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毎週更新!カナダ留学・語学学校・専門学校『生』情報

2006.7.7.

LETS WORLD


『カナダで唯一、J−shine(小学校英語指導者)の資格が取れる学校。


オーストラリアで有名なLETS WORLDが、今年バンクーバーにもキャンパスをオープンしました!
LETSは、TECの専門校で、カナダで唯一J−shine(小学校英語指導者)の資格が取得できる学校です。プロの児童英語教師を育て上げると、業界でも評判で、民間児童英語/英会話教室など、卒業生の就職実績を誇ります。英語か日本語と、プログラム受講言語が選択できるのも魅力です。


★LETSの教授法、J-shineプログラムを広く伝えていきたいです!
(Yoshioさん:Director、右:学校のキャラクターであるパフィンとYoshioさん)

−LETSとの出会いを教えてください。
「実は、僕は、もともと英語が嫌いだったのです。でも、将来英語が絶対必要になるだろうと思い、オーストラリア留学を決めました。そのオーストラリアで、LETSに出会い、プログラムを受講しました。受講しながら、子供時代にこういう学び方をしていたら、英語が好きになっていたのにと強く思いました。その後、第2言語習得/教育の分野で、オーストラリアで大学院進学を決めました。実際、大学院では、日本で教師歴の長い方が何人もプログラムをとっていましたが、模擬レッスンになると、先生が中心(Teacher-Centred)の教え方なのでよく批判されていました。僕は、教師歴はないものの、LETSのコミュニカティブアプローチを習得していたので、常にとても良い評価を得る事ができました。やはり、言語は、アクティビティーを沢山盛り込んだ、コミュニカティブアプローチなしに上達はないと思いますね。この教授法に感銘を受け、LETSのプログラムをもっと広く伝えていきたいと思い、大学院修了後、オーストラリアのLETSに就職しました。今回、カナダ校開校にあたり、是非開校スタッフにと立候補し、バンクーバーに移ってきました。

−LETSのプログラム、特徴について教えてください。
「LETSは、カナダ唯一のJ-shine認定校です。まず、J-shineとは何かとよく聞かれますが、これは日本にある特定非営利活動法人の小学校英語指導者認定協議会の略称です。次に、なぜ、このような団体が必要になったかというと、現在、児童英語教師になるのに、資格が必要ないので、色々な学校がTECやTESOLforYouthのサーティフィケート、ディプロマのプログラムを提供しています。しかし、学校によって内容、期間など異なるので、サーティフィケートやディプロマを取得しても、評価がしにくいのが現状です。また、2002年度より、小学校の総合的な学習の時間で英語活動が行われるようになりました。今まで、担任の先生は英語を教えた経験が無いため、小学校の教員免許が無くても英語を教えることが出来る外部の指導者を採用をしていく事を決定しました。そこで、統一したスタンダードが必要ではないかということになり、J-shine認定プログラムができました。J-shine認定の小学校英語指導者資格を取得していると、それだけで、どのような内容のプログラムを修了してきたのかわかります。よって、資格が資格としてきちんと認められ、小学校で働くだけでなく、民間英会話教室に就職するのにも有利になります。民間児童英語教師として就職を目指している方は、面接の一貫として模擬授業を求められる事があるようですが、こういったときにJ-shine卒業生は強いですね。当校の卒業生で、民間児童英語教師として活躍している方は、多数いらっしゃいます。


−学校の特徴を教えてください。
J-Shine(小学校英語指導者)資格取得プログラムは、4週間のTECと2週間のJ-Shine特別プログラムからなる計6週間のプログラムです。TECプログラムでは、授業を、日本語か英語で受ける選択ができます。最後の2週間は、日本語のみでの指導となります。計8回の模擬授業があり、これに合格しない事には卒業はできません。中には、何度も挑戦している学生もいます。毎回、フィードバックとして先生から評価がもらえるので、指摘された点の改善を図りつつ、授業の質を上げていきます。J-shine認定プログラムなので、とても厳しいプログラムだと言えるでしょう。

既に、1年以上民間英会話教室などで、児童英語教師経験がおありの方には、3週間のJ-shine資格取得プログラムもご用意しています。このプログラムは、上記の6週間コースの初めの4週間の基礎的な内容と残りの2週間のパートを合わせ、3週間で小学校英語指導者資格を申請するためのプログラムです。児童教師としてのスキルアップ、また小学校英語指導者としてキャリアをお考えの方に、お勧めです。

J-shine資格とは別に、4週間のTECのプログラムもございます。これは、英語、日本語での受講選択ができるカナダでもユニークなコースだと思います。やはり、日本語でないと細かい理論を理解するのは難しいという方にはお勧めです。

最後に、児童英語教師に興味はあるものの、自分に合っているか分からない、試してみたいという方には、2週間のTECプログラムがございます。これは、夏休みなどの短期の休みを利用して、児童英語教師とは何かを触ってみたいという学生の要望をもとに作られたプログラムです。このプログラムを終えた後、6週間のJ-shineプログラムを受講しにLETSに戻ってくる学生さんも多々いらっしゃいます。」


★自分の教師経験から学んだ事を紹介し、学生が先生として旅立つお手伝いをしています!
(Greg先生:日本で4年英語を教えていたという、日本に詳しい親日派。)

−経歴を教えてください。
「サイモンフレーザー大学で英文学を専攻し、その後、TESLの資格を取得しました。そして、日本に渡り、4年間、英語教師として滞在しました。最初の2年は、子供に、最後の2年は、中学生に英語を教えていました。日本滞在後は、カナダとオーストラリアで成人に英語を教え、現在のLETSに至ります。」

−この仕事の、どのような点が気に入っていますか?
「私は、幅広い年齢層に英語を教えてきましたが、子供と大人に英語を教えるのが一
番楽しいと感じていました。LETSでの仕事では、子供と大人両方を対象にしたプログラムを担当できるので、私にとってパーフェクト!ですね。また、自分の経験から学んだ事を学生に紹介できるのは、とても嬉しいです。学生が、先生として成長していく姿を見るのは、嬉しいですね。」

今日は、どのようなことを教えましたか?
「そうですね、今日は少し特殊で、DEMONSTRATION DAYでした。要は模擬授業で各自が20−25分の授業を用意して、前に出て実際に授業をやります。他の学生が、子供役になり、授業を受けるのです。私は、教室の後ろに座り、アセスメントに徹します。各自に5−10分フィードバックを与え、次の学生の模擬授業に移ります。

通常の授業では、毎日1時間半のクラスが4つあります。児童心理学や言語習得論などは、講義形式のクラスと、アクティビティーなどを通しながら実践で教授法を学ぶクラスの形式が、半分ずつになりますね。実際の学生の年齢に合ったアクティビティーを用意するのが、子供に英語を教える上で重要なので、アクティビティーの作成、選択に時間をかけます。



将来は、小学校で英語をおしえたいです!
(Shokoさん:大学を一年休学しての留学。将来は英語の先生になりたいというShokoさん。小学校でボランティアの経験もあるそう。)

−どうして、LETSのJ-shineプログラムを受講しようと思われたのですか?
「私は、日本の大学で教育学部に通っていて、将来は、英
語の先生になりたいと思っています。大学の掲示板でよくJ-shineのお知らせなど見ていたのですが、オーストラリアにしかないと思っていました。それが、バンクーバーにも開校ということで、他のTECの学校に行っていたのですが、LETSに急きょ、移ってきました。

−実際にプログラムを受講されてみて、いかがですか?
「今、3週目に入った所ですが、予想以上に大変ですね。まず、模擬授業とでも言うのでしょうか、プレゼンテーションがあり、パスしないと卒業できないんです!それが、先週あったのですが、私も含め、クラスの半分が落ちてしまいました。リベンジといって、受かるまで挑戦しないといけないのです。どこが悪かったか、良かったかなどフィードバックがもらえるので、それをもとに改善の道を探しています。
あと、今は英語版のJ-shineを取っているのですが、理論など講義は分かっても、細かい所まで議論はできないのが、少し残念ですね。日本語版もあるそうなので、そっちにしておけば良かったかなとも思います。」

−ちなみにプレゼンテーションは、なぜパスできなかったのですか?
「私の場合、幾つかあるのですが、まずは発音をもっと上達させないといけないと言われましたね。また、レッスンプランを作成し、その順番通りに授業を進めていかなくてはいけないのですが、順序が少し狂ったのと、また時間内に終えられなかったのが、パスできなかった大きな理由です。次のリベンジに向けて、プランをしっかり立て、家で時間内に全て終えられるよう練習します。どこをどう直したらよいか教えてもらえるので、とても役に立ちますね。」


★学校と授業の風景

受付、このピンクがLETSカラー
広々としたラウンジ
キッチン施設も完備
和気藹々としたクラスの様子

LETS 卒業式 (オーストラリア校)

プログラム修了で、これから先生として旅立ちます!




★子供が好き、英語が好き、この2つが結びつき、児童英語教師になりました!
(Takako先生:教師。とてもハキハキしていて、幼稚園、小学校低学年の先生!という感じがするTakako先生。)

−経歴を教えてください。
「はい、私は、アメリカカリフォルニア州の大学を音楽専攻で卒業し、ジャズのパフォーマーとして4年間アメリカで働きました
。その後、日本に帰国してからは、児童英語教師兼トレーナーとして3年半勤務し、現在のLETSの教師職に至ります。」

−児童英語教師になろうと思ったのは、どうしてですか?
「はい、子供が好きというのと、英語が好きというので、好きな事を結びつけたら、この児童英語教師の職にたどり着いたという感じです。レッスンプランを試行錯誤しながら、クラスの子供に合うように準備、作成し、実際の授業で、子供達が笑顔で答え、素直に吸収してくれるのを見るのが大好きでした。働くというよりは、遊んでもらっている、仕事をさせていただいているという気持ちでいつもいっぱいでしたね。」

−今度は、子供ではなく大人に教えられているわけですが、いかがですか?
「LETSでは、私が今まで学んだ事を先生の卵である皆さんに伝えていきます。大人に教えるのは、新鮮ですね。真摯に受け止めてくれますし、真剣にノートを取ったりと、また違った意味で、やりがいと感じています。」


★子供に、勉強ではなく、楽しく遊んでいると思わせるようなアクティビティーを用意するのが大切です!
(Lisaさん:カナダには、ワーホリを含め、2度目の滞在。今回は、9歳、3歳のお子様とお母様もご一緒での滞在。)

- どうして、J−shineプログラムを受講しようと思われましたか?
「カナダには、ワーホリ時代を含め、2度目の滞在になるんです。そこで、語学力だけでなく、何かスキルを身に付けたいと思い、このプログラムに興味を持つようになりました。また、実は子供が2人いるので、このプログラムを取って、我が子の教育に役立てようかな?とも思いましたね。」

修了まで、もうすぐと伺いましたが、実際にプログラムを受講されてみて、いかがですか?
「思っていたよりとても大変でした。でも、とても良い経験になりましたね。将来、子供に手がかからなくなって社会復帰する時に、この資格は役立つと思います。

全てが初めての経験だったので、本当に大変でした。テストや模擬授業の前は、子供の世話は、母に任せっきりというくらい、色々やる事があります。一番苦労したのは、伝える力を養っていく点ですね。何か教えたいことがあっても、どのように伝えようか、どのように言ったら伝わるのかと考えるのが大変です。」

−色々アクティビティーをしながら、英語を習得するそうですが、何かお気に入りのアクティビティーがあったら教えてください。
「はい、一番やり易いのは、カードを使ったり、ビンゴなど、ゲーム形式のアクティビティーですね。例えば、疑問詞の勉強で、"What kind of food do you like?"という例文があるとします。トランプのようにカードを用意して、片面に色々なフルーツや野菜の絵を描いておきます。子供(生徒)が1枚カードを引き、にんじんの絵が書いてあったら、"I like carrots."と言うといったように、色々な単語に置き換えながら、構文を勉強するアクティビティーです。勉強ではなく、子供に楽しく遊んでいると思わせるようなアクティビティーを準備するのが大切です。」





<取材後記>

LETSバンクーバー校を取材してきました。オーストラリアに2003年に開校し、現在では卒業生1000名を誇る定評の学校なので、今後のバンクーバー校の発展が楽しみです。

通常のTECの学校とは、大きく異なり、日本語で授業を受ける選択ができるのが、LETSの特徴だと思います。やはり、高度の英語力がないと、英語で理論を学びディスカッションするのは、難しいですし、細かい所まで理解が及ばない可能性もあります。そういった点を改善するのに、日本語でのプログラムを提供しているのは、LETSならではだと思いました。また、他のTEC専門校に比べ、入学に必要な英語力がそれ程高くなく、学生に門戸を広く開放しているのも、LETSの特徴でしょう。これは、子供に英語を教えるわけだから、それ程高度な英語力は必要ない、どちらかというと子供にいかに上手く教えるかという教授法に重点を置いているからだそうです。

J-shine認定プログラムは、日本の児童英語教育界で、よく知られているので、資格としてきちんと認められるそうです。また、LETS卒業生に、常時Eメールで就職情報を提供し、希望者には推薦状まで発行しているそうです。J-shine認定プログラムを修了したからといって、すぐ小学校で英語指導者として勤務できる保証はありませんが、民間機関で、児童英語教師として活躍される方は、多々いらっしゃるとのことです。子供が大好きで、スキルを身に付け、資格を取得して、英語を教えたい方には、非常にお勧めのプログラムです。

レポート Jpcanada.com取材班(KT)



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