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毎週更新!カナダ留学・語学学校・専門学校『生』情報


2007.12.21.



Pacific Audio Visual Institute(PAVI)

『映画製作、レコーディング、ゲームデザインの専門学校』

業界で現役活躍中の講師から、最先端の知識、技術が学べる、オーディオ、ビジュアルアート専門学校。カナダ人が学生の9割以上を占め、留学生にとっては、プロジェクトを通して一緒に作品を創りあげたりと、貴重な体験ができる。スタジオなど本格的な施設でも知られている。学校のスタッフがとても親切で、面倒見が良いのも印象的。


★業界が必要とする人材を育てます!
(Vice President of Finance: Terryさん)

―PAVI創立のきっかけを教えてください。
「はい、以前、Tom(PAVIのもう一人のディレクターで、この業界で広く活躍中)が、学校を卒業したての人を雇うと、しっかりとしたトレーニングを受けていないのか即戦力にならないと不満をもらしていました。私とTomとで、それはどうしてだろうかと考えた結果、学校が単に学校でしかなく、業界とのつながりを失ってしまったからだという結論に達したのです。そこで、私達は、業界とのつながりを保ち、業界が必要とする人材を育てる学校を開くことに決めました。この業界は、変化が激しいので、知識、流行、技術と最先端を行く者を講師として招く為に、講師は皆現役で活躍中の者を雇っています(PAVIの講師は、パートタイムのみ)。そうすることで、業界が必要としている人材を育てることができると信じています。」

―Terryさんも業界経験と、その他に教育産業でご経験がおありと伺いましたが。
はい、その通りです。以前は、ラジオ局を管理したり、音楽、報道関係の仕事をしていました。飛行機のフライトビデオ制作をしたこともあります。その後は、バンクーバーのビジネスやエンターテイメント系の私立学校に勤務し、学校経営に携わりました。そして、2001年のPAVI開校に至ります。」


★学校に通うと同時に、業界に足を踏み入れることができます!
(Instructor Supervisor:Kenさん)

長年の業界経験がおありと伺いましたが。
「はい、1986年にこの業界に入ったので、もう20年くらいになりますね。1986年から1990年まで、サスカチワンのCBC(テレビ局)で勤務していました。その後、1990年にバンクーバーに移り、映画、テレビ番組、音楽、ラジオなど色々な分野で経験を積みました。1992年からはBlue Wave Studiosにて勤務しながら、教えています。」

―PAVIの特徴は何でしょうか?
「はい、やはり、講師が皆現役で活躍中の者である点だと思います。というのも、変化が激しい業界なので、常に先端の技術、知識、流行を知っている講師が必要だからです。また、現役活躍中の講師を迎えることで、学生は、学校を卒業してから業界に足を踏み入れるのではなく、学校に通う時点で、業界に足を踏み入れることになります。業界の色々な人とネットワークの輪を広げることができますし、講師も、学生の中で良い人材がいたら、仕事を紹介したりしています。

他は、小さい学校なので(学生総数130-150名)、スタッフが学生皆の名前を知っている点ですね。学校全体がフレンドリーな感じです。


★将来は、Studio Engineerになりたいです!
(カナダ人学生:Sarahさん、Audio Engineering &Production Program 受講中)

―どうしてオーディオの道に進みたいと思われましたか?
「はい、私は、音楽が大好きなのです。なので、音楽を聞きながら生計を立てるにはどうしたらよいのか、考えました。私は、ミュージシャンのタイプではないので、それなら、レコーディングする側に回ろうと思いました。」

PAVIのプログラムを選んだ理由は何ですか?
「はい、オーディオ関係のプログラムがある学校を数校、見てまわりましたが、コース概要を見て、PAVIのは、必要なものが全てカバーされているので、迷わずPAVIに決めました。」

―授業で、大変だったこと、そして楽しかったことは何ですか?
「大変だったのは、Electronic Musicといって、シンセサイザーの使い方を学び、音楽を作る授業でした。逆に、楽しかったのは、エンジニアリングの授業で、どのように音楽を編集して最高のものに仕上げるかの勉強でした。是非、この道に進みたいと思っています。」

―宿題、プロジェクトなど大変ですか?
「宿題は、あまりありません。でも、どれだけ、自分の時間を使って更なる勉強をするかで、得るものが全然違うと思います。私は、スタジオで毎日インターンをして、色々貴重な経験を得ています。また、プロジェクトでは、数人のグループでスタジオをかりて、制作に励んでいます。」


★ゲーム経験が豊富な学生は、最高のゲームを作成します!
(Angel先生:Game Design & 3D Animationプログラム担当。)

―経歴を教えてください。
「はい、キューバの出身で、芸術の教師を22年しています。キューバでは、芸術の大学を2校卒業しました。カナダに移ってからは、テレビのイラスト作成や、バックグランド、3D、アニメなどの仕事をしています。」

―このプログラムに向いている学生は、どのような方でしょう?
「そうですね、やはり、ゲームが大好きな方に向いていますね。ゲームオタクまでは行かなくても、朝昼晩とゲームをしているような学生が多いです。ゲーム経験が豊富な学生は、ゲームの作り方を学ぶと、最高のゲームを作成しますね。授業は、5割が伝統的な芸術(アート)の学習、そして残りの5割が現代的な3Dなどの学習です。


★ヒット作品となるよう、頑張っています!
(カナダ人学生:Mikeさん、Audio Engineering & Production Programを修了、Film & Music Business Program受講中)

―どうしてPAVIで勉強しようと決められましたか?
「はい、私はエドモントン出身で、エドモントンには、こういった学校がないので、モントリオール、トロント、バンクーバーと学校を探しました。PAVIに決めたのは、コース内容が私が学びたいことにぴったりだったのと、スタジオなど施設がきちんと完備されている点からです。」

―どのようなプログラムをとられたのですか?
「最初にAudio Engineeringのプログラムを取り、今はFilm&Music Business プログラムを受講中です。その中でも、Independent Record Labelの分野に興味があります。知り合いのミュージシャンのためにレコード会社を立ち上げ、CD販売をしようと、ファイナンス、法関連事項、契約、マーケティングなど、勉強しながら、やっています。ヒット作品になるように、頑張ります。」


★日本人留学生は、カナダ人に学生に交じって、映画のクリップ作成をきちんとこなしています!
(Alan先生:Film&Digital Arts Program担当)

―Alan先生は、映画関係の仕事に就くとは、思ってもいなかったそうですね。
「はい、その通りで、両親は、体育の先生になって欲しいと思っていたようですし、実際、大学では、人類文化学を専攻し、映画とは全く関係ありませんでした。大学時代は、自分が何をしたいか、どの道に進みたいか、わからなかったですね。たまたまラジオプログラムを制作することになり、そのまま、この業界に引き込まれてしまいました(笑)。今思えば、映画は、もともと好きで、いつも映画を観ていましたね。」

―Alan先生はどのようなプログラムを教えていらっしゃいますか?また、日本人留学生はいますか?
「はい、私はFilms&Digital Artsプログラムを教えています。その中でも、私は、ストーリーの作成をメインに教えています。日本など英語を母国語としない学生は、ストーリを描くのに苦労するようです。しかし、プロジェクト完成後は、ストーリーを描くことができたということで大きな自信になりますね。日本人留学生は、今までに数名いましたが、皆よくやっていました。日本の教育制度のせいか、しっかり勉強していましたね。プロジェクトでは、グループで映画のクリップを作成しますが、キチンと自分の役目を果たし、グループの一員としてうまくやっていました。」

―現在も映画作成でお忙しいとのことですが。
「はい、ドキュメンタリーフィルムを専門に作成しています。現在、作成しているものは、来年の2月か3月にCTVで放映予定です。プロデューサーとして、ストーリー、創造性だけでなく、予算なども考慮してやっています。」

 


★学校と授業の風景
オーディオ
コントロール室
立派な学校施設
録音スタジオ

カメラマンに手を振ってくれる
授業中の生徒達

フィルムプロダクション
チーム

オーディオ
エンジニア―

真剣な
授業の様子
     



<取材後記>


PAVIは、映画、TV、ラジオなどメディアはもちろん、ゲームなどエンターテイメントのプログラムも提供する専門学校です。今まで、留学生の受け入れを積極的にしてこなかったにもかかわらず、口コミで、常に学生の10%が留学生だそうです。ちなみに、日本人はたったの1%ということです。やはり、カナダ人学生と一緒に勉強するのは、大変だとのことですが、その分得るものも多いようです。

学校は、大きすぎず、小さすぎずという感じで、スタッフ全員がとてもフレンドリーだったのが印象的でした。スタッフが、学生皆の名前を知っていてるというのには、驚きました。また、学生が、ディレクターを含め先生、スタッフに、気軽に相談できる環境なのも良いと思いました。

この分野の勉強をされたい方は、一度覗いてみる価値のある学校だと思います。

レポート Jpcanada.com取材班(Kiki)



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