバックグラウンドを持つ人種が共存している多文化国家なのだ、ということを話していきます。国籍の異なる学生とこういった社会的な対話をすることは、とても大切なことですからね。」

ティーンネイジャーを教える上で大変なことはありますか。

「学生の中には、いろいろな悩みを抱えて来ている学生もいれば、カルチャーショックが大きくてクラスに馴染めない学生や、特別な学習障害のある学生もいます。それぞれに全く違うバックグラウンドを持つ彼らを理解し、1人1人に適した学習スタイルに導くまでが一番難しいですね。

ですがいったんクラスに馴染めば、彼らはエネルギーに満ち溢れ、どんどん英語を吸収します。若い人たちは私達が思っている以上に賢く、いろんなことを知っていますね。私なんか、コンピューター関係のことなど、彼らから教わることも多々あるんですよ。それに、自国の政治問題や教育制度などについてもきちんと理解し、話をすることができます。みんな生き生きと意見を述べていますよ。」


学校の様子

ジュニアESLの授業風景 親子留学が人気です! 左からMaria先生、Shin君(15歳)、Hanaさん(13歳)、Shuさん(17歳)。
兄弟3人でジュニアESLを受講中!
コンピューター・ルーム ラウンジ アクティビティー・ボード

「兄弟で一緒にジュニア留学!」

Shuさん:17歳。ジュニアESLプログラムを受講中。
カナダでのジュニア留学を決められた理由は?

「僕は韓国のインターナショナル・スクールに通っているのですが、先生がカナダ出身で、この国の話をいろいろ聞いているうちに、夏休みをボーっと過ごすよりは有効に使いたいなと思うようになって、自分の意思でジュニア留学を決めました。アメリカとカナダのどちらがいいかと両親に聞かれて、安全で英語の発音がきれいなカナダを選びました。

この学校のジュニア・プログラムは、15歳の弟と13歳の妹と3人で受講しています。カナダには僕達三人だけで来ました。英語をしっかり学ぶためにあえて兄弟全員違う家庭でホームステイをしながら学校に通っています。ホストファミリーはフレンドリーで、会話の時間をいっぱい作ってくれます。」

クラスの様子を教えてください。

「普段は、教科書と先生の用意したワークシートを使った授業とゲームをしています。エッセイの課題も毎週あります。水曜日はフィールドトリップの日(夏季/冬季限定)で、美術館とか科学館とか、ほとんどの観光名所に行ってますね。ジュニア・プログラムの生徒は全員一緒に出かけるのですが、みんな仲が良いので楽しいです。台湾、中国、パレスチナ、スペインなど、いろんな国籍の友達がたくさんできました。


「抜群の表現力をつける、パワースピーキング&モダンメディア・プログラム」

Miyukiさん(日本人カウンセラー):普段はKGICロブソン・キャンパスに勤務されていますが、サレー・キャンパスの学生さんのこともしっかりケアされているので、安心です。
大人向けのプログラムでおすすめのものは?

「私はパワースピーキング&モダンメディア(以下PMM)をおすすめします。スピーキング力の向上を目指し、プレゼンテーション力を磨くプログラムです。毎週行うプレゼンテーションをビデオ撮影し、発音や文法の間違い、ジェスチャーやボディーランゲージ等を自分で客観的にチェックしていき、効果的なプレゼンテーション・テクニックを学びます。モダンメディアについても学んでいくので、興味のある方にはとても面白いと思いますよ。
他のキャンパスでは8週間のプログラムになっていますが、サレー校のみ、カリキュラムを凝縮した4週間プログラムで開講しています。また、KGICはOPICの公式テスト・センターに指定されているので、PMMを受講すればOpicスピーキング・テストを一回無料で受験することもできるんですよ。
PMMはKGICの一番人気プログラムで、どのキャンパスにもウェイティング・リストがあるほどです。英語講師を目指す方も、これから仕事を探す方も、自分の英語に自信を持つためにとっていただきたいプログラムですね。」


学校の様子

緑色が基調の学校内廊下 大人向けの一般ESLも
受講できます。
休憩時間やランチ・タイムは
ここで。

「インターンシップまで経験できる、ビジネス・イングリッシュ・プログラム」

Sachiさん:ビジネス・イングリッシュを受講中。
SachiさんはKGICのロブソン・キャンパスにも通われていたそうですが、サレー・キャンパスのビジネス・イングリッシュを受講しようと思われたのはなぜですか。

「はい。私は初めロブソン・キャンパスでESLとパワースピーキング(PMM)を受講していたのですが、もっと勉強に集中するために環境を変えたいと思い、サレーに引っ越してきました。サレーはバンクーバー市内に比べてとても静かですね。

日本にいた時から英語を使った仕事がしたいと思っていたのですが、具体的な職種は決めていなかったので、とりあえずどの方面でも役立つビジネス・イングリッシュをとって進路を絞っていければいいな、と思ってこのプログラムを受講しました。」

ビジネス・イングリッシュ・プログラムではどんなことを学んでいますか。

「履歴書の作り方やカバーレターの書き方から始まって、今は面接の練習をしています。教科書に沿って勉強していくのですが、リーディングやリスニングもビジネスに関する内容のものなので、ビジネス専門用語がたくさん学べます。最近ではアメリカの経済問題の記事を読みました。バジェットについて学んだり、クレジットカードとデビカードの違いを習ったりと、難しいですが為になることばかりです。先生は自分でお店を持たれたこともあって経験豊富なので、すごく良いですよ。

ビジネス・イングリッシュは合計3ヶ月のプログラムで、最後の1ヶ月がインターンシップ(無給)期間になっています。インターン先はホテルや旅行代理店などのホスピタリティー系を希望していますが、希望が通るか通らないかは最初の2ヶ月でどれだけ私の英語力がアップするかにかかっているので、がんばりたいと思います。」

この学校のどんな所が気に入っていますか。

「ESLはスキルごとに違うレベルのクラスで学べるのが良いですね。専門コースもたくさん揃っています。PMMはコミュニケーションに重きを置いたクラスでプレゼンテーションが何度もあるので、スピーキングがとても伸びました。私は人前で話すことが大嫌いだったのですが、おかげでだいぶ克服できたと思います。」


「基礎からしっかり学べるESL」

Tokiharuさん:ESL受講中。
カナダへの留学を決められたきっかけや、この学校を選ばれた理由を教えてください。

「はい。子供達の健康を考え、家族で環境の良いカナダに引っ越してきました。今は私1人が通学していますが、妻も10年前にこの学校で英語を勉強していたんですよ。サレーはバンクーバーと違って日本人が少ないのが良いところだと思います。」

学校の感想を聞かせてください。

「クラスの雰囲気がとても良いですね。私は初級レベルなのですが、クラスメート達はみんなお互いを理解しようという前向きな姿勢で会話をするので、母国語は違っていても不思議と意思の疎通ができています。私はもともと英語に興味はなかったのですが、この学校に来てクラスメート達と触れ合うことで、みんなを理解したい、自分を理解してもらいたい、という気持ちが生まれ、英語に興味が沸きました。私にとってはそれだけでも大きな成長だと思います。先生方も良いですよ。日本と違って生徒との距離が近く、友達のように気さくにお話をしてくださいます。授業では教材を使って基礎からびっちり学べますね。」


<取材後記>

細かいレベル分けのESLで知られるKGIC。
実は、年々若年化が進む語学留学傾向にいち早く着眼し、開校当初からジュニア・プログラムを提供してきた学校でもあります。
サポート体制の整った子供向けプログラムが複数あり、様々な目的にあわせた語学留学ができます。英語の学習はもちろんのこと、外から日本を見る経験をすることで、国際的な視野を養うこともできるでしょう。
カナダの公立校へ進学するためのブリッジ・コースもあり、長期の留学でも安心です。

そして、「一生の思い出が作れそう」と人気が高まっているのが、親子留学。
親子で一緒にホームステイをしたり、学校の斡旋する学生寮で海外生活をしながら楽しく英語を学べます。日本を飛び出して仲良く留学する活動的な親子が、これからますます増えそうです!

レポート Jpcanda.com取材班(Nicky)
King George International College (KGIC) - Surrey
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