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2006.01.20


BC Residential Care Aide Program
(現在 Pacific Coast Community College)

『ケア−エイドの資格をとって、病院、老人ホーム、デイケア-(保育所)で働こう!』

短期集中講座で、介護、看護のノウハウを学ぶ。修了後は、ヘルスケアのキャリアの道が待っている!
移民、ワーキングホリデービザ保持者は、もちろん、今回カルガリー(アルバータ州)での、就労ビザ申請手続きの援助態勢が整ったのに伴い、留学生受け入れ開始に至る。

Care Aideは、患者が威厳を持って生活できるよう、身体的なケア−を提供する、とても重要でやりがいのある仕事です。
(Sharlot先生:プログラムディレクター、Registered Nurse、この道30年のベテランナース、カナダ北部のネイティブインディアン(Inuit民族)の居住地域で、看護プログラムを教えるなど、異文化の看護、介護法などに詳しい。)

−Care Aideとはどのような仕事ですか?
Care Aideは、患者が威厳、Quality of Life(生活の質)を保ちながら生活できるよう、身体的なケア−を提供する、とても重要でやりがいのある仕事です。看護師とCareAideの大きな違いは、看護師が医療面のケア-をするのに対し、CareAideは身体面のケア−をする点です。もちろん、両者の密なコミュニケーション、協力は、欠かせません。仕事内容は、患者が必要とするケア-の度によって異なります。職場も、デイケア-(保育所)、老人ホーム、病院、グループホームや個人(患者)の自宅と様々です。CareAideとして数年働いて経験を積んでから、看護師になる人も少なくなく、本人の頑張り次第で、キャリアアップが望めます。」


−貴校のプログラムについて教えてください。
「当校のCare Aideプログラムは、短期間のプログラムで、3週目からプラクティカムが開始します。短期集中型なので、まず“Need to Know (知っておくべきこと)"をおさえ、“Nice to Know (知っていたらよい事)"を教えます。理論を、最低限に抑え、プラクティカム/実技を重要視しています。

卒業に必要な最低合格点は、80%に設定してあります。よく「合格ラインが80%なんて、高すぎるのでは?」という指摘を受けますが、その際には、自分の両親や家族の世話をする人が、60%の成績しか修めていなくて安心ですかと聞いています。やはり、病状、生活、命に関わることですから、厳しく聞こえるかもしれませんが、私達は、80%が最低合格ラインだと考えます。

Care Aideプログラムを提供する学校は他にもありますが、当校のプログラムは、短期集中コースということで、知られています。当校では、Care Aideとして働くのに本当に必要な分野を集中的にお教えし、効率よく勉強できるようにカリキュラムを組んでいるので、
短期間に押さえる事ができます。他校のCare Aideプログラムのカリキュラムを見てみると、英語や数学、コンピューター等といった一般教養が必修科目になっている為、8ヶ月などとプログラムの長期化が避けられないのです。Care Aideとして仕事を得るにあたり、州の試験がありますが、先日のBC州試験では、トップ2名が当校の卒業生でした。公立校が、8ヶ月のプログラムを提供しているにもかかわらず、当校の約4ヶ月のプログラム修了者がこのように高得点を得ています。この実例からも、当校のプログラムがどのように的を得たものかお分かりかと思います。

−CareAideになるには、どのような性格の人があっているでしょうか
忍耐強く、思いやりのある、親切な性格の人ですね。また、精神的にも身体的にも強くなければ、なりません。患者を持ち上げる事が求められたり、また痴呆症の老人に怒鳴られる事もあるでしょうから、個人的に受け取らず、仕事として流すことが求められますね。また、チームのメンバーとして、協力して働ける事が重要です。例え、ホームエイドといっても、担当医、家族と協力して患者のケア-を求められるからです。」

−日本からの留学生が、このプログラムを修了したら、どのような道があるのでしょうか? また、英語が母国語でなくても大丈夫ですか?
「言語の問題に関して、皆さん心配されるようですが、入学許可が下りる程度の英語力があれば、問題はないでしょう。過去に、日本からの留学生も数名いらっしゃいましたが、きちんと合格点をとって、プログラムを修了されています。また、当校は小規模なので、放課後個人的に指導したりということも可能です。また、中国人をはじめ、英語が母国語でない学生も多く勉強していますので、安心していらしてください。

例えば、ワーキングホリデービザを取得してカナダにいらっしゃり、当校のプログラムを修了された場合、仕事が見つかる可能性はかなり高いでしょう。当校の卒業生の95%が、卒業後3ヶ月以内に就職しています。もし、カナダで働くにあたり就労ビザが必要な場合、カルガリーの提携施設での就職となりますが、就労ビザの手続きのお手伝いをする事が可能です。ビザに関しては、ケースバイケースなので、絶対と断言はできませんが、医療関係の職種の場合、就労ビザが下りやすいのが現状です。」


★学校と授業の風景

ペントハウスにある学校
広々とした受付

学校内、受付周辺の様子

教室の様子

教室の様子

患者をどのようにベットから起こすのかの
デモンストレーション
車椅子、歩行補助具を
使っての授業


教師が、忍耐強く、クラスは、ハンズオンで、リラックスした雰囲気。成人の学生や、英語が母国語でない学生も多く、テストも選択肢形式なので、とっても安心して勉強できる環境。
Cathyさん:学生、50歳になっての方向転換、片道1時間半かけ毎日通学している、明るい頑張りやのママさんです。)

−どうしてResidential Care Aideプログラムを受講しようと思われたのですか?

「私は、社会人になってから、ずっとリテール(販売店)でセールスをしてきました。もともと人と関わるのが大好きな性格なので、お客様と接するのは得意で、売上もいつも良かったです。ただ、もう何十年も同じ仕事をしてきて、少し飽きてきたというのと、お給料も頭打ちの状態でした。50歳になり、老後のことを考え始め、違う事をしてみたいと思いました。何か資格をとってキャリアをつけ、また、お給料も良く、恩給ももらえ、なおかつ私の得意分野である人と関わる仕事ということで、何ができるか探しているうちに、このプログラムに出会ったのです。

プログラムについて、カウンセリングを受けた時、教師のプロフェッショナルな態度にまず感銘を受けました。このプログラムは、短期集中型ということで、経済的に長期間、学校に通うのが困難な私には、ピッタリでした。」

−コースをとってみてどうですか?
「教師が、看護、介護について本当に何でも知っているのには、毎日ビックリさせられています。また、忍耐強く教えてくれますし、教師のやる気を常に感じます。クラスは、ハンズオンで、リラックスした雰囲気です。また成人の学生や、英語が母国語でない学生が多く、テストも選択肢形式なので、学校から長く離れていた私にとっても安心して勉強できる環境です。


−将来は、どのようなCare Aideになりたいですか?
「常に、自分の両親のお世話をするつもりで最高のケア−ができたら良いと思います。また、病気の方や、体の自由が利かない方に接するわけですから、毎日の生活に太陽の光を注ぐような明るい存在でありたいと思います。」


これからの高齢化で需要の増える分野なので、仕事も探し易いと思い、短期集中型のこの学校に決めました。
(Lisaさん:学生、中国からの移民で、12歳のお子さんがいらっしゃるママさんです。)


−どうしてCare Aideプログラムを受講されようと思ったのですか?
「私は、もともとへスルケア−に興味がありました。ヘルスケア−は、これからの高齢化社会でより需要の増える分野なので、仕事も探し易いと思いました。この学校を選んだ理由は、短期のプログラムであることと、毎月開講日があるということです。他の学校は、開講日が年に2−3回というところが多かったので、この学校は、すぐに始められるという利点がありました。」

−コースをとってみてどうですか?
「現在、6週目に入りますが、毎日英語での授業で、英語で勉強しているので、母国語が英語になったみたいです。(笑)中国にいた時も妹のおしめを洗ったり、コミュニティー内の老人のお世話をしたりしていたので、授業内容があまり大変ということはないですね。先週は、UBC内のデイケア−に研修に行きました。5才児と一緒に遊んだり、バスケットボールをしたりと、研修といいつつ、とても楽しかったですね。」



<取材後記>


今回は、Resident Care Aideプログラムの取材に行ってきました。在宅介護士と直訳したいところですが、仕事内容を聞いてみると、在宅介護士では足りない感じです。あえて、訳すなら、介護ヘルパーと保育士アシスタントという感じでしょうか。ケア−エイドと言っても、職場によって仕事内容もだいぶ異なってくるようです。例えば、病院で働くなら、患者が食事をとるお手伝いをしたり、着替えを手伝ったり、お手洗いの処理をしたりと、患者の必要とするケア−の度によって対応します。老人ホームや障害者の為のグループホームでも同じ事でしょう。在宅介護となると少し変わってきて、一緒に買い物に行ったり、料理をしたりといったことも求められるようです。患者によっては、家族が近くに住んでいなかったり、身寄りがなかったりと、ケアーエイドが患者にとって一番身近な存在になってることもあるようです。
また、デイケア−(保育所)での仕事となると、子供と遊んだり、おしめを取り替えたりといった内容になるそうです。

もちろん、上記に述べたような仕事内容ですから、このプログラムは、人のお世話をしたり、患者が威厳を持って生活できるようお手伝いをする事に、喜びを感じる人、また基本的に人と密接に関わるのが好きな人向けと言えるでしょう。

カナダでは、高齢化が進むにつれ、医療従事者の不足がささやかれ、ケア−エイドの需要は増すばかりです。このプログラム修了者の95%が、3ヶ月以内に仕事を見つけているというのも、納得のいく話です。移民の方はもちろん、ワーキングホリデービザをお持ちの方も、プログラム修了後、就職先を探すのに、苦労はないでしょう。今回、BC Residential Care Aide Programに留学生の受け入れを決めたのは、過去の英語を母国語としない学生の卒業実績に加え、カルガリー(アルバータ州)であれば、就労ビザの書類手続きを援助する態勢が整ったからということです。もちろん、ビザに関する事は、個人個人で異なるので、保証はできないとの事ですが、カルガリ−の慢性的なケア−エイド不足に伴い、医療関係者は、ビザがおりやすいとのことです。

こちらのプログラムに興味をお持ちの方は、下記のリンクからお問い合わせください。

 

レポート Jpcanada.com取材班(C.T.)

 



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