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2006.10.20

Fraser International College (FIC)
-in association with SFU-

『サイモンフレーザー大学(SFU)編入への近道


バンクーバーで1,2を競う有名大学、サイモンフレーザー大学(SFU)2年次への編入を保証する、Fraser Inernational College(FIC)。SFU敷地内にて、SFU本科生同様の生活をしながら、大学1年次の単位をFICにて受講。規定の成績以上で修了すると、SFU2年次へ進級。FICは、世界に広がる大学編入準備学校、IBT傘下の、カナダでは初、今年9月開校の学校。


FICで勉強することで、早くから大学の単位取得ができ、またSFU本科生同様の生活が体験できます!
(Craigさん:リクルートコーディネーター、20年ESL業界で経験をもつ。)

―FIC開校おめでとうございます。FICについて簡単に教えてください。
「はい、Fraser International College(FIC)は、バンクーバー郊外、自然に囲まれ、静かなバーナビー市、バーナビーマウンテンの丘に位置するサイモンフレーザー大学(SFU)の敷地内にあり、SFU入学、編入を目指す留学生(英語を母国語としない学生)を対象にした学校です。当校は、世界に広がるIBT Educationグループ傘下の学校で、カナダでは今回が初の開校となります。英語圏の大学に入学許可された留学生が、1年次から2年次に無事進級できる確率はたったの10-20%という統計から、IBTグループの学校は、この1年次から2年次の大きな壁を無事突破することを目標に作られた学校です。」

―FICは、SFUとは違うのですか?
「FICは、SFUとアソシエーションを結んでいる学校です。よって、FICは、SFU敷地内にあり、FICの学生は、学生IDを取得し、SFU構内の施設にアクセスできます。例えば、クラブ活動、ジム、図書館など、SFU学生と同じように利用することが可能です。また、SFU学生寮に住むこともでき、SFU学生同様の生活が送れます。

では、SFUとFICの違いは、何かというと、FICの学生は、FICにてFIC学生専用の大学1年次の授業を受けることです。また、大学直接入学には英語力が満たない場合でも、アカデミック英語と大学1年次の授業を並行してとることで、英語力が規定のレベルに達するまで大学入学を見送ることなく、早くからスタートできます。規定の成績を収めることで、2年次からのSFUへの編入が保証され、2年次以降はSFUの学生とともにSFUの授業を受けることになります。1年次の授業をFICで受講する利点は、FICの小規模なクラス構成により、先生から細かい指導を受けることができる点でしょう。また、FICは、留学生を対象としているので、英語圏で生活、勉強することについてのカウンセリング、補講なども充実しています。大学の1年次の授業は、100人、200人の講義クラス形式がほとんどで、留学生の80-90%が2年次に上がれないという統計結果がでています。そこで、1年次は、FICで勉強し、大学の勉強スタイルに慣れ、英語力の面でもしっかり準備してから2年次でSFUに編入ということになります。結果、SFUへのスムーズな移行が可能です。プログラムについては、後ほど詳しくお話しますが、FICの授業(大学1年次)は、SFUのカリキュラムに沿い、SFUから承認を受けているので、2年次でSFUに編入する際、そのまま大学1年次の単位として、移行可能です。」

―FICのプログラム、またどのような学生に向いているのか教えてください。
「はい、対象とする学生は、日本で高校卒業をした学生、又は、高校2年まで修了している学生です。日本の高校からカナダの高校に編入したが、卒業をすることができなかった、でも勉強を続けて大学を目指したいというような学生も、もちろんFICでは歓迎です。FICは一般のESL学校ではないので、ある程度の英語力が入学条件となります。最低で、IELTS−5.0,又はTOEFL173(500)が必要です。この場合、MIXED PROGRAMといって、アカデミック英語を取りながら、大学1年次のコースを数コース取ることができます。それ以上の英語力がある場合(IELTS5.5,TOEFL195(525))は、アカデミック英語を取らずに、高校卒業資格がある場合は、直接FIC大学1年コース(StageII)をとることが、また、高校卒業していない方は、大学準備コース(StageI)の受講が可能です。

プログラムは、University Transfer Program(UTP) StageIとStageIIからなります。StageIは、高校を卒業していない学生が対象の、準大学レベルプログラムです。StageIIは、大学1年次レベルコースで、修得全単位がSFUに移行可能です。FICでは、3つの専攻分野が選べ、専攻分野によって定められた科目を履修します。ビジネス、コンピューターサイエンス、そしてARTS&SOCIAL SCIENCESの3分野になります。」


★大学の授業にしっかりついていけるよう、細部にわたるトレーニング。大学授業に備えます!
(Steveさん:先生、モントリオール出身、日本滞在歴4年!)


―経歴を教えてください。
「はい、日本で4年、バンクーバーで1年、英語を教えた経験があります。MBA(経営学修士号)とTESOLの修士号を取得しています。この夏は、SFUのインターナショナルプログラムでカナディアンカルチャーなどを教えていました。現在は、ここ、FICにて、アカデミックイングリッシを担当しています。」

―アカデミックイングリッシュというと、どのようなことを勉強するのですか?
「はい、基本的には、大学の授業についていけるよう、特別なスキル、テクニックを身に付けます。 基礎となる、読み書き、リスニング、スピーキングはもちろんのこと、その他、ノートの取り方、パラグラフライティリング、エッセーの書き方など訓練をします。また、大学ではよくある授業スタイル、例えば、プレゼンテーションなど、今から何度もこなし、実際にカナダ人学生と勉強するようになるまでには、問題なくこなせるようにするのも、このプログラムの大切な点です。」

―今日の授業では、どのようなことをしましたか?また、宿題は、どのくらいあるのでしょうか?
「今日は、宿題のリーディングをもとに、プレゼンテーションをしました。各自がカナダの高校について調べ、読み、それをまとめて発表します。その高校は、なぜユニークなのか、何が良い高校を作り上げるのかなどといったことが、テーマです。この次のプロジェクトは、サーベイです。実際に質問のリストを作成し、町に出て、質問します。それをレポートにまとめ、その後プレゼンテーションをします。

宿題に関しては、学生は私の授業だけを取っているわけではないので、出し過ぎないように気をつけています。授業の準備(予習)、また、英語力向上に必要なだけの量にとどめるようにしています。」

―先生をしていてどうですか?
「はい、毎日刺激的で楽しいですよ。私は、最初に言ったように国際ビジネスでMBAをとったのですが、私には向いていないというか、英語教師の方が向いていると思いました。というのも、僕は、人と常に交わり、交流することが好きだからです。また、学生の英語力の向上とともに、自信を付けていく姿を見ると嬉しいですね。」


★FICで勉強することで、早く大学の単位取得ができます!
(Anesehさん:学生、イラン出身、Mixed Program受講中)


―どうしてFICで勉強されようと思ったのですか?
「はい、私は、イラン系カナダ人との結婚を機に、カナダに移ってきました。イランでは、大学でマイクロバイオロジ―を専攻していました。カナダに移り、学位を修了しようと思い、SFUに願書を提出したのですが、英語力不足と入学が許可されませんでした。大学の卒業資格をできるだけ早く取りたいというのが、私の目標で、どうしたらよいかと悩んでいた時に、このプログラムのことを耳にしたのです。このプログラムが、他の大学にあるプログラムと大きく異なるのは、FICをある一定以上の成績で修了すると、SFU2年次への編入が保証されているということです。これなら、大学入学許可が下りるよう英語試験の勉強だけして時間を過ごすよりは、英語力をあげつつ大学の勉強もできるので、私にぴったりと思いました。」

学校の授業はいかがですか?
「はい、頑張って勉強しています。専攻をビジネスに変えたため、今はMath1をとっています。これは、大学準備コースですが、FICでは、先生が学生により親切に教えてくれると思います。数学は、わかっても英語の部分で躓くことがないよう、先生がしっかりフォローしてくれます。また、大学1年次の授業というと100人単位のクラスというイメージがありますが、ここFICでは1クラス25-35名と小さなクラスなので、先生に質問したりということが容易にできます。

アカデミックイングリッシュのクラスでは、どのように英語の問題に答えるのか、エッセー、リポートなどの書き方の指導を受けています。宿題は、それほど多くはないですが、家での勉強は欠かせません。」

 


★学生が、哲学に興味をもつような授業を展開しています!
(Mazenさん:先生、哲学の専門家というと難しいイメージがありますが、一度話し始めたら止まらない、また哲学を面白おかしく話してくれる親近感の持てる先生)

―経歴を教えてください。
「学位は、オナーズをYORK大学で、修士課程はWATERLOO大学、そしてPh.D.(博士課程)は、UBCで2002年に修了しました。それ以来、コロンビアカレッジ、クワントランカレッジなどで教鞭をとっています。Critical Thinkingのコースや哲学入門、倫理学などの授業を担当してきました。ここFICでは、Critical Thinkingを担当しています。

―現在担当しているコースでは、どのようなことを教えられるのですか?。
「授業では、ロジックについて色々勉強しています。ロジックには、フォーマル、インフォーマルがあり、フォーマルロジックは、シンボルを使うもので、例を挙げるなら数学ですね。このコースで取り扱うのは、インフォーマルな方で、議論などについて深く勉強し、判断します。例えば、テレビのコマーシャル。この議論は?というともちろん『商品を買え!』ってことですよね。こういった身近な話題を使いながら、色々な種類の議論について学びます。

―FICで教えるようになっていかがですか?
「そうですね、学生に教えるのは、本当に楽しいですね。学生が何か理解したときに顔がパッと明るくなるのですが、その瞬間を見ると、教師という仕事のすばらしさを感じます。私は、オンタリオ出身なのですが、オンタリオでは高校で哲学という授業はありません。なので、大学1年で初めて哲学を勉強することになります。私がその哲学という学問との出会いの場に立ち会うことができること、また学生が哲学に興味を持つか持たないかも私自身にかかってくるということで、その責任は重大と、真剣に受け止め、授業をしています。」



★学校の風景
 
学校外観、モダンな建物
受付
 
 
学生が自由に利用できるラウンジ、
ソファ、新聞などがある。
設備の整ったコンピューターラボ




<取材後記>

世界に広がるIBT傘下の新しい学校、FICの取材をしました。IBTは、特にオーストラリアで有名で、いくつもの大学で敷地内に学校を構えてます。大学付属かという質問を良く受けますが、そうではないそうです。仕組みがいまいちという方に少し説明すると、留学生は大学の入学許可がおりても、1年次から2年次に8-9割が上がれないという統計が出ているので、IBTは大学に校舎を置き、留学生(英語を母国語としない学生)を受け入れ、大学1年次の授業を大学に代わって提供します。通常の大学の1年次の授業より、少人数制で手厚いケア−が特長です。

FICのStageII(大学1年次プログラム)の入学許可書には、FICで規定の成績以上を収め1年次の単位を修了すると、SFU2年次に上がれると書いてあり、FICとSFU両校のサインがしてあるそうです。というわけで、FIC入学がSFU入学というようにも取れると思います。唯一の条件が、FICで規定の成績をとることだそうです。

FICは、一般のカレッジ、大学の講師が大学コースを教え、授業の内容も質もSFUと同じです。よって、もちろん、単位もSFU単位同様認められます。また、校舎もSFU敷地内の為、SFU学生同様の生活が送れます。違いといえば、大学1年目という大切な時期に、より手厚いサービス(チュートリアル、カウンセリング)が受けられ、またより小さなクラスで先生との距離も近い環境で勉強ができること、また英語力によって大学のコース数を自分のペースに合わせて調整ができること、最後に大学入学に必要な英語力に満たなくても、Mixed Programでアカデミック英語を取り英語力をあげながら、同時に大学の授業も取れるといったことなど、色々な利点があると思います。


カナダでの大学進学、卒業を目指している方は、一度覗いてみてはいかがでしょうか?

レポート Jpcanada.com取材班(kiki)



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