jpcanada.comについて / 広告募集中 / jpcanada.com トップ

毎週更新!カナダ留学・語学学校・専門学校『生』情報

2005.12.09

Central Collge

『BC州で東洋医学医師の資格が取れる数少ない学校。付属ESL校あり。』

バンクーバーから少し離れたニューウエストミンスター市にあるCentral College。針や漢方などの東洋医学専門学校。講師陣は、中国から集めた有名な医師。CentralCollegeのプログラム修了者にはBC州の東洋医学医師の免許状資格試験の受験資格が与えられる。付属のESLは超少人数制、バンクーバーから少し離れている為、日本人学生はほとんどいない穴場の学校。


★学生の皆さんには、より安心して、より短期間でプログラムを修了していただけるようお手伝いしております。(Director of Administration: Ayakoさん)

−Central Collegeについて教えてください。
Central Collegeは、東洋医学(TCM:Traditional Chinese Medicine)の学校で、付属ESLがあります。当校の第一の特徴は、超一流の有名講師陣が集まっている点です。例えば、上海の医学生が、当校のある有名教授の授業をとりに、わざわざカナダに留学して来るほどです。また、バンクーバーには東洋医学を教える学校は多々ありますが、BC州で東洋医学の医師として働くのに必要な免許状授与を司るCTCMAという団体が、実際に認可している学校は、BC州で4校しかなく、当校は、その4校のうちの1校となっています。また、将来的にカナダに移民をお考えの方には、当校のプログラムを特にお勧めします。プログラム修了後、医師免許を取得すれば、ワークビザもおりやすいですし、また移民申請も東洋医学のプロフェッショナルとしてできるので、移民し易くなります。


最近のナチュラル志向、健康、自然食品志向から、漢方、針療法がカナダでも受け入れられるようになり、カナダ人の学生も増えてきています(Dr. Huang:Director of Pharmacy & Clinical Supervisor)

経歴を教えてください.
「私は、東洋医学の学位、修士号をもち、1983年から中国の病院で医師として働いていました。1991年には、北京大学で博士課程を修了し、東洋医学の教授として教えたり、臨床や研究に努めました。2000年にイギリスのロイヤルホスピタルに客員教授として迎えられ、その後、2002年にカナダに移り、Central Collegeで教鞭をとるようになり、今に至ります。」

−東洋医学は、西洋医学とどう違うのでしょうか?
「東洋医学は、約3000年の歴史があります。現在、東洋医学として確立されている東洋医学理論、症状、治療法などは、2000年前にほぼできていました。東洋医学と西洋医学の大きな違いは、臨床の位置付けでしょう。西洋医学は、全て、実験・研究に始まり、ある程度科学的確証が得られた時点で、臨床に移ります。東洋医学は、どちらかというと、帰納法に基づいた考え方で、多数の経験(臨床)をとおして法則性(治療法)を見出すのです。臨床をもとに、観察・分析をし、どの治療法がどのような効果を挙げたかがまとめられ、より効果のあったものが治療法として確立されます。ここ50年は、西洋医学の影響で、実際にある症状に効く治療法がどうして効くのか、科学的に証明することが研究者の間で課題になっています。」

どのような学生が東洋医学を学んでいるのでしょうか?
「東洋医学を当校で勉強しているのは、やはり韓国や中国からの学生が多いですね。ただ、最近のナチュラル志向、健康、自然食品志向から、漢方、針療法がカナダでも受け入れられるようになり、カナダ人の学生も増えてきていますね。」


Doctor of TCM (東洋医学博士)プログラムを修了し、BC州のライセンス(東洋医学医師の資格)に合格したら、中国に1-2年留学し、更に深く東洋医学の勉強がしたいです。
(TCMの学生:Bruceさん、もともと台湾出身で、とても気さくな学生です。)

-どうして、TCMのプログラムをとろうと思ったのですか?
「僕は、UBC(ブリティッシュコロンビア州立大学)で、心理学を勉強していましたが、自分のやりたい事とは違うと感じ、大学2年次を終えた時点で、Central Collegeにトランスファーしました。」

−TCMの勉強はどうですか?
「僕がUBCとここで勉強して下した結論は、『勉強は楽しくない!』ということです。(笑)TCMも心理学も覚える事が多くて、大変でした。しかし、ここCentral Collegeで、
インターンシップをするようになって、僕がだしたこの結論は間違ってと思うようになりましたね。インターンシップをするようになって初めて、今までに覚えた事が全てつながるようになったのです。こうして覚えた事、理解した事がつながると、勉強は本当に大変ですが、やりがいがあり、楽しくなると思います。」

-インターンシップでは,どのようなことをされていますか?
「現在は、まだ第一段階のインターンシップでオブザーバーと呼ばれ、治療の観察をします。クリニックの掃除をしたり、針の処理をしたりしています。シニアレベルのインターンシップになると、実際に患者の治療にあたる事ができるので、その時をとても楽しみにしています。」

-将来はどうされたいですか?
「まず、ここでDoctor of TCM (東洋医学博士)プログラムを修了し、BC州のライセンス(東洋医学医師の資格)をとるつもりです。その後、やはり東洋医学といえば、中国なので、中国に1-2年留学できたらと思っています。」


日本人が全然いないというのと、少人数制なので、気軽に質問ができる環境だということから、Central Collegeに決めました!
(Yurikoさん:6月末からCentral Collegeで勉強中!当初3ヶ月の申込みが、CentralCollegeを気に入り、まだ得るものがあると感じ、延長を決め、結局5ヶ月勉強する事にしたそうです。)
 

どうしてCentral Collegeに通う事を決められましたか?
「まず、Jpcanadaの学校取材のページで、この学校を見つけ、日本人が少なく少人数制ということで、とても興味を持ちました。その後、トライアルレッスンを受け、本当に日本人が全然いないというのと、少人数制なので気軽に質問ができる環境だということから、Central Collegeに決めました


−Central Collegeは、ダウンタウンバンクーバーから離れていますが、寂しくないですか?
「私は、カナダに来た当初、ダウンタウンのESL学校に通い、ノースバンクーバーでホームステイをしていました。そのESL学校は、日本人がほとんどの学校だったので、次の学校は、日本人がいない(少ない)というのが第一条件でした。ここは、町を歩いていても日本人をほとんど見かけないし、学校全体でも、日本人は1-2人という感じです。また、ルームメイトもカナディアンの女性なので、100%英語環境で、とても満足しています。学生は、専業主婦の方も少なくなく、週末に買い物やホームパーティーに誘ってもらったりと、楽しくやっています。」

-今日のクラスでは、どのようなことをしましたか?
「今日の午前中は、ライティングとリーディングの授業でした。ライティングでは、各自、自由にトピックを決め、アウトラインを書き、下書きをして、先生に直してもらってから、清書するという作業を1週間かけてやっています。ちなみに、私のトピックは、『理想の上司』」です。先生に直してもらったり、相談にのってもらいながら、エッセイの仕上げにかかっています。リーディングでは、ロミオとジュリエットのESL版を読んでいます。生徒全員でまわして読みながら、分からない単語を勉強していく感じです。」


★学校と授業の風景

学校の入り口、学校は2階。

校内廊下に並ぶ、歴史上偉大な医師

校内廊下に並ぶ多種の漢方

クラスの様子

付属のクリニック

付属のクリニックの漢方薬調合室


スキル毎に違うレベルのクラスで勉強するので、全教師の授業を受ける事ができ、学生に人気です。(ESL Director: Stuart先生)

経歴を教えてください。

「私は、30年ほど前、小学校の教師をしていました。その後、出版業界に転向したり、医療関係の職場に移ったりしましたが、どの職場でも、プロフェッショナルのレベルで、トレーニングをする役職につくことになり、自分の天職は、教師だと気付きました。そこで、8年前にTESOLをとり、教会、コミュニティースクールなどで、英語を教えるようになりました。Central Collegeでは、2002年から勤務しています。」


-Central CollegeのESLの特徴は、何ですか?

「幾つかありますが、まずは、少人数制のクラス構成です。1クラス最高6名までと決まっていますが、実際にはより小さなクラスとなっています。平均3-4名というところでしょうか。次に、フレンドリーさですね。少人数制かつ小規模校なので、学生皆と知り合う事ができます。よって、毎学期最終日には、皆涙をうかべ別れるほどです。

カリキュラムにおいての当校がの特徴は、科目毎に各学生にとって最適のレベルのクラスが取れるということですね。例えば、スピーキングはあまり得意ではないが、文法は得意な学生がいるとします。そのような場合は、スピーキング(会話)は、下のクラス、文法は、上のクラスというように学生のレベルに合ったクラスをとることができます。スピーキングのレベルに合わせて、全てを下のクラスにする必要がなく、英語力の向上を効率よく計れます。また、現在、教師は全3名ですが、このようにスキルによって違うレベルのクラスで勉強するので、全教師の授業を受ける事ができます。これも学生から人気です。」



★Central Collegeのディレクターの方々。学生のアカデミック、生活サポートをしてくれます。

-
経歴、Central Collegeでの役職を教えてください。(左:Stephenさん:Director of Admissions & Student Affairs)
「私は、アメリカのネバダ大学でMBAをとり、何年も韓国の商社で働いていました。カナダに移住してからは、Central Collegeで勤務しています。私は、学生のアカデミックカウンセリングを担当し、学生と一緒にゴールを見極め、それに一歩ずつ近づけるように勉強の計画を立てます。もちろん、コース選択などの相談にものります。学生が、一歩一歩目標に向かって勉学に励む姿をみるのは、嬉しいですね。」

-
経歴を教えてください。(右:Dennisさん:Assistant Director of Academics)
「私は、数ヶ月前にアシスタントディレクターに就任し、日々勉強の毎日です。私は、香港出身でカナダに移住して14年になります。文化論、コミュニケーション、言語学、マルチメディアなどに興味を持っているので、海外の学生と接する事のできるこの職は、とても楽しいですし、学ぶ事が多いです。」



<取材後記>



バンクーバーから約40分の所にあるニューウエストミンスター市の東洋医学専門学校を取材しました。Central Collegeの校舎は、昔ローカルの公立学校の校舎だったそうで、広い廊下の両側に教室があり、まさに学校という感じでした。また、校舎に入った瞬間、漢方薬の独特な臭いがしました。

日本からこの取材ページをご覧になる皆様にまずお伝えしたいのは、バンクーバーにおいての東洋医学の位置付けです。日本ほど、漢方、針などは一般化しておらず、いまだ珍しいのが現状です。ただ、最近の健康志向、ナチュラル志向、また西洋医学に代わる物として、かなりの注目をあびています。また、東洋医学の医師も西洋医学の医師のように社会的に認められ、尊敬されています。BC州で資格試験ができたことで、資格を持つ針療法師、漢方医の需要はかなりあると言えるでしょう。よって、将来カナダに移民したいと思われる方にはお勧めのプログラムです。日本人カウンセラーのAyakoさんがおっしゃるとおり、医師の免許を取ることで、移民できる可能性が高くなりますし、また、移民後も就職先を見つけ易いでしょう。

また、Central Collegeは、ライセンス団体(東洋医学医師免許を授与する機関)が認める数校しかない東洋医学専門学校のうちの1校であり、信頼の置ける学校です。また、日本語を話せるスタッフが常勤している唯一の東洋医学専門学校なので、日本人留学生は日本からの単位の移行など手伝ってもらえるというのも安心です。そして、学生のサポート体制が整っているというのも、留学生には心強いでしょう。上記のStephensさんやDennisさんが、学生のサポートにあたり、授業のこと、また生活面(アパート探し)など色々相談にのってくれます。

Central Collegeには、もう1つ、ESL部門があります。ここのESL部門が他のESL校とかなり異なる点は、日本人の生徒がほとんどいないということでしょう。もちろん、ダウンタウンバンクーバーから電車(スカイトレイン)で約40分の所にあるので、日々の生活でローカル(地元)の雰囲気が楽しめます。留学生を見かけることもなかなかないでしょう。そんな離れたところで寂しいー!と思われるかもしれませんが、日本人学生が少ない学校をお探しの方には、ぴったりの学校だと思います。少人数制でフレンドリーな学校なので、友達も簡単にでき、英語環境を楽しめると思います。ダウンタウンから離れているので、住居費も多少安く済むのも魅力かもしれませんね。

ご興味をもたれた方は、お気軽に、下記のリンクからお問い合わせください。


レポート Jpcanada.com取材班(C.T.)

 

 



| 特集トップページへ戻る |

Jpcanada.com トップへ戻る