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2010.12.10

LSC Language Studies Canada, Vancouver

『カナダで最も歴史のある語学学校』
LSCの名で古くから多くの学生に親しまれている老舗の私立語学学校Language Studies Canada。大規模校でありながら日本人が少なく、国際色の豊かさで知られています。ランゲージ・トラベル・マガジン(Language Travel Magazine)の2010年度スター・アワード(Star Awards)北米部門を受賞し、語学学校としての質の高さは立証済み!

「世界中の学生と、国際相互理解を深めてほしい。」

Richardさん(ディレクター):LSCカルガリー校とトロント校で教師やレジストラーなど様々なポジションを担当されたのち、バンクーバー校のディレクターに就任。優しく穏やかなRichardさんが持つほのぼのした雰囲気で、学生やスタッフもリラックス!
LSCはカナダで最も歴史のある語学学校だそうですね。

「はい。当校最初のキャンパスは、1962年にモントリオールで創立されました。カナダの語学教育機関の先駆けとなった伝統ある学校です。バンクーバー校は1988年に開校しました。現在はカルガリーとトロントにもキャンパスをかまえ、カナダの主要4都市で世界中からの学生を迎えています。

私達は4キャンパスの繋がりを大切にし、毎年定期的に行われる合同ミーティングでは、新しいプログラムの開発やアドミニストレーション・システムの導入、宿泊施設の改良などについて話し合いを重ね、高いクオリテイーの維持に努めています。」

カリキュラムは統一されているのですか。

「はい。4つのキャンパスで同じプログラムとカリキュラムを使っています。選択クラスはキャンパスによって多少異なりますが、レベル・システムは同じなので、他の都市のキャンパスに転校してもスムーズに勉強を続けることができます。転校手続きが無料でできることも、LSCで学ぶ利点の1つでしょう。」

バンクーバー校の規模は?

「夏季は月約500名、冬季は月300名ほどの学生が学んでいます。講師は40〜50名でしょうか。各国のカウンセラーも常勤しているので、英語初級者でも安心して学べるサポート体制が整っています。

当校の校舎は2階を主にオフィス・スペースとして使用し、3階から5階までの計42教室を授業で使用しています。3面を窓で囲まれた明るく気持ちの良いスペースで、私達もとても気に入っているんですよ。ダウンタウンの中心地に位置し、スカイトレインやシーバスにも近く、食事やショッピングが楽しめる非常に便利な立地です。このように恵まれたロケーションに校舎を構えられたことは、とても幸運なことだと思っています。」

LSCと言えば国際色の豊かさで知られていますよね。

「はい。当校には実に様々な国から学生が集まり、非常に多国籍です。どの国籍も35%以上にならない様にコントロールしているので、ヨーロッパ、南米、アジアの国々のバランスの取れた環境の中で勉強できます。また、例えばドイツ語を話すドイツ人、スイス人、オーストリア人のように、国籍が違っても同じ言語を話す学生を1つのグループとして数え、どのグループも平均的に同じぐらいの数になるように受け入れています。

喜ばしいことに、学生達はこの学校を卒業後もお互いの国に行き来して交流を深めています。素晴らしいことですね。これからの社会を担う若い人達にとって、国際相互理解はとても大切なことです。当校はこれからも多くの学生に国際交流の場を提供し続けていきたいと思っています。」


「細かいレベル分けと、オンタイム・ポリシー、国際色の豊かさが特徴。おすすめはハイアー・スコア試験対策プログラム!」

Minaさん(カウンセラー):スタッフやディレクターさんからも頼りにされる存在のMinaさん。オフィスではみんなのサポーター役です。
この学校の特徴は?

「まず国際色豊かだというのが一番のポイントだと思います。日本人は年間を通して全体の3〜4%なので、日本人の少ない環境で学びたい学生にお勧めです。

それからレベル分けがしっかりしている点ですね。総合英語のプログラムには10レベルもあり、1つ上や下のレベルではほとんど英語力の差が感じられないほど、細かいレベル分けになっています。

また、英語オンリー・ポリシーはもちろんですが、出席率や遅刻に関してもとても厳しいルールがあります。授業スタート時間の9:00になると教師が教室のドアを閉めてしまいますので、5分遅刻でも教室の中には入れません。レベル・アップの査定時には、英語のテスト以外に出席率も評価の対象にしています。」

帰国後、英語力を生かした就職をするには、どんなプログラムがお勧めですか。

「近頃は、英語を習得したらテスト対策コースをとって点数を上げてから母国で就職、という形が主流になりつつあるようです。まず最初に総合英語であるジェネラル・イングリッシュ・プログラムで英語力を高めてから、TOEIC試験対策コースを受講されると良いでしょう。トロントで大人気の試験対策プログラム、ハイアー・スコア・TOEICがバンクーバーでも受講できるようになりましたのでお勧めしたいですね。TOEICの他に、TOEFLとIELTSも開講しています。ハイアー・スコアは、試験の点数を上げるために独自に開発された特別プログラムです。試験にフォーカスを当て、質問に対する答え方を具体的な例を出して教えていますので、非常に効果的なカリキュラムになっています。TOEICは特にリスニングで満点に近い点数を取らないと高得点が取れないので、ネイティブ・スピーカーの講師による授業で、リスニング力を上げることにも力を入れています。

TOEIC、TOEFL、IELTSのいずれも12週間のプログラムですが、学生さんによって既に持っているスコアと、目標とするスコアの差に開きがあるので、必ずしも12週間受講する必要はありません。プログラムお申し込み前に当校でアセスメント・テストを受けていただいて、一人一人の学生さんに必要な期間をアドバイスさせていただいてます。

フルタイムのケンブリッジ・プログラムも提供しています。 インターナショナル・ビジネス・イングリッシュ・プログラムも、とっておくと就職の際に役立つと思いますよ。」

読者にメッセージをどうぞ。

「当校でもトライアル・レッスンを提供できるようになりましたので、日本人の少ない環境で学びたい方はぜひ一度お試しください。コース選びのアドバイスもさせていただいております。」


学校の様子

近代的なビルの4フロアーを
占める立派な校舎
広い受付で各国のカウンセラーが対応してくれます。 窓の多い明るい教室
コンピューター・ルーム いろんな国籍の友達ができます。

旅行のアクティビティーは大人気。
写真はレイク・ルイーズ。


「目的にあわせてプログラムをカスタマイズ」

Curtisさん(アカデミック・サービス・アドバイザー):ポーランドやチェコ、日本などの海外で長年英語教師をしてこられたCurtisさん。現在はLSC全キャンパスで共有されるカリキュラムの開発や、講師指導などに携わっています。日本に対する知識も豊富です。
ジェネラル・イングリッシュ・プログラムの概要を教えてください。

「はい。ジェネラル・イングリッシュ・プログラムは、1日の時間割をA(9:00〜10:50)、B(11:20〜13:10)、C(14:10〜15:20)、D(15:35〜16:45)の4つのピリオドに分け、ピリオド毎にレベルにあった選択クラスを組み合わせてカスタマイズするプログラムです。ピリオドA+Bの週20レッスンの授業を゛20 Lessons"、ピリオドA+B+Cを゛25 Lessons"、ピリオドA+B+C+Dを゛30 Lessons"と呼んでいます。

授業内容としては、ピリオドAとBのコアとなる総合英語クラスでは、主にスピーキング、リスニング、リーディング、ライティングの4スキルをバランス良く勉強します。中でもスピーキングを重視していて、授業には会話力をつけるアクティビティーが豊富に盛り込んであります。このクラスで使う教科書は、LSCの全キャンパスで同じものを使用しています。2冊の教科書を1カ月おきに交換して使い、レベルがパスできず翌月に同じレベルを繰り返す学生が、もう一度同じ教科書で勉強をしなくても良いように工夫しています。レベル4からは、この総合英語の他にインターナショナル・ビジネス・イングリッシュを選択できるようになります。さらにレベルが上がると、ハイアー・スコア・TOEIC、IELTS、TOEFLといった試験対策クラスも取れるようになり、選択肢も広がります。

ピリオドCとDでは、さらに個々のスキル・アップにフォーカスをあてた選択クラスが受講できます。発音&語彙、イディオム、会話、プレゼンテーション、ビジネス関連など多様に揃えていますので、各自のニーズに見合ったクラスが見つかることでしょう。」

最近ではどんなプログラムを開発されましたか。

「LSCでは学生にとって刺激的なプログラムを提供できるように、学生へのアンケートに基づいて新しいプログラムを考案しています。最近では全キャンパスで、学生に興味のある分野や、あればいいなと思う選択クラスについてアンケートをとった結果、どのキャンパスでも、スポーツや音楽、ビジネス・プレゼンテーションがトップ3に選ばれました。そこで学生の希望をもとに、新しくEnglish through SportsやEnglish through Music、ヒップ・ホップ・イングリッシュなどのプログラムをピリオドDに開講しました。担当講師には若い講師を選び、カリキュラムのデザインにも参加してもらうことで、講師も学生も一緒に楽しめる活気にあふれたプログラムができました。特にヒップ・ホップは多くの学生が好んで聞いている音楽ですから、『リズムに合わせて自然に英語が体に入っていく』と好評です。」


「恥ずかしがらずに英語を話せる環境。」

Manaさん:General English25を受講中。以下M。
この学校はどのように選ばれましたか。

M「私はワーホリで来たので仕事を始める前に英語を勉強したくて、自分の足で歩いてトライアルをしながら学校選びをしました。
他校ではクラスに日本人が3〜4人はいたのですが、この学校では私以外に1人もいなかったので、この学校を選びました。」

Takumiさん:General English25を受講中。以下T。
Takumiさんはいかがですか。

T「僕は、トロントのLSCで勉強していた知り合いに薦められてこの学校に決めました。カナダに来たばかりで学校選びの基準がよくわからなかったので、知り合いが実際に通って良かったと思えた学校なら安心だと思いました。」

この学校のどんな点が所が好きですか。

M「やっぱり日本人が少ない所がいいと思います。日本人どうしで英語を話すのは恥ずかしいので、日本人のクラスメートがいるとどうしても授業中の発言が少なくなってしまうんですよね。他に日本人が居ないと、間違いも気にしないで伸び伸びと話せる気がします。
それに、授業中に分からないことがあっても、日本人の友達に聞いたりしないで自分の力で理解しようと努力するので、もっと頑張れると思います。」

T「僕も、同じ国籍の人がいるとお互いを頼ってしまうので、日本人の少ないところが気にいっています。英語オンリーで授業を受けれるので、勉強には良い環境ですよね。」

M「国籍のバランスが良く、アジア人以外の異文化を持つクラスメートと友達になれるので、他校に通ってる友達から羨ましがられます。特にブラジル人やメキシコ人は明るくて面白いので楽しいです。私が授業中にわからない事があると、一生懸命教えてくれます。何を言っているのかわからないこともあるけど(笑)、みんなすごく優しいです。」

T「クラスメート達はみんな前向きですごく積極的に話します。自分もどんどん話さないと取り残されるので、彼らに追いつこうと積極的に発言をするようになりました。シャイな日本人は鍛えられます!」

授業はいかがですか。

M「午前の総合英語のクラスでは、文法を一通りしてから、ペアを組んでスピーキング関連のアクティビティーをすることが多いです。ピリオドCではスピーキング・クラスをとっていますが、授業では主に、サンクス・ギビング・デーやハロウィーンなどのカナダの行事について会話をします。クラスメート達の国の行事や慣習についても学べるので楽しいです。」

T「先生によって教え方は違いますが、だいたい最初に基礎的なことを学んで、その後は会話をしながら学んだことを使ってみるという、実践の授業ですね。今のクラスは生徒数が4人で日本人は僕1人なので、たくさん話せます!」


<取材後記>

今回は黄色いお顔のロゴマークでお馴染みのLSCを取材しました。

大規模校のため混雑した空間を想像していましたが、校内は思いの外とても落ち着いた雰囲気でした。さすがカナダ一歴史のある語学学校だけあって、仕事を辞めて長期で学びに来る学生が多く、学生の真剣さがうかがえます。校内の広々としたスペースも、月500名もの学生が快適に学べるようにデザインされています。

さてこのLSC、特徴は「国籍豊かであること、日本人が少ないこと、時間と出欠に厳しいこと、アクティビティーが盛んであること」などがあげられます。また、ホームステイの他に、快適さ、安全性、市街中心地を考慮して選ばれた、近代的なホテル式宿泊施設や寮も斡旋していて安心です。こうしたところも、LSCが信頼の置ける語学学校として定評を得ている理由の1つではないでしょうか。

余談ですが、実は記者も大昔にLSCモントリオール校で学んだことがあり、今回の取材で当時のことを懐かしく思い出しました。当時から国際的な学校で、様々な異文化や考え方の違いに触れることができたあの8か月は、私にとって貴重な経験になりました。当時のクラスメートやお世話になった担任教師とは、20年近くたった今でも友達です!

レポート Jpcanda.com取材班(Piccolo)
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