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毎週更新!カナダ留学・語学学校・専門学校『生』情報

2009.02.13.

British Columbia Institute of Technology -

ISEP 


『BCIT本科プログラムへのブリッジ(橋渡し)プログラム、ISEP

バンクーバーはもちろん、BC州で非常に高い評価を受けるテクノロジー・サイエンス・ビジネス分野専門の公立校、BCIT。ディプロマプログラムだけでなく、看護学など学位取得のプログラムもあることから、職業訓練専門学校と大学との要素を持つ。開校当時から、即戦力になるスキルと知識を身に付けた卒業生を送り出すと、雇用主からの評価も高く、就職に強いことで知られる。

今回は、留学生向けの英語ブリッジプログラム、ISEP(International Student Entry Program)を中心にご紹介。ISEPは、留学生の英語力を短期間でBCIT入学レベルまで持っていく、強力なインテンシブプログラム。BCITに進学希望の方だけでなく、ESLの延長としてもお勧め。


→2003年のBCIT取材ページはこちら


★BCIT、そして社会に出て、成功を収める人材を育てます!
(Michaelさん:第二言語習得の分野で修士号取得、そして長年のESL教育経験とを持つこの業界のベテラン。ISEPプログラムディレクターであると同時に、BC州のESL教育の団体、BCTEALの理事も勤める。)

−ISEPについて教えてください。
「はい、ISEP(International Student Entry Program)は、BCITに進学したい留学生を対象に、ESLとBCIT本科プログラムとの橋渡しをする特別なプログラムです。レベルは6レベルあり、下からレベル100、200、300、・・・600となっています。各レベル7週間、週25時間の授業時間数とインテンシブなフルタイムコースです。

このプログラムの第一の特徴は、話す、聞く、読む、書くの4スキルをバランス良く伸ばす事ができるカリキュラム設定になっている点です。4スキルに焦点を当てているのは、BCITに編入すると、教科書を読むスキル、授業を聞くスキル、プレゼンテーションやグループ作業で話すスキル、そして、宿題などを提出するのに書くスキルと、4スキル全てが必要となってくるからです。

第二の特徴は、ISEPでは、BCIT本科プログラムと密に連絡をとり、何をカリキュラムに加えたら、より学生の成功につながるかの研究をし、改良に改良を重ねた最高のプログラムを常に提供している点です。

第三の特徴は、どんなにプログラムが優れていても教師がダメでは、結果はだせないので、ISEPでは強力な講師陣を揃えている点です。教師は皆、最低でも大卒以上、TESLカナダの資格保持者で、経験豊富な者ばかりです。

よく大学付属のアカデミック英語プログラムとの違いは何かと聞かれますが、大学付属の英語プログラムは、リベラルアーツや一般教養科目にも対応するようなアカデミック英語を教えるのに比べ、ISEPは、BCIT進学を目的とするため、BCITが提供するテクノロジー、ビジネス、サイエンスなどの分野の特殊英語(専門用語など)にしっかり対応する内容になっています。

最後に、このプログラムを修了し、BCITの本科プログラムに入ると、プログラムによっては免除になる科目があるので、早くプログラムを修了することができる利点もあります。ビジネスマネージメント スタディーのプログラムでは、1学期目、2学期目の英語(COMM)コースが免除になります。(ISEPのどのレベルまで修了したかで、免除になる単位数が異なるなど、細かい規定があるので、詳しくはお問い合わせください。
)」


★将来英語を使う仕事につくのが、目標です!
(Masayukiさん:日本からワーキングホリデービザで滞在中。カナダ滞在3ヶ月目。)

−どうしてBCITのISEPを選ばれましたか?
「今回のワーキングホリデーの目標の1つが、仕事ができる程度の英語力を身につけることなので、ライティングやリーディングも含め英語が総合的に学べるISEPを選びました。他にも4−5校、見て回りましたが、BCITのISEPが一番カリキュラムがしっかりしていたこと、授業料が他校より手頃だった事、そして入学のタイミングもぴったりあっていたことから、ISEP受講を決めたのです。」

−クラスメートは、どのような方が多いですか?
「月によって異なりますが、クラスは、20名弱で、中国人や韓国人が多いです。今の所、先月も今月も日本人はクラスに私一人です。中国人留学生は、将来BCITに行きたい!という人がほとんどです。韓国からの学生は、ESLの延長として受講していたり、企業研修でまとまった人数で来ているようです。他には、ブラジル人やフランス人もいます。年令は、20才〜25才前後の人が多いと思います。」

−授業はどのような感じですか?

「はい、毎日授業は6時間で宿題が2時間分出ます。最初の頃は、クラスが20人弱と大きめなので、先生と話すチャンスも少なく、慣れるまで大変でしたね。入学当時は、400レベルのクラスだったのですが、ついていくのが大変過ぎたので、300レベルに下げてもらい、今では授業のスピードも内容も満足しています。リーディングでは、パラグラフリーディングといって、段落ごとのメインアイディアを引っぱり要約する課題など、日本ではやった事のない勉強法で、新鮮ですね。英語力もどんどんついていると思います。」


BCIT本科転入後にも困らない、しっかりした高度な英語力を身に付けましょう!
(Rebeccaさん:とても親切で丁寧と評判の先生)

―経歴を教えてください。
「はい、歴史の分野で学士号、修士号を取得、そして教育学の学士号も取得し、カナダの公立高校で社会科の教師をしていました。高校でESLの学生を教える機会があったことから、ESL教育の分野に興味をもつようになりました。ESLの学生、特に留学生は、とてもやる気があって、言語にもカナダにもとても深い興味を示すので、教えていてとても楽しいです。今は、ISEPプログラムを担当しながら、大学で更なる言語教育の単位を履修しています。」

―現在担当されているコースについて教えてください。また、今日の授業内容について教えてください。
「はい、今は上級の600番のコースを担当しています。今日のライティングの授業では、課題のエッセイを書き上げる作業をしました。今回の課題は、プロセスを説明するエッセイを書くことで、トピックはコンポストの作り方でした。エッセイの注意点としては、構成の面でイントロと結論があること、接続詞を使い、きちんと流れのあるエッセイ(インストラクション)に仕上げること、そして内容面では、コンポスト作成のヒント、注意点を加えることとしました。もちろん、辞書を使うのはOKです。

実際にエッセイを書く過程においては、このレベルでは、self edit(自分で添削)、次にチェックリストをもとにpeer edit(クラスメートによる添削)、最後にteacher edit(先生による添削)と、3段階で進めます。私が添削する時点では、かなりの出来のものが出来上がっているのですが、更に良いものに仕上がるよう、構成、スペリング、文法など細かい点まで添削していきます。そして、最後に1段落くらいで良い点や問題点などをコメントします。ライティングでは、常に、エラーコード(例えば、WCならWord Choiceミス、SPならスペルミス)にそって添削しています。」


★学校と授業の風景
 
ダウンタウン
BCITキャンパス
授業の様子
 

BCITでも人気の
大工(カーペントリー)プログラム

ブロードキャスティング
プログラム

 



<取材後記>

BCITのバンク-バーダウンタウンキャンパスにて開講中のISEPプログラム。BCIT進学を目指す学生を中心に、総合ESLとして受講する短期留学生、企業研修の学生などが学んでいます。プログラムディレクターのMichaelさんは、学生想いのとても親切な方で、学生一人一人をよく把握されている印象を受けました。本科プログラム入学や単位移行の相談や交渉なども手伝ってくれ、頼りになるディレクターです。

今回は、留学生向けのISEPプログラムを中心に取材を行いましたが、カナダの移民権や市民権を保持されていらっしゃる方は、前回の取材でご紹介したCOMMコースをパートタイムで受講する事も可能です。4スキルのうち1スキルが他と比べて大きく劣る場合や、学生ビザの取得が必要ない場合には、お勧めだそうです。

BCITは、様々なビジネスと深いつながりがあり、即戦力となる人材を送り出すことから、雇用主から非常に高い評価を得ている学校です。実際に、BCITのビジネスコースを終え、プラクティカムをし、そのプラクティカム先からジョブオファーをもらい、現在はワークビザを取得して活躍している日本人留学生もいるそうです。

高度な英語力を身に付けたい方、実践的なスキルを身に付けたい方、カナダでの就労経験を得たい方には、お勧めの学校です。


レポート Jpcanada.com取材班(kiki)

 


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