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2011.05.27

Sprott-Shaw Community College

『語学&就職の両面で学生をサポートする、ビジネス専門学校』
100年以上の歴史を持ち、地元の人々からの信頼も厚いビジネス専門学校、Sprott-Shaw Community College。多分野の専門プログラムに対応できる準備プログラムがあり、留学生の受け入れ態勢は万全です。Post Graduation Work Permitの対象校でもあり、コープやインターンシップと合わせて長期の就業経験が積めます。

 ※私立校のPost Graduation Work Permitプログラムは、2012年8月を持って終了しております。

「トレーニングだけでは終わらせない、就職に結びつけるサポートを提供」

Michaelさん(ディレクター):日本、韓国、トルコ、イギリス、スペインなどの海外で英語教育に携わった後、公立/私立のカレッジでプログラム・コーディネーターやディレクターとして活躍。教育界で20年以上もの経歴をお持ちです。
Sprott-Shawと他校との違いは何だと思われますか。

「私はこれまでに何校もの大規模校に勤めてきましたが、Sprott-ShawにはSprott-Shawにしかない、独特のアットホームな雰囲気がありますね。質の高い講師陣や、しっかりとした組織などといった大規模校の恩恵を受けながらも、小さなカレッジの様な居心地の良さがあり、大規模校特有の機械的な雰囲気がありません。学生達も同じ印象を受けているはずだと思いますよ。

Sprott-Shawは、『地元の人々のローカル・キャンパスであり続ける』という考えのもとに運営されています。4〜5校の大きなキャンパスを持つ代わりに、20校の小さなキャンパスを展開し、一つ一つのキャンパスで小さなコミュニティーを形成する、というユニークなアプローチをとっているのもこのためです。例えばこのキャンパスには午前と午後でそれぞれ150名ほどの学生が通っていますが、これは全ての学生の顔と名前を把握できる大きさなんですね。学生へのケアも行き届きますし、学生と講師間との距離の近い、暖かい学習環境を提供できるわけです。」

Post Graduation Work Permitによって学生が受けれるメリットとは何ですか。

「当校の学生は、Post Graduation Work Permitの対象となっている専門プログラムを卒業すると、受講した専門プログラムと同じ期間、カナダ国内で働くことが認められます。
インターンシップやコープとの違いは、学校によるアレンジで仕事が決まるのではなく、ご自身による就職活動で仕事を見つけるという点です。インターンシップやコープのように、学校へレポートを提出する必要もありませんし、仕事探しをする上でとても柔軟性があります。

さらに、インターンシップやコープ・プログラムもPost Graduation Work Permitの対象になっていますので、例えばホスピタリティーとインターンシップがセットになった11ヶ月のプログラムでポスト・グラジュエーション・ワーク・パーミットに申請をすると、講義5ヶ月半+インターンシップ5ヶ月半で、11ヶ月分のワーク・パーミットがもらえるということです。かなりまとまった期間、自由に好きな職場で経験を積むことができますね。

このPost Graduation Work Permitは公立校だけの特権だったのですが、最近になって、数少ない私立校も対象校として認められるようになりました。Post Graduation Work Permitが得られるということは、Sprott-Shawで学ぶメリットの1つであると言えるでしょう。」


※私立校のPost Graduation Work Permitプログラムは、2012年8月を持って終了しております。

貴校では、卒業生の就職活動のサポートに力を入れていると伺いました。

「はい。キャリア・カレッジとしての我々の存在意義は、質の高い職業訓練を提供し、学生を就職に導くことにあります。
いくら学校を卒業してもワーク・ビザがあっても仕事がなければそれまでですから、卒業生の就職活動の援助は私達の大切な任務だと考えています。そこで当校ではグローバル・キャリア・センターという部署を設置し、専門スタッフによる就活サポートを始めました。私の知っている限り、私立のキャリア・カレッジでこの様な専用部署を持つのは当校だけですね。

グローバル・キャリア・センターでは、企業側にも学生側にも無料のサービスを提供しています。現在契約を結んでいる企業は約550社にものぼり、コミュニティーの企業と密接に繋がっています。こちらに寄せられた求人情報を元に、企業側の希望に見合う優れた人材を紹介し、企業からも高い評価を受けています。先月も30名ほどの就職が決まったんですよ。インターンシップやコープも、この広いネットワークの中から実習先を紹介しています。

また当校では、企業側から来た求人情報を学生に紹介するだけではなく、こちらから学生の履歴書を送るなどして、企業側に直接アプローチもしています。そのための履歴書作りやビデオ・レズメ作りも無料です。特に接客業であるトラベルやホスピタリティー業界には、文面だけの履歴書より、ビデオ・レズメで企業側にアピールすることはとても有効的です。そこで当校本社では、インタビューの練習、ボディーランゲージや表情などのアドバイス、仮撮り、調整&修正の全てを行い、学生のベストを引き出したビデオ・レズメを作成しています。あとはe-メールに添付して企業に送るだけです。ぜひ利用していただきたいサービスですね。」


学校の様子

学校はダウンタウンの
ビジネス街に。
深い赤を基調とした校内 クラスルーム

「どの専門プログラムにも対応できるビジネス準備コースで、ビジネスの基礎と英語力をつける!」

Carmenさん(BCM講師):いつもニコニコ穏やかなCarmen先生は人気者。Sprott-Shawのアイドルです。
貴校では、ビジネス準備プログラムとして、3つの英語プログラムを提供されているそうですね。

「はい。まず、中級レベル向けの、パワー・スピーキングがあります。ビジネス専門プログラムを受講する前に英語力のアップが必要な方や、コミュニケーション力をつけたい方におすすめのプログラムです。カナダ文化やビジネス・マナー、ビジネス用語などを学びながら、コミュニケーション・スキルを身につけられます。12週間のディプロマ・プログラムです。

次のステップとして、中上級レベルのBCM(Business Communication Management)があります。9週間の短期集中ビジネス準備プログラムで、このプログラムを受講後は、専門プログラムに進学することができます。

そして3つ目が、医療英語を学べる、12週間のディプロマ・プログラムです。中級程度から受講でき、英語を第一言語としない看護士や薬剤師の方に人気です。解剖学や生理学を学ぶとともに、広範囲にわたる医療用語や異文化理解についてもカバーします。」

それではCarmenさんの担当されているBCMについて、詳しく教えてください。

「はい。もともとこのプログラムは、国際貿易/FITTプログラムのための準備プログラムでしたが、今年に入ってカリキュラムを作り直し、ビジネス、国際貿易/FITT、ホテル、トラベル、ABME(Advanced Business Management and E-Commerce)等、留学生向けのどの専門プログラムにも対応できる準備プログラムに変えました。ビジネスにフォーカスを当てた勉強をしながら英語を上達させるカリキュラムですね。

他校で英語を学ばれてくると、ある程度の英語力があっても専門分野での勉強は難しいことがありますが、BCMでは専門プログラムの講師陣と一緒にカリキュラムを練り、常にコミュニメーションをとりながらクラスを進めるため、ビジネス一般の現場に直結するトレーニングが受けられます。短期でビジネスの基礎を固め、専門分野の勉強に必要な知識と英語力を確実に身につけたい方におすすめのプログラムです。」

2ヶ月でたくさんの分野をカバーされるのですね。

「はい。集中型で欲張りなトレーニング内容になっていますね。9週間のプログラムを2週間ずつ4つのコースに分けて(第一週はオリエンテーション)、『カナディアン・ビジネス英語の基礎』、『プレゼンテーション』、『ビジネス・カルチャー』、『ビジネス・コミュニケーションの基礎』を学んでいきます。いろいろな分野のビジネス専門用語はもちろん、実用的なスピーキング・スキル、交渉の仕方、ミーティングの進め方、ビジネス・レターやリポートの書き方、リサーチの仕方など、どの専門プログラムに進学しても必要なスキルばかりです。グループ・ワークもありますよ。
学生数は10人前後なので、1日5時間たっぷりとスピーキングの練習ができますね。
このプログラムを終了後は、ほとんどの学生が専門プログラムに進学します。」

チャレンジに感じることは?

「このプログラムではスピーキングにたくさんの時間を使うのですが、ノートをとりながら静かに授業を受けるスタイルに慣れている学生が多いので、彼らが恥ずかしさの殻を破って自分の意見を発言できるようになるまで、時間がかかることがありますね。
でもね、最初は発言させるのに苦労するのに、プログラムの終わりの方になると、逆に彼らを黙らせるのに苦労するんですよ(笑)。それだけ生徒達が自分の英語に自信をつけたということなので、嬉しいですね。」


学校の様子

オフィスにはホッケーの写真が
たくさん!いったい誰が・・・

熱狂的なホッケーファンは、
受付のこのお2人でした!
校内の様子

「教科書にはのっていない、現場で必要なスキルも教えます!」

Kenさん(国際貿易/FITT&ビジネス・マネージメント講師):とても聞き取りやすい英語ではっきりゆっくり話してくれるKenさん。企業家としてのご自身の経験を実例として引用した、ユーモアに溢れた授業が人気です。
国際貿易/FITTとはどの様なプログラムですか。

「FITT(Forum for International Trade Training)とは、カナダ政府と貿易産業により認定されたトレーニング・プログラムのことで、 カナダが世界に誇る、非常にクオリティーの高いカリキュラムです。もともとはカナダ人のために開発されたプログラムですが、諸外国でも人気になり、カナダと貿易をしたい人やカナダでビジネスをしたい人によっても広く受講されるようになりました。留学生もこのカテゴリーに入りますね。当校の国際貿易プログラムでは、このFITTのカリキュラムを100%カバーしていますので、プログラム修了後は当校からのディプロマに加え、FITTからのディプロマも取得できます。さらに国際貿易の分野でワーク経験を積めば、CITPと呼ばれる資格称号を受けることもできるんですよ。」

授業ではどんなことが学べますか。

「マーケティング、マネージメント、ファイナンス、法律、ロジスティクス、マーケット・リサーチ、ビジネス・コミュニケーション等、貿易業界で必要な知識は全てカバーします。プロジェクトにも力を入れていて、実際にビジネス・プランを立てる授業もありますよ。
それからリサーチ。例えば日本のある商品をイギリスと韓国のどちらに輸出した方が大きな利益になるか、リサーチをもとに比較をしたりします。こういった実践練習は将来必ず役に立ちますからね。
プログラム修了後には、インターンシップのオプションもあります。」

このプログラムで得た知識は、カナダ国外で、カナダ以外の国との貿易をする際にも使えますか。

「もちろんです。授業にはカナダの法律なども含まれますが、プログラムの大半が世界共通の貿易スキルです。僕自身、それをとても意識して教えていますね。ヨーロッパとアジアと北米の違いも教えています。国によって昔からのやり方を変えずに続けている所と、最新のシステムを取り入れている所があるので、違いを理解することはとても大切です。

それから授業では、教科書には出てこない様々な状況を想定して、「こういう状況ではこんな解決策があるよ。」と、僕の個人的な経験を例に出して教えています。僕自身はその状況に置かれた時どうして良いか分からなくて困ったけど、生徒達がそういう場面に遭遇したら僕の経験を使って切り抜けて欲しい。僕の経験がいつか生徒達の役に立てばいいなと思っています。この学校ではとても良い教材を使っていますが、教材から全てを学ぶことはできません。どんなに知識があっても、実践して経験して初めて学ぶことがたくさんあるので、僕は講師としてそういった部分も教えていきたいですね。クラスも面白くなるしね!」

ビジネス・マネージメント・プログラムではどんなことが学べますか。

「マーケティング・リサーチ、セールス戦略、マネージメント、リーダーシップのとり方、交渉の仕方などを幅広くカバーします。それからこれを言うと生徒達の顔はいつも恐怖で凍りつくんですが(笑)、プレゼンテーションもたくさんします。自分でリサーチをし、隅々まで詳細を理解した上でその話をまとめるという作業は、とても実践的で身につくものです。それが証拠に、プレゼンテーションで話したことは、何年たっても覚えているでしょう?『自分の職場はプレゼンテーションが必要な環境ではない。』と言う学生がたまにいますが、プレゼンテーションというのは、人への話し方を学ぶもの。これは、どこで働いてもどんな環境でも役立つスキルです。
教科書で学んだ知識はすぐに忘れてしまうものなので、知識だけではなく、スキルを身につけることが重要ですね。」

ビジネス・マネージメント・プログラムの受講生の国籍は?

「このキャンパスには留学生が多く、全体の半数から4分の3の学生が留学生です。今のビジネス・マネージメントのクラスには、フレンチ・スイス、メキシコ、カナダ、中国、台湾、日本、韓国、インドからの学生がいて、とても国際的で楽しいですよ。留学生には学びやすい環境だと思います。」

読者にメッセージをどうぞ。

「この学校ではスタッフと講師間の連結がしっかりしていて、学生のサポートに全力を注いでいます。講師が真剣に学生一人一人のことを思いやっているので、その思いは学生にも伝わっていて、この学校の講師と学生は本当に仲がいいですね。卒業生はしょっちゅう遊びに来ています。彼らがここで学んだ知識とスキルを駆使して働いている様子を聞くのは、本当に嬉しいものですね。この仕事をやってて良かったと思います。」


学校の様子

医療英語のクラスのみなさん 何でも相談できる、ベテラン・
スタッフのTakakoさん
求人情報でいっぱいのボード

「先生とクラスメートに支えられて、積極的に話せるようになりました!」

Honokaさん:パワー・スピーキング受講中。
Honokaさんはとてもシャイだったのを、このプログラムで克服されたそうですね。

「そうなんです。大学では英語を専攻しているんですが、会話に全く自信がなくて、初めはぜんぜん喋れませんでした。クラスメート達が上手に喋るのを見て圧倒されて、全く発言できなくなってしまって。。。でもこのクラスはとても団結力があって、みんなが協力し合って学んでいるので、クラスメートに助けられながら少しずつ話せるようになっていきました。クラスメート達が目標になって、『自分もああなりたい!絶対なる!』と頑張っています。先生もいつもサポートしてくれていて、発言する度に褒めてくれるので、それでずいぶん自信がつきました。

今は、文法が間違ってても気にせずに、とにかく話すようにしています。積極的にコミュニケーションが取れるようになれたので、このプログラムを受講して本当に良かったですね。」

授業ではどんなことをしますか。

「午前中は文法とリーディングが中心で、午後は主に発音やディスカッションをすることが多いです。『携帯電話は本当に必要か』とか、『中学や高校で制服を着る意味について』等、毎日全く違うトピックについて話すので、ぜんぜん飽きないですね。特にビジネスの話題が多く、ビジネス用語をたくさん学べます。ロールプレイで面接の練習もしました。

先生が明るくてとても話し上手なので、先生の話に引き込まれて、リスニング力も鍛えられていると思います。ジョークを交えながら授業を進めてくれるので、いつも笑いの絶えないクラスです。

専門プログラムに進まれるご予定は?

「はい。この後にBCMをとってさらに英語力を高めてから、国際貿易/FITTをとるつもりです。
将来は航空会社に就職できたらいいなと思っています。」


「BCMで学んだビジネスの基礎が、専門プログラムで役立っています。」

Masashiさん:ビジネス・マネージメントを受講中。
ビジネス・マネージメントを受講するに至った経緯を教えてください。

「はい。この学校はエージェントに進められました。ビジネスを学びたくて来たのですが、英語は全くのビギナーだったので、初めににこの学校のESL(現在のパワー・スピーキング・プログラム)で6ヶ月間勉強し、その後BCMを2ヶ月間受講しました。今はビジネス・マネージメントに入り、この学校に来てトータルで10ヶ月になります。僕の場合は日本でガッツリ勉強をして来た人達のように、『自分の英語が通用しない!』といったギャップに苦しむことはありませんでした。通じなくて当然と思っていたので、あまり凹んだりすることはなかったですね。」

BCMはいかがでしたか。

「BCMは役に立ちましたね〜。とっていなかったら、今のビジネス・マネージメント・プログラムは無理だったと思います。
ビジネス専門用語やプレゼンテーション、国際貿易の基礎など、普通のESLでは学べないことを学べました。『貿易をするとしたら何をどの国に売るか』といった内容のレポートを書いたりもしましたよ。かなり本格的でした。」

ビジネス・マネージメントのクラスではどんなことを学ばれていますか。

「今は、『会社を経営するにあたって必要なものとは何か』を習っています。厚さ2センチほどの教科書を2週間で終わらせるんですが、先生がまとめのプリントを作ってきてくれて、分かりやすく説明してくれます。授業内容はリサーチやプロジェクト、プレゼンテーションが多いですね。昨日は『損益分岐点』についてのプレゼンテーションがありました。グループ・ワークだったので各自自分の担当パーツを調べてきて、4日間でそれを1つの形にまとめ、最後にパワーポイントを使って発表しました。カナダィアンと組むと英語力が違うので大変ですが、勉強になりますね。

今後の目標や夢は?

「まずは英語を完璧に話せるようにしたいです。
それから、ビジネス・マネージメントが終わったら貿易関係のことも勉強して、その分野でインターンシップをしようか、とも思っています。その後はポスグラをとって・・・と、長いスタンスで考えてますね。」


※上記記事内にある、私立校のPost Graduation Work Permitプログラムは、2012年8月を持って終了しております。  法律の改定もございますので、最新の情報など下記までお気軽にご相談下さい。


<取材後記>

大規模校でありながら、アットホームな雰囲気のSprott-Shaw Community College。
一つ一つのキャンパスを小さく保つことで学生と講師間の距離を縮め、講師陣とスタッフ間のネットワークを大切にすることで、学生へのケアを行き渡らせています。
受付スタッフも全学生の名前を把握し、普段から良く話しかけている様子。学生、スタッフ、講師皆仲が良いので、大きなカレッジで留学生が抱きがちな疎外感も、この学校では感じられないように思いました。

短期間で資格取得ができるようにプログラムが組まれているのも魅力です。
<パワースピーキング3ヶ月+BCM2ヶ月+国際貿易6ヶ月+インターンシップ=1年>といったように、一年で英語やビジネスの基礎から、専門分野のディプロマや資格が取得でき、インターンシップまで経験できます。
Post Graduation Work Permitもとれるようになり、さらに長期の就業経験が積めるようになりました。
卒業後の就職活動サポートが無料で受けれるのもうれしいですね。

1〜2年の留学期間を、最大限に有効に使える学校です。

レポート Jpcanda.com取材班(Nicky)
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