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毎週更新!カナダ留学・語学学校・専門学校『生』情報

2002.08.02

Modus, The Language Institute


『今の時代の生きた英語コミュニケーションを学んで徹底的に話せるように訓練する学校』

開校当初からその評判は口コミで広まっていた、というModus。英語教師が経営者、という他にはない異色の経営体質をとる、英語コミュニケーションに焦点を絞った学校です。英語教師でなくてはわからない生徒のニーズにどのように応えているのか、を具体的に掘り下げて取材をしてきました。

★生徒さんの真剣に英語を向上したい、という姿にいつも感心しています。
(Chikakoさん:Administrative Assistant/学校の事務管理や日本語での生徒さんのヘルプを担当しています。)

−Modusのプログラム概要について教えて下さい。
「 Modusの基本プログラムは9時から12時までの午前クラスと午後のオプション(選択)クラスから構成され、1セッションは4週間です。まず午前は3タイプのコースから1つを選んでいただくようになっています。それらはEnglish Communication(会話に重点をおいた総合英語コース)、 Academic English(後にカレッジやユニバーシティで学ぶために必要なライティング、プレゼンテーションスキルなどを学ぶコース), International Business English(ビジネスで使う効果的な英語とコミュニケーションスキルを習得するコース)です。生徒さんはこれらどれかのコースに所属しながら選択クラス(オプション)で自分の弱点を補強できるようになっております。このオプションは3つまで受講することができますが、大半の生徒さんは1つか2つを選択しています。」

−それらのオプションにはどのようなものが含まれるのですか?
「毎回のセッションで多少の変更はありますがグラマー、リスニング、テレビ英語、発音、語彙・熟語、ライティング、カナダ文化、ニュース理解、TOEFL, TOEIC、日常英語、ディスカッションなどになっています。

インターンシップもあると伺いましたが。
「はい、こちらはまた別のプログラムでして、International Business Englishとオプションを2つ選択して、8週間受講された方がインターシップとしてバンクーバーにあるトップクラスの企業で研修できる、というものです。多くの学校のインターンシップは生徒の英語のレベルをあげないまま会社に送り込むので、雇う側も英語をあまり使うことのない単純作業しか与えなく、意味がなかった、という状態にあります。Modusではその点、しっかりビジネス英語とコミュニケーション能力を高めてもらった後に派遣するので、即戦力として企業側も使えるわけです。しかもトップクラスでの中身の濃い企業経験ということで、生徒は自国へ戻った時やまたカナダに残って仕事をするというときでも大いに役立つのです。そのため、こちらは受講時の英語のレベルを中級から上級に設定しています。TOEFL530点以上とかなりのやる気がないと、受講していただくわけにはいきません。」

ーこれらのカリキュラムはどのように組まれたのですか?
「実はうちのディレクターとアドバイザーは、日本やその他の国で英語教師としての豊富な経験があります。彼らの経験を元に、インターナショナルの生徒がここカナダで本当に上達する英語は何か、をとことん追求してつくられたカリキュラムです。ビジネス英語について言えば、彼らが他校に勤めていた際に当時誰もビジネス英語の存在を知らなかったバンクーバーで、初のビジネス英語カリキュラムを立ち上げたことがあります。それら最初の案を推敲して今の形に仕上げています。」

−Modusのどのようなところを気に入っていますか?
「 まず第一に言えることは生徒さんが私も関心するくらい、本当に勉強したい人が来ていることですね。限られた期間でしっかりと勉強したい人です。ですからビギナーの方でもバスルームでも英語で対応してがんばっていて、すごいなーと思うわけです。日本語がどうしても必要な時は私がヘルプをするようになっているのですが、皆さん英語で乗り切ろうという気があるので、私の出番はあまりないんですよ(笑)。それと、他の学校と違うところは、生徒さんの一人一人のケア。会社経営ではない英語教師による学校ですので、生徒さんが何を必要としているかを理解しているんです。そのおかげか、他の英会話学校の先生からModusを進められた!という生徒さんもいるんですよ。」


お気に入りのModusですが、正直いうとこれ以上評判は広まってほしくありません!
(Marikoさん:English Communication レベル7/学校がたまたま彼の家からも近くてラッキーです。)

Modus を選んだ理由を教えて下さい。
「カナダ人のボーイフレンドがこっちにいるので、カナダには何度も来ています。Modusは昨年こちらに来た時にトライアルして即決しました。Modusを知ったのは日本のエージェントで学校案内を見たからですが、大きい学校ではないしプログラムもすごく気に入ったし、もうここしかない、という気持ちでした。」

−今のクラスはどのような感じですか?
「私のクラスは日本人が私だけなんです。その他はヨーロピアンとメキシコ人が大半なので、とても恵まれたと思います。私がいうのもなんですが、先生達もとても当たりですし、午前のクラスは会話中心にしっかり組まれたスケジュールで、本当に喋れるようになりたかった私にはまさにぴったりです。午後は前回オプション1で語彙熟語のクラスをとっていました。基本的に熟語の暗記は自分でできるけれど、このクラスではどういうシチュエーションでどのように使えるか、というところまで教えてくれるので非常に役立ちます。今のセッションは発音のクラスをとっていますが、日本人が持っていない発音を分析してわかりやすく教えてくれたり、似通 った二つの音を聞き分けられるようになる練習をしたり、と自分ではできないことをクラスでしっかりやってくれます。」

−今後の予定はどうされますか?
「 今回のセッションが終わったらまた日本に帰るのですが、帰っても英語をプライベートで習おうと思っています。友達で他の学校に行った人もModusに戻りたいっていうし、私もまたカナダに来るのでその時には絶対Modusに戻ります。トライアルに来た人たちにもすごく評判がいいらしいですが、生徒としてはあまり良い評判を広めて欲しくない、というか良い物を独占したい、って言う気持ちがあるんですけどね(笑)。」


★英語漬けで大変なのに、先生と生徒の距離が本当に近くて安心できます。
(Yuichiroさん: English Communication レベル5 /ヨーロッパ文化にも興味があります。)

ーカナダとModusを選んだ理由を教えて下さい。
「去年ヨーロッパの文化を学びたかったのもあって、イギリスで4ヶ月英語を勉強していました。カナダに来たのは、ノースアメリカの文化を学ぶためと、綺麗な英語を学べると思ったからです。アメリカはあまり好きじゃないのと、お金の面 で安いということもありますが。それで日本で学校探しをしていた時に、雑誌や本、インターネットの情報で、Modusを知りました。小さな学校に焦点を絞り情報収集を全部自分でやってModusの悪いところが見つからなかったので、ここしかない、という自信たっぷりでこちらに来ました。 」

−クラスについて教えて下さい。
「まりこさんも前回とっていた語彙と熟語のクラスをオプションでとっています。これはまさに日本人の弱点についている。いくら単語を暗記できて文法的にわかっていても、日本人はなかなかそれを会話の中で生かすことができないですよね。クラスでは自分達でその単語、熟語がどういう意味かまず考えて、それを今度は例文からも意味を推測、そしてみんなでディスカッションします。そこでようやく先生がどのようなシチュエーションでどのように使うか、という説明をしてくれます。ですから、クラスの中でそれらの単語が頭に入りやすいです。友達としゃべっていても、これクラスでやったフレーズだな、という感じで会話の中で自然と使えるようになっているのには自分でも驚きです。」

−アクティビティなどはあるのですか?
「アクティビティは先生、クラスによるのですが、ボランティア活動に参加させてくれる先生もいます。セッションの最後は必ずみんなで話し合って美術館に行ったり飲みに行ったりします。時々カヤックとか他のクラスのアクティビティーが重なれば一緒に行くこともあります。クラスで既に先生と生徒同士の仲が近いので、アクティビティーに行っても本当に楽しめます。」

−今後の予定を教えて下さい。
「 僕は先月来たので12月まで今のコースで学ぶつもりです。今はEnglish Converstationだけど、レベルがあがったらTOEFLを受けるかもしれないので、Academic Englishコースも取ってみたいと思っています。その後は写真、映画にも興味があるので、ヨーロッパ映画の勉強をしたいです。 」


★生徒さんが上達して変わっていく姿を見るのが教師としてうれしい限りですね。
(Damyn先生:Instructor/世界各国40カ国以上を旅したこともある、Modusナンバーワンを競う先生です!) 

−Modusの良いところはどこだと思いますか?
「私は、Modusができた5年前からここで働いています。Modusが他の学校と違うのは、やはり経営陣も英語教師で成り立っている学校である、という所です。ここの経営者は、生徒達が何を要求しているか、そして何が必要ないか、という状況を教師の観点から把握しています。これは、ビジネス分野が専門の経営者で成り立っている他の多くの学校とは明らかに異なります。なぜなら、ビジネス分野が専門の人の場合、彼らは生徒に教えることもできませんし、本当の生徒のニーズを把握することも難しいからです。」

−クラスはどのように進めていますか?
「私は、今レベル5を教えています。午前中はコミュニケーション会話に重点を置いています。文法やリーディングももちろん含まれますが、会話の中で役に立たせるために勉強する、という観点で、あくまでも会話中心にクラスは進みます。それは、どのように会話をコントロールするか、という所まで生徒は学んで行きます。それぞれの文化に、それぞれ会話の仕方がありますから、ここノースアメリカではどのように会話が進むのか、という所を学んでもらうんです。例えば、どのように会話を終わらせるのか、どうすれば失礼にならない程度に相手を説得するか、どのようにして会話の途中に入っていくか、といったことを具体的に学んで行きます。これらのための教材というのは、テキストではなく、綿密に練られたカリキュラムに沿って、僕達教師がプリントなどを用意するんです。量も多いですし、質も落とすわけにはいかないので、私達にとってはなかなか大変な作業ですが、生徒の事を考えて、よりよい資料になるように心がけています。」

−生徒さんとの距離が近いそうですね。
「そうなんです。彼らは本当に真剣に英語を喋ろうとして来ているので、私達もその期待に大いに応えるべく、努力を惜しんでいません。例え生徒のバックグラウンドが全く違くても、みんな英語を喋りたいという共通の強い目的があるから、生徒も先生も皆が分かり合えるのだと思います。スタッフも含め、みんなが一丸となって同じ目標に向かっているので、家族みたいな結束があるのだと思います。経営陣も、あれをこうしろ!というように押さえつけるわけではなく、あくまでも同僚として私達や生徒に接してきますから、なおさらスタッフも生徒も距離が狭まるのでしょう。それから、私がModusの生徒を見ていて特に嬉しいことがあります。それは、どんなに最初は恥ずかしそうで、なかなか喋ることができないような生徒でも、Modusで勉強しているうちに、どんどん自信をつけて喋れるようになっていくんです。」


★学校の風景・最新鋭の設備
先生から教わる前に生徒同士でも協力して考える、受け身ではない授業。

わからないことも気軽にインストラクターに聞ける。

コンピュータールーム

少し空いた時間でも勉強できるラウンジ。

ラウンジの隣についている綺麗なキッチン。

ラウンジでも気がぬけない、英語オンリーポリシー。



★どのような問題にも対応できるような体制を整えています。
(Grantさん:Director of Studies/ Direcorのブルースさん同様日本で英語教師経験があります。)

−ホームステイのことなどもGrantさんがサポートしているのですか?
「 私達は生徒さんのそれぞれの問題に的確に解決できる体制を整えていますので、他の学校のようにカウンセラーといういい方はしていません。バスの乗り継ぎなど些細なことはここにいるスタッフ全員ができますが、ホームステイについては、日本語も喋れるホームステイコーディネーターが迅速に対応します。彼女は彼女自身ホストマザーとして生徒を受け入れていますし、留学経験もあるのでまさにこの仕事は彼女にうってつけなわけです。」

ーそれではGrantさんはアカデミックな面についてのサポートということですね?
「そうですね。もちろん授業に関する相談は僕のところに来ます。例えば、どのようなコースがその生徒に向いているか、授業についていけていないような気がするけどどうしたらよいか、ということも含めてです。そしてビサに関することは事務のスタッフが的確に対応します。僕はビサのことはわからないからね(笑)。そしてごくたまに、まだ英語が思うように出てこないレベルの生徒さんで、ものすごく個人的に悩んでしまう人はChikakoのところへ行ってもらいます。日本の生徒さんはたいてい長期でModus に来られて、スランプに陥ってまう時がどうしてもあります。そんな時はリラックスしてChikakoに日本語で話してもらうんです。彼女も生徒として苦労した経験があるので、親身になって聞くことができますし、話すことだけで、確かに人間、気分が楽になるからね。 」

−それぞれ専門的に生徒さんのニーズに答えているわけですね。
「そうです。日本の生徒さんに対して私達の特に良いところは、ディレクターのBruce、Chikako、僕、が日本のカルチャーを経験して日本人を知っているというところです。日本人は事が大きくなってやっと相談に来ます。でも僕達はそれを避ける為にトラブルの芽が育つ前に摘んでしまえるのです。」


★Modus 英会話スクールじゃない、英語でコミュニケーションをするスキルを身に付ける学校だよ
(Bruceさん:Director /日本語を習っていた時に辞書が30年以上も前の情報だったことを教訓に、今使える英語教育に情熱を燃やしています。)

−Modusのポリシーを教えて下さい。
「 Modusは一言で言えば英語でコミュニケーションを図ることに重点をおいた学校。僕ははっきりいって、“英会話学校“という言葉が大嫌いなんだ。英会話、だけでは今本当に使える生きた英語なんて学べやしない。ここModusで学んでもらうことは、ただ話せる、という一方的なものではなくて、人とコミュニケーションをとるためにシチュエーションに合った今の時代の英語、ということ。ある表現は去年と今年でだって違う場合があるんだ。そんな変化にも対応できる、本当に”使える”英語を学んでもらうんだよ。」

−すごく徹底している感じですね。
「 もちろん学校内では英語オンリーで徹底してるし、真剣に喋れるようになりたい、という人だらけだけど、日本語でいうところの“キビシイ”、というわけではないんだよ。だって、楽しまなければ言語っていうものは身につかないものだから。厳しく生徒を押さえつけるのではなく、いつでも僕達が生徒をウエルカムしてるんだよ、と感じてもらえるように、僕達のポリシーに合わせてカリキュラムは慎重にしっかりと組まれているんだ。生徒が彼らのために作られたプログラムに参加してる、と感じられるようにね。そして一人一人のケアをとても大切にする。大勢の中の誰か、ではなくてその人。そのせいか、今の人数でもかなり小さくみんなでまとまっている、という雰囲気があるよ。」

−まさに英語を学ぶ生徒さんのための学校ですね。
「 そうだよ。Modusは英語教師で成り立っている学校なんだ。というのは、他の学校は経営者はビジネス人間で、英語を教えることに関しては全然理解していない、という状況が多々ある。でもModusは英語教育、インターナショナルを熟知した僕ら英語教師が経営する、学校なんだ。だから、生徒が何を本当に求めているか、ということが即座にわかる、という点で他校とは全く違った概念を持っているよ。 」

−それでは生徒さんはどのような方々が来ていますか?
「それはもう、学びたくて学びたくてしょうがない!という人達ばかりとしかいいようがないね。どんなにレベルが最初低くても絶対に上達してみせる、という強い意志の人ばかりだよ。今は18歳の若い子から、45歳の女性まで幅広い年齢が集まっているけど、どちらかというと他校よりは年齢層が高めだね。」

−カリキュラムを組む点で気をつけていることは何ですか?
「それは生徒が自国でできない勉強を提供する為に練りに練られた構成だね。よく生徒は“これ、日本の文法書でやったな〜”、とカナダに来てるのにがっくり来ることがあるんだよね。それを生徒に味あわせたら、僕達は終わりだよ。さっきも言ったように、単なる英会話ではなくて、コミュニケーションをとるための今の英語を学んでもらうために教材もカリキュラムも用意してるんだ。そして一度Modusで習ったことを退屈に繰り返すことのないようにも配慮してるよ。ここでもやはり生徒第一に考えてるね。それこそ45歳の生徒さんに朝からゲームだ、歌だ、なんてことをいつもやらせていたら、それこそ侮辱的だと思わない?もちろんレベルの低いクラスではそのようなアクティビティーも交えて英語を覚えていくけど、自分が何をやらなければならないか本当にわかっている大人にそんなことはさせられないよ。そういう配慮もしてカリキュラムやコース内容を考えるんだ。だから、先生は準備でとっても大変になるね。でもModusの先生はもちろんTESOLの資格も持っているし、何より才能があるんだ。才能がないと、ここまできめ細かに組まれたカリキュラムに沿って、しかも生徒一人一人に注意を払って授業を進めるなんてことはできないからね。」



<取材後記>

取材に行く前からそれこそ口コミで前評判をうかがっていたModus。さぞかし、厳しくて生徒もへとへとなのではないか、と思っていましたがとんでもない。生徒も先生もディレクターを初めとしたスタッフもみな同様にジョークを言い合ったりして、お互いにごく自然な関係が築かれている、という印象でした。

そして、他校とは少し違うかな、と感じたのは、生徒さん達が自信に満ちている、ということです。インストラクターの方も言っていましたが、とことんしゃべられるようになっていくことで、自然と自信がみなぎってくるのでしょう。そして生徒も先生も、Modusに通っていることに誇りを持っていました。

英語学校としては異色の英語教師による経営システムを施行しているModus。そのため、他では気づかない生徒さんの要求にも迅速に的確に答えてくれる、そんな安心感がModusのカラーを明るいものにしているのでしょう。カナダでしか味わえない、今を生きる英語を使って色々な人とコミュニケーションを図りたい方はModusで学んでみてはいかがでしょう。

レポート Jpcanada.com取材班(saki)



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