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2010.05.21

inlingua Vancouver

『スピーキングの専門校』
世界最大規模の教育団体であり、独自の学習法とその効果の高さで世界中に名の知れているインリングア。その中でもバンクーバー校はフレンドリーな校風を持ち、授業中は教科書を使わないことを徹底し、会話に専念出来るプログラムを提供しています。

「インリングア・メソッドなら、スピーキングが確実に上達します。」

Chrisさん(Director of Studies):インリングアで7年教師として働いた後、Directorに就任。
インリングア・メソッド(インリングア独自の教授法)について教えてください。

「はい。インリングア・メソッドとは、1968年にスイスのベルンで開発された語学教授法で、現在世界44カ国に350箇所以上の学校を展開しています。会話力を向上させることを重要視して開発されており、授業中はできるだけ教材を使わずに、教師と生徒のコミュニケーションから学んでいくのが特徴です。教材は予習復習のために使われ、授業中はスピーキングの練習のみに専念します。この教授法の柱となっているのが、Drilling(練習)、Chaining(連続)、Weaving(組み入れる、導入する)で、授業はこれらの柱をもとに、3ステップに分けて進められます。その日のテーマとなる基本構文の説明から始まり、その使い方の練習として、スラスラと自然に使える様になるまで何度も繰り返し訓練し、そして最後に基本構文を応用し、自分で新しい文章を作り出すという流れです。この3ステップを踏む事で、構文を1つ1つマスターしていきます。とても効果的なメソッドで、スピーキングは確実に上達します。」

どの様な学校作りを心掛けていますか。

「英語を楽しく学べる環境を作るというのが一番ですね。教師を雇う際には、学歴や経験ももちろんですが、明るく親しみやすく、楽しい授業のできる人を選んでいます。スタッフのサービスやサポートの質にもこだわっています。生徒が打ち解けやすい場を作るのがとても大切だと考えています。」


「スピーキングが苦手な人でも、英語で話したくなる環境です。」

Sayakaさん(Marketing Director - Japan): メキシコに留学した経験があり、スペイン語も話せるSayakaさん。親切で、とても丁寧な対応をしてくれます。
ESLプログラムについて教えてください。

「フルタイム・プログラムには、1日6時間のStar English Program(SE)と、1日4.5時間のIntensive Program(IP1)があります。どちらも午前中はスピーキング強化のクラスで、午後は選択科目から各自のニーズに見合ったクラスを選んでいただく形をとっています。午前のみや、午後のみのパートタイム・プログラムもあります。

当校のESLプログラムは、完璧な英語を話すことよりも、コミュニケーション能力を身につけることを目的としたプログラムです。ニュアンスを含めて、自分の言いたい事を相手に伝え、相手の言っている事を理解する力を養います。どのクラスもスピーキングに重点を置いたカリキュラムになっていて、例えば午後の選択科目の1つである文法のクラスも、日本の様な文法問題を解いていくクラスではなくて、あくまでも話せる様になる為の文法の授業です。会話をする際に表現力を豊かにする熟語や、言い回し等を学び、実生活に使えるようにします。リスニングも聞き取ったことを空欄に書き埋めていく形式ではなく、リスニング教材から学んだ表現方法を実際に授業の中で使用し、練習するといった感じです。

日本で文法を学んでくると、頭で文法を組み立てて正しく話そうとするあまり、言葉がスムーズに出てこないことがありますよね。英語を楽しく話せる様になることを目的とした当校のスピーキングクラスは、そういった方にとても役立つと思います。」

ESLプログラムの他には、どんなプログラムがありますか?

「Study&Workプログラムとして、Co-opプログラム、有給と無給のプロフェッショナル・インターンシップ(企業研修)の3つのプログラムをご用意しております。プロフェッショナル・インターンシップは、オフィスワークがメインになり、日本での1年以上の社会経験とある程度の英語力が必要になります。Co-opプログラム(有給)は、大学を卒業されて間もない方や、仕事経験のない方でもお申し込みいただけます。こちらの方は、お土産やさんや喫茶店、レストラン等での仕事になります。

新しくIELTSプログラムも開講しました。IELTSは大学進学や移民に申し込む際によく使われる英語力判断テストなので、そういった目的のある方にお勧めのプログラムです。

ファーム・ステイプログラムはヨーロッパ人、特にスイス人にとても人気のあるプログラムです。」

Online Learningとはどんなプログラムですか。

「インリングア本校で開発されたソフトウエアで、家に居ながらにして、文法、リーディング、ライティングを学べる、コンピューター・ベースのプログラムです。インターネットがあればいつでもどこでも、自分のペースで勉強できます。お申し込み期間中は1日8時間毎日でも使えますし、1日2時間を週に3回でもいいのです。当校の教師が生徒さんの解く練習問題をモニタリングをしながら、各生徒さんの苦手な所をチェックし、メールでやり取りしながら、一人一人のニーズに沿った課題を与えていきます。エッセイも添削します。

このプログラムは、午後の選択科目の1つですので、フルタイム・プログラムの受講が難しいワーキングホリデーの方にお勧めです。午後の選択科目にOnline Learningを受講していただくと、午前中だけ学校で授業を受け、午後の授業の分は、自宅で夜時間のあるときに勉強できます。また、授業の一環としてではなく、当校入学前や卒業後に単独で受講していただくこともできますし、日本からの受講も可能です。

生徒の国籍は?

「ブラジル、メキシコ、サウジアラビア、韓国、コロンビア、日本、台湾、スイス、ドイツ、スペインなど、国籍豊かです。インリングアの知名度が高いヨーロッパからは、多くの生徒さんがいらっしゃいます。」

厳しいイングリッシュ・オンリー・ポリシーがあるそうですね。

「はい。校内で英語以外の言葉を話した生徒さんにはぺナルティーを課しています。1日から1週間の停学や退学まで伴う、厳しいルールです。ですが当校では、無理やり英語で話させる環境ではなくて、生徒さんが進んで英語を話したくなる環境作りがとても大切だと考えています。そのためにアクティビティーにはとても力を入れています。アクティビティーへの参加率はとても高く、通常少なくとも20-30名、多い時ですと全校生徒が参加しています。他のクラスの友達もできますし、先生の参加も多いのでカジュアルな英語の練習にもなりますね。先生はお昼休みも生徒さんと一緒に食事をするので、楽しく話す機会がたくさんあります。」


学校の様子

ガスタウン・キャンパス 清潔な校内 オレンジにライトアップされた階段
まるでモデル・ルームの様なおしゃれなレセプション 洗練された独自の教材 広いラウンジ


「コミュニケーション能力がついていくのを実感できます。」

Tomoakiさん(写真上 以下T):フルタイム・プログラムを受講中。この学校を気に入られ、受講期間を延長されました。
Lisaさん(写真下 以下L):フルタイム・プログラムを受講中。6ヶ月間みっちり勉強をしたい、と現在3ヶ月目。
バンクーバー留学を決めた理由と、この学校を選ばれた理由を教えてください。

T「僕は日本でシステム・エンジニアをしていますが、仕事で英語を使う機会が多いんです。今から10年後20年後はますます英語が必要になってくると思うので、今のうちにしっかり勉強しておきたくて、留学を決めました。学校は、フレンドリーでスピーキング中心のクラスと、幅広い年代の生徒が来ているという点が気に入ってここを選びました。」

L「私は旅行が大好きなので、いろいろな国の文化を知ったり、その国の人達とコミュニケーションをとるために英語を勉強したくて留学を決めました。専門分野ではなく、日常生活に必要な会話ができるようになりたいので、スピーキング中心のこの学校を選びました。」

実際に勉強されてみていかがですか?

T「話す機会がとても多いので、最初のうちは大変でした。構文を見る限りでは簡単そうでも、実際にそれを使いこなす事はなかなかできなくて、難しさを実感しました。日本で勉強しただけではリスニング力もほとんどない、ということにも気付きましたね。テンポも速いし!」

L「私も最初は先生の言っている事が何も聞き取れなくて、泣きそうになりました。でも先生方はとても優しくて聞き取りやすいようにはっきり話してくれるし、イントネーションも丁寧に教えてくれます。堅苦しいクラスじゃなくて、リラックスした雰囲気だし、先生方も面白いので授業はとても楽しいです。」

授業ではどんなことをしますか。

T「まずその日のテーマとなる構文の説明を受けて、次にその構文を、状況や場面をちょっとずつ変えて想定して、何度も練習します。例えば今日のテーマが現在完了だとすると、初めに先生が現在完了の仕組みを説明をして、生徒にそれを実際に何度も使わせて、体に染み込ませていく様な感じですね。全く文法をしないわけではなくて、理解させた上で、それを会話に応用していきます。教科書を使った勉強は予習と復習のみで、授業ではひたすらスピーキングの実践、といった感じです。この形の授業はすごく力がつくと思います。」

L「その日に習った事はその日のうちに使えるようにする、という教え方なので、授業が終わる頃には、自分の言葉で構文を新しい文章にして、実生活で使えるようになっています。」

予習、復習、宿題は大変ですか?

T「大変ではないですが、絶対に必要です!予習していかないと授業についていけません。今のクラスでは辞書を使っちゃいけないルールがあるし、もちろん学校内では英語しか話せないので、前日に解らない言葉を辞書でチェックしておかないと、次の日に響きます。宿題も多くはないけど毎日でます。今日学んだ事が理解できているかどうか、テスト形式に教科書の文法問題を解きます。復習になるのでいいですよ。次の日の朝に答え合わせをします。」

今までで印象に残っている授業は?

L「私はここの先生方はみんな好きなんですけど、その中でもトロイ先生の話は本当に面白くて、その先生の授業が大好きです。教科書にのっていないことでも、これは良く使えるから覚えておいた方がいいよ、っていろんな言い回しを教えてくれます。教科書以外の単語も増えるし、とにかく面白い先生です。

現在、Salimeh先生のセミプライベート・クラスを取っているんですけど、最高人数6名までなので質問しやすく分かりやすいです。午前のクラスで分からなかった事を教えてもらったり、何かリクエストをすれば、それに応じて1か月のカリキュラムを立ててくれたりします。座って授業を受けるんじゃなく、立ってみんなでわいわいする授業なのですごく楽しい。ゲームをしながらいつの間にか習った事が身についている感じです。」

T「ILT(Interactive Listening Tech)も面白いですよ。字幕付の映画を見て内容について話し合ってみたり、Youtube等を見て出て来る単語を習ったり、ヒアリングや発音の練習をしたりします。ワーキングホリデーの人に人気のEnglish For Workもすごく為になりました。電話のかけ方、面接の受け方、クレームの対応、高いチップがもらえるカスタマー・サービス等が学べます。」

この学校のどんな所が好きですか。

T「学校全体がすごくフレンドリーだし、授業中も含め、学校にいる間はずっと会話の時間なので、友達が自然にできる環境なのがいいですね。友達の輪がどんどん広がっていって、気がついたら学校の8割の人と友達になっていました。いつもみんなで遊んでます。」

L「私もこの学校の明るい雰囲気が好きです。先生がフレンドリーで、生徒同士もとても仲がいいので、楽しく英語を学びたい人にはインリングアは絶対良いと思います。」


学校の様子

楽しい授業で会話も弾みます 授業の様子 コンピューター・ルーム
卒業証書を手に嬉しそう ランチ・ルーム 友達がたくさんできる学校

「英語を話す楽しみを知って欲しい。」

Salimehさん(ESL教師): フルタイム・プログラムの2Bレベルを担当。今まで働いた学校の中で、インリングアが一番のお気に入りだそうです。
他校とインリングアの授業の違いは?

「最も大きな違いは、授業中の生徒の発言の量です。インリングアでは、いかに生徒を喋らせるかがポイントであり、講義中心の授業ではありません。インリングア・メソッドを基に開発された独自の教材がありますが、宿題と予習復習で使う物であり、授業ではひたすら話していただきます。ペアやグループを組んで生徒同士の会話を多くもたせ、教師は生徒の話を注意深く聞き、間違いを訂正する役に徹します。

それから、私の授業では、体を動かすアクティブなゲームをよく取り入れています。スピード感のあるゲームで、習った構文を何度も何度も繰り返して身に付ける為です。3時間も座ってるだけの授業なんてつまらないでしょ?私は楽しい授業を通して、生徒に英語を話す楽しみを知って欲しいと思っています。授業が楽しくて生徒がHappyなら、学んだ事はしっかりと身に付くはずです。」

生徒の間違いは訂正しますか。

「はい。レベルとクラスにもよりますが、生徒の会話の中の間違った文法は、話し終わってから訂正しています。特にAccuracy(正確さ・的確さ)のクラスでは、小さな間違いでも直すようにしています。逆にFluency(流暢さ)のクラスでは、細かなミスにはこだわらず、自分の話したい事をいかに表現して相手に伝えられるかに重点を置いています。中級レベルぐらいになると、ミスはなるべく訂正しますね。癖になる前に直しておいた方がいいからです。それから、生徒同士でもお互いのミスを指摘し合う様に勧めています。受身で教師に直されるより、自分達で直し合う方が、相手の話を聞く力を身に付けられます。こうやって授業に積極的に参加することで、生徒自身も授業を一緒に作り上げているのです。」

スピーキング中心のクラスということですが、学期末のテスト等はどの様な形になりますか?

「学期末のテストもありますが、特にプレゼンテーションに力を入れています。1ヶ月で学んだ表現方法を使って自分の選んだトピックを発表してもらい、表現方法が使いこなせているかどうか、ニュアンスがあっているかどうかを見て評価しています。」


<取材後記>

バンクーバーに2校のキャンパスを構えるインリングア。今回は、2007年に新しいビルに移転した、ガスタウン・キャンパスにお邪魔しました。テーマカラーのオレンジを随所に利かせた、斬新なデザインのモダンなキャンパスはとっても素敵!しかも学生が楽しそうで、和気あいあいとした雰囲気が学校中に溢れていました。スピーキングが勉強したい人が集まるだけあって、明るい生徒さんが多く、ラテンアメリカからの生徒さんも多いので、その国籍のカラーを反映して、とても楽しい雰囲気の学校です。

授業は、ただ席に座っていれば先生が進めてくれるというスタイルではなく、生徒の発言参加型。1日の1人あたりのスピーキングの量はかなりのものになります。日本での英語の授業と全く違うので最初は戸惑う事もあるかもしれませんが、積極的に話していけば、自信もつき、英語で話す楽しさを実感できることでしょう。

アクティビティーも盛んで、スカイダイビングやゴルフ、ヨット、小旅行等もできるそうです。日本で英語の勉強をしてきたのに思うように話せないと悩んでいる方、ぜひ足を運んでみてください。

レポート Jpcanda.com取材班(Sakura)
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