毎週更新!カナダ留学・語学学校・専門学校『生』情報
2010.08.20

King George International College

『教科毎に違うレベルで学べるESL授業が特徴』
1996年の開校以来急成長を遂げ、現在カナダ内外6つの都市にキャンパスを構えるKing George International College(以下KGIC)。様々な国からの留学生が集まる、大規模な語学・専門学校です。ESLでは、バンクーバーで唯一と言われる独自のフレキシブル・レベル・システムを持つことで知られています。専門プログラムも豊富で、英語を上達させた後にキャリア分野での資格を取れるのも魅力です。

「KGICの人気の秘訣、フレキシブル・レベルシステム」

Chrissさん(Academic Director): Head teacherを経てDirectorに就任される前はKGICでも英語を教えていたChrissさん。KGICですでに9年勤めているそうです。残念ながら今では教鞭をとっていませんが、名教師で知られたKGICの伝説の教 師だそうです。
まずは、KGICについて教えてください。

「当校は、ESLと多くの専門分野のプログラムを提供している大規模な私立語学・専門学校です。バンクーバー・ダウンタウン、サレー、ビクトリア、トロント、ハリファックス、ボストンと6つの都市にキャンパスを開校しています。ESL校舎であるこのロブソン・キャンパスだけでも、毎月約350名もの学生が学んでいるんですよ。ESLの他にも、英語教師養成プログラムや、ビジネス系インターンシップ・プログラムなどがありますので、留学期間や将来のプランに合わせ、英語プラスアルファの勉強ができます。」

学校の特徴は?

「ESLプログラムを提供する語学学校としての一番の特徴は、当校のフレキシブル・レベル・システムです。KGICのESLプログラムは、カリキュラムを文法、リーディング/ライティング、リスニング、コミュニケーションとスキル毎に4教科に分けています。毎月この4つのスキルを別々にテストし、その結果によって、文法はレベル4、リスニングはレベル2などと、教科毎に違ったレベルのクラスを受けることができます。プログラムは3ヶ月で1レベルを終えるようにデザインされていますが、3ヶ月を待たずとも、例えば文法だけ1ヶ月で1つ上のレベルに上がったりすることもできて、とてもフレキシブルです。得意分野、不得意分野は人によって違いますので、全てのスキルを1つのレベルで総合的に判断するには無理がありますよね。スキル毎に合ったレベルで授業を受ければ、弱点はしっかり克服して、得意な事はさらに伸ばしていくことができます。また、クラス毎に違う教師から英語を学ぶ事で、学生にとっては得るものが多いはずです。このシステムをとっている学校は、バンクーバーでもおそらく当校のみだと思われます。

教材も市販のものではなく、当校独自のこのレベル・システムに見合った、オリジナルのものを使っています。また、個人面談を毎週行い、生徒一人一人が各自の上達具合や弱点を把握できるようにしています。

その他には、放課後の「選べるレッスン」も特徴の1つです。様々な無料クラスが開講されており、毎月各自のペースに合わせて好きなクラスを受講できます。アカデミック・クラスやキャリア準備クラス、ヨガやクッキング・クラスなど様々な分野のものがあります。

アクティビティーにも力をいれており、学生が在学中にカナダの文化や習慣に触れる様々な機会を提供しています。」

どの様な学校づくりを目指されていますか。

「KGICは大規模なアカデミック校ですが、小さな学校の持つフレンドリーな雰囲気を心掛けています。厳しさと楽しさのバランスの取れた学校でありたいですね。」


学校の様子

ESL専門校舎の
ロブソンキャンパス
授業風景 カウンセラーの窓口

「丁寧に教えてくれる、親切な先生方ばかりです。」

Tomokoさん:ESLに4ヶ月通った後、Powerspeaking and Modern Mediaのクラス(以下PMM)を2ヶ月受講。
カナダ留学を決められたきっかけを教えて下さい。

「はい。私は日本で幼稚園教諭をしていましたので、長い夏休みを利用して毎年海外旅行をしていました。その中で、もう少し現地の人とコミュニケーションが取りたい、海外に出て自分の視野をもっと広げたいという気持ちが生まれ、真剣に留学を考えるようになりました。カナダは前から行ってみたい国の1つでしたし、自然があり、治安が良く、人々も優しいと聞いていたので、迷わず留学先として選びました。

学校は日本で留学エージェント主催の学校説明会に参加した時に、KGICはESLだけではなく、専門的なコースが豊富だと聞き、帰国後のために、英語以外にも資格を取ったり何かのスキルを身につけたりするのは重要だと思い、入学を決めました。」

ESLの授業はいかがでしたか。

「入学当初は授業についていくのに必死で大変でした。日本では英語の個人授業を受けていたので、リスニングは何とかなると思っていたのですが、授業中先生のおっしゃっている事が理解できなくてショックでした。このままではいけないと思い、いつも朝早く来て先生に一番近い席を確保して、分からない事は逐一質問する様にしました。たぶん私がクラスで一番質問していたと思います(笑)。先生方は親切でいつも分かるまで丁寧に教えてくれました。先生の他にも、TESOLの実習で来ている英語教師を目指す学生さんにも質問できるのが良かったです。

この学校のESLは教科毎にレベルを分けるので、文法はアドバンス・レベルでスピーキングはビギナー・レベルといった感じに、それぞれのクラスに荷物を持って教室を移動します。友達もその分たくさんできますし、クラス毎に違う先生に教えていただけるので、とても良いシステムだと思います。」

PMMはどんな授業内容でしたか。

メディアに関することを題材に、会話力をつけるクラスなので面白かったです。Youtube のプロモーション・ビデオやテレビ番組などからサブリミナル効果を研究したり、テーマに沿った討論をしたりと、とても興味深い内容でした。

プレゼンテーションは毎週ありました。何か商品を選んでその広告を作って発表したり、テレビのニュース番組を想定したロールプレイもしました。私達は宇宙人が英語の勉強をしにKGICにやって来るという話を想定して、ニュースキャスターやリポーターなどの配役を決めて、宇宙人役の担任の先生にインタビューをするというプレゼンテーションをしました。(笑)

会話中心の授業ですが、書く課題や宿題もたくさん出ます。新聞から自分の興味のある記事を切り抜き、記事に出てくる主要語彙の説明や、記事の内容、それについての意見を書いたり、メディアログと言って、映画やテレビを見て、その内容や感想を書く課題も出ました。特にコマーシャルは短い時間で早く話すので、何を言っているのか聴き取るのが難しかったですが、良い勉強になったと思います。

このクラスは英語力の高いクラスメートが多く、彼らとの会話からたくさんの語彙を学ぶ事ができて私にはとても勉強になりました。ESLとは違い、朝から午後まで通して同じクラスのフルタイムなので、クラスメートとの絆も深く、みんなとても仲がよかったです。」

英語オンリー・ポリシーにはどの様なルールがありましたか。

「隠れて母国語で話す事がない様に、昼休みにも教室のドアを閉めてはいけないことになっています。学校で読む本や、WEB閲覧やE-mailなども全て英語以外の言葉のものは禁止です。ルールを破るとレッド・カードが渡されて、3枚たまると退学処分を受けます。クラスメートが母国語で話しているのを聞いていながら注意をしないと、注意をしなかった人も同罪とみなされてレッド・カードを貰うんです。大きな学校なので、このようなルールで英語環境を作るのはとても良いことだと思います。」

この学校の良い所は?

「何よりも先生方が熱心で、親身になって教えてくれる方ばかりでした。先生方には本当に恵まれたと思っています。友達でKGICを卒業して他の学校に転校した人がいるのですが、KGICの先生はやっぱりすごく良かった、KGICに戻りたい、といつも言っています。それから、KGICには学生の国籍に偏りがないので、いろんな文化を持つ友達ができて、それがとても良い刺激になりました。私はもうKGICを卒業してしまいましたが、この学校を選んで良かったと今改めて思っています。この学校が恋しいので、今日この取材に協力させていただけるのがすごく嬉しいです。」

今後のご予定は?

「幼児教育に携わっていきたいので、できればこの学校で児童英語(TESOL for Children)の資格を取る勉強をしようと考えています。」


学校の様子

独自のレベル・システムで
効率的な授業
ハロウィーン・パーティー エントランスホールでサッカーの試合に見入る学生達
KGICロブソン
インフォメーションボード
先生が参加する
アクティビティー
休み時間や放課後も
くつろいだ雰囲気

「基礎から学べる「中学/高校生向け」英語教授法!」

Peteさん(TESOL for Middle School講師):公立校教師としてのバックグラウンドや、アフリカでの英語教師養成、韓国と中国でのTESOL講師など幅広い経験を活かし、TESOL for Middle School(以下TESOL-M)のカリキュラムを立ち上げる。
新しいプログラム、TESOL-M(中学/高校英語教師養成プログラム)について教えてください。

「はい。これまでの「TESOL」は、教える対象を大人、もしくは子供とした英語教師養成
プログラムに限られていました。しかし、英語を学ぶ学生の多くは中学生や高校生です。子供でもなく大人でもないこの年代に英語を教えるには、特別な知識と準備が必要になります。当校ではその点に着眼し、このジュニアの年代に焦点を置いたTESOLプログラムをデザインしました。KGICは、このプログラムを提供しているバンクーバーで唯一の学校です。これで、子供から大人まで個別に対応をしたTESOLプログラムを提供出来るようになりました。プログラムは8週間の授業と4週間の教育実習で構成された、合計12週間のフルタイム・コースです。2年前にスタートしたプログラムですが、早くも当校の人気プログラムの1つになり、席は常に満席になっています。受講をご希望される学生さんには、余裕を持って数ヶ月前にお申し込みされることをお勧めしています。」

授業内容を教えていただけますか。

「はい。このプログラムでは、思春期の子供たちの行動パターンや、その特性を踏まえた教授法を学習し、敏感な年頃の学生に対応することができるプロの英語教師を目指します。具体的には、4つのスキル(文法、読み書き、リスニング、スピーキング&発音)の教授法から、カリキュラムの作成法、クラスマネージメント、クラス内アクティビティーとその効果、科学や地理などの英語以外の科目の教え方、宿題/課題の与え方や評価方法等をカバーします。TKT(ケンブリッジ大学開発の英語教師能力テスト)はプログラムには含まれませんが、このテストはどんな英語教師にも役立つ優れた内容なので、TKTテスト対策も授業に取り入れています。

このような教育方法論の他に、実践としてプレゼンテーションや教育実習にも力を入れています。教育実習はカナダの私立中学や高校、またはKGICのジュニア・プログラム(サレー・キャンパス)で行われます。文法レッスンと、英語以外の科目のレッスンを実際に教える経験ができます。」

このプログラムと、TESOL for ChildrenやTESOL for Adultsとの違いは何でしょうか。

「やはり英語以外の科目を英語で教える術を習うことです。中学や高校で教える、数学や科学や地理等の科目を、自分の言葉ではない英語で教えるというのは簡単なことではありません。このプログラムは、通常のTESOLコースより授業でカバーする範囲が広いので、覚悟を持って挑まなくてはならないコースだといえるでしょう。しかし、今まで教えてきたほとんどの学生が真剣に学び、良い成績を修めています。教育実習先からも良い評価を受けていますよ。」


「英語だけでは終わらせない留学で、キャリアアップ!」

Miyukiさん(Marketing Representative):ご自身のカナダ留学経験をもとに、日常生活から英語の勉強の仕方まで丁寧にアドバイス。アカデミック・カウンセリングでは、一人一人の学生にあったコース・プランを一緒に考えてくれます。
KGICの強みとは何でしょう。

「ESLでしっかり勉強することができて、その上その後の選択支も広いことだと思います。当校では、キャリアアップの為の専門プログラムを数多く提供しています。大きく分けて、英語教師系、スペシャル語学系、テスト対策系、ビジネス&インターンシップ系がありますが、何がしたいか分からないという学生さんにも、きっと興味を持っていただけるプログラムが見つかるはずです。KGICのESLプログラムは、それら専門プログラムへのステップとなるようにもデザインされています。英語の基本である「読む・書く・聞く・話す」を基礎からバランスよく学習し、日常英会話だけでなく、仕事などあらゆる場面で「使える英語」を身に付けることができます。」

今回はその専門プログラムの中から特にPMMとTOEFL-Mをご紹介いただきましたが、どちらもキャリアアップに繋がりますか?

「もちろんです。今回ご紹介させていただいたPMMは、スペシャル語学系の人気プログラムです。このクラスではプレゼンテーション6回をビデオに撮り見直すことで、自分の弱点や癖を客観的に分析することができます。『今から2分間相撲について話してください。』といった感じの即興スピーチもしますので、回をこなすうちに度胸とプレゼンテーション力がつき、話す事に自信を持てるようになります。こういったトレーニングは面接時に生かされますので、これから就職をされる方に役立つはずです。スピーキングの上達を実感していただけると思いますよ。また、ライティングや文法も授業内容の一部ですので、総合的に力がつきます。すでに中級以上の英語力があり、ESLより手ごたえの欲しい学生さんにお勧めのプログラムです。

英語教師系プログラムからは、TOEFL-Mをご紹介させていただきました。文科省は、2013年から高校の英語は英語で教えるという教育方針を掲げていくそうです。英語教育の低年齢化も進んでいますし、日本の英語教育は確実に変わってきています。今までよりも高い英語力のある人材が求められるようになりますので、日本からもたくさんの高校教師の方がこのプログラムを受講しにいっらしゃいます。英語力と授業力を高め、実践力をつけられるこのプログラムを受講すれば、インターナショナル・スクールや、学習塾、中学/高校への就職に有利になります。」

他都市のキャンパスへの編入も可能ですか。

「はい。転校手続料金なしで、キャンパス間の編入が可能です。KGICのESLは全キャンパスにて、レベル構成、カリキュラム、教材などを統一していますので、キャンパスを変更した際にも、これまで勉強してきた内容をそのまま継続することが可能です。また、ESLはハリファックスで、ビジネスはバンクーバーで、と、プログラムによって都市を変える学生も多いです。広大な北米は、各都市によって雰囲気や特徴が異なりますから、2都市、3都市留学ではその分多くの経験や友達を得ることができます。」

ホームステイの他に、学生寮もあると伺いました。

「はい。当校では各キャンパスにて、当校の学生専用のスチューデント・ハウス(学生寮)を提供しています。ハウス型、モーテル型、アパート型と、スタイルや許容人数はハウスによって異なりますが、各スチューデント・ハウスにコーディネーターがおり、生活をスムーズするためのケアを行っています。多くの国から学生が集まるスチューデント・ハウスは、英語を話し、様々な国の文化を理解する格好の環境です。学生間でコミュニティーを形成し、皆さん楽しく生活をされています。各スチューデント・ハウスでは生活に必要な家具やキッチン用品などは完備されていますので、スーツケース一つで入居が可能ですよ。サレーキャンパスのスチューデント・ハウスでは清掃サービスも入っておりますので、快適に暮らせます。サレーキャンパスのスチューデント・ハウスは学校へのアクセスも簡単で、スーパーマーケットや様々なお店が徒歩圏内にあります。」


<取材後記>

この学校の特徴はなんと言っても、ずばりレベル分け。教科毎にレベルテストを行い、毎月自分のレベルに見合ったクラスで学ぶ事により「文法は簡単すぎるのに、会話にはついていけない」などというESL特有のジレンマが解消されます。効率よく英語の学習ができる、画期的なシステムと言えるでしょう。

また、英語以外の専門分野のプログラムが豊富なので、英語力をつけた後のキャリアアップも目指せます。Miyukiさんを始め、学校のスタッフが親身に進路相談に乗ってくれるので、語学留学後の選択支が広がりそうです。

取材したこの日、KGICのラウンジは、テレビでスポーツ観戦する学生さんの熱気に包まれていました。様々な国籍の学生が1つのゲームに歓喜する様子はとても国際的で、大規模学校の迫力を感じました。

友達がたくさんできる環境を求める方にもお勧めの学校です。

レポート Jpcanda.com取材班(Nicky)
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