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毎週更新!カナダ留学・語学学校・専門学校『生』情報

2004.05.14

UCL, Universal College of Language


『会話とリスニングをテンポ良く学べる学校』

UCLは、リスニングに力を入れているESLのひとつです。一般ESLの授業にリスニングが取り入れられている他、80分のスペシャルリスニングクラスだけでも受講が可能です。


★友達もたくさんできて、会話力も伸びた。
(Takanoriさん:生徒/パートタイムでESLを朝だけ取っています。)

−留学の目的と、UCLに入学したきっかけを教えてください。
「突然英語が勉強したくなって、バーテンダーの仕事を辞めて、学校も滞在先も決めないまま到着。ふらっと立ち寄った建物の前で、タバコを吸っていたんです。そして、どうやら英語学校があるらしいと気がついて、そのまま入ったのがこのUCL。ホームステイもその日から入れるというので、授業の様子も見せてもらい、授業料にも納得して
、入学を決めました。延長を繰り返し、今は4ヶ月目。午後は図書館で勉強しています。」

−英語は上達しましたか。
「B,C,D,Eと段々レベルが上がってきました2週間ごとにレベルが上がる機会があって、先生も変わるんで、常に新鮮な気持ちで勉強できます。電話の掛け方や、ダウンタウンの歩き方、先生達には本当にいろいろ教えてもらった。何を言っているのかさえ全く分からなかったのに、先生達はやさしく教えてくれました。それでがんばろうという気持ちになったし、英語ができないからカナダに来たんだ、と気持ちを切り替えて、一生懸命やろうという気にさせてくれたのは、先生達の力が大きかった。下のクラスではゲームを取り入れて、クラスメイトや新しい生徒ともどんどん会話をしていく。もともと良く話すタイプだけれど、英語をたくさん話してるなと自分で感じます。ホストファミリーから今でも『TakanoriはYesとNoとThank youしか言えなかったのに、今は英語を話せるようになったね』と言われてます。」

−友達は、たくさんできましたか。
「クラスメイトは、みんなすごいフレンドリー。こないだパーティーがあって、他の学校からもメキシコ人や韓国人が参加したんだけど、彼らも『UCLの生徒はフレンドリーだ』って驚いてました。UCLはフロアがぎゅっと集約されていて、お昼もみんなそこで一緒に食べるし、僕も、ステイ先で作ってくれるランチをここで皆と一緒に食べています。英語オンリーポリシーがあるんで、日本人同士でも英語。上手な英語じゃなくても、英語で話してれば他の国の人も会話に入ってこれるでしょ。みんなそれをきちっと守って、中学校みたいに仲が良い。」

−UCLで一番好きな点は。
「ロケーションも良いけど、やっぱり皆仲が良い点。僕も、お金が無いけど奮発して延長しました。あと、朝の授業の中に、リスニング&スピーキングという時間があって、ニュースやトピックがたくさん使われているんで、会話をするときの情報源にもなります。家で1人でTVを見ていても分からないような話題も、先生が説明を加えてくれます。リスニングだけのプログラムもあるんで、これだけでも延長して、継続して勉強しようかなと思っています。」


★学生がノートを取らなくてもいいように、僕が本を一冊書きました!
(Trever先生:Head Teacher/ 英語の修士号を持っています。ランガラカレッジやシティ大学で教えた経験も豊富。)

―TESOLプログラムについて、教えてください。
「3ヶ月プログラムを1ヶ月に凝縮しました。AM前半は、理論の講義とディスカッションの時間、後半はグループプロジェクトやプレゼンテーションの時間です。午後も同じように進みます。教師は朝と午後、2人で担当します。今クラスでやっているトピックは、eliciting、つまり生徒から何かを導き出す方法。僕の教師としての哲学は、教師は学生にただ情報を与えるのなく、情報を導き出すようにすること。英語力と、これが出来るかどうかは関係ありません。今日はその導き出すテクニック、反対に、導かないテクニックを実際に僕がやって見せました。TESOLはケンブリッジのカリキュラムを基にしていますが、それだけでは足りず、僕が自分で発展させた多くの情報を追加します。学生は3冊の教科書と、1冊の参考書、そして僕が自分で書いた本を一冊渡します。この本のお陰で、学生はノートを取る代わりに、リスニングや会話に集中することが出来るんだよ。」

―UCLのカリキュラムを作成したのはトレバー先生ということですが。
「UCLには『総合英語』というクラスは無く、文法・話す・聴く・書くといった学ぶ目的を各クラスではっきり打ち出しています。また、各時間帯でレベル分けをしています。グラマーは、クラスの中で学んですぐ忘れてしまっては何にもならないから、会話をたくさん盛り込んだグラマーを目指します。人気のリスニング教材は、『フレンズ』などの連続ドラマ、講演やドキュメント、ニュースを混ぜています。リンキングワードやキーワードに特に注意して聴いてもらい、内容を理解しているか確認するため、要約を自分の言葉で書いてもらいます。」


★各クラスで学ぶ目的をはっきり打ち出しています。
(Akiさん(右):マネージャー&Mayumiさん(左):カウンセラー) 

−ESLプログラムについて教えてください。
「ESLフルタイムの時間割は、大きく4つに分かれています。まず、AM前半の『グラマー&カンバセーション』は、良く知られた教科書を使い、実用性に富んだ、会話に使える文法事項を厳選しています。次にAM後半のクラスは、『リスニング&スピーキング』のクラスです。レベルに合わせたリスニング教材を元に授業が行われます。例えばBのビギナーレベルは、リンキング、発音などに重点を置いて、基礎を学びながらリスニング力を伸ばします。 Eのアドバンスレベルは、ニュース、映画などを使い、レベルに合った速度でリスニング力をさらに伸ばします。
PMの前半は、ライティングに焦点を当てています。ビギナーのA・Bレベルは『ライティング1』が必須ですが、中級以上のC・B・Eレベルは、『ライティング2』・『ライティング3』・『TOEIC』・『スペシャルリスニング』から選択できます。PMの後半は、A・Bレベルは『発音&会話&スラング&イディオム1』が必須ですが、C・D・Eレベルは『TOEFL』・『スペシャルリスニング』・『発音&会話&スラング&イディオム2』のクラスから選択可能です。

TOEFLだけを学ぶのなら、午後のライティングとTOEFLを合わせて取るTOEFLコース。PMの『スペシャルリスニング』だけを1コマ取って、継続的にヒアリングをするのもいいでしょう。」

―アクティビティはありますか?どんなことをしていますか。
「名物先生がアクティビティを全てコーディネイトしているので、ピクニックに行ったり、ビール工場に見学に行ったり、絵付けやボーリング、ホッケー、他の学校と対抗でサッカー試合をしたり、いろいろな活動をしています。」

―ビジネスプログラムと、ブリッジプログラムについて、教えてください。

ビジネス英語プログラムは、ビジネスコミュニケーションに焦点を当てたコースです。このビジネス英語でもカセットテープを聴く宿題が出ます。CBCの『Venture』や、CNNのビジネスニュースなどを素材に、聴き取りにくいリンキング部分や、重要単語・熟語、文法部分に作られた空欄を埋めていくトレーニングを行います。OHPシートとプロジェクターを使ったプレゼンテーションも、良く行われています。

ブリッジプログラムの対象は、カナダのハイスクールに編入を目指す中高校生です。このクラスは、カナダの新学期前、つまり4月から9月にかけて需要があります。午前はESLに混じって自分のレベルに合ったクラスで英語力を養い、午後はライティングと高校の科目を勉強します。日本から来るなら、中学卒業後、高校1年くらいで来るのが最適な時期だと思いますね。日本人スタッフは高校留学経験者なので、心のケアもお任せください!」


★学校と授業の風景
ビジネス英語の授業風景。
教室にはリスニングやプレゼンのためのステレオやプロジェクタも備わっている。
トレバー先生のTESOL授業風景。
ESLの授業風景。場所をラウンジに移してプロジェクトを進行中。
TYCのプレゼンテーション風景。
TYCの授業風景。奥のかわいい椅子に注目。
アクティビティの写真をお借りしました。ビール工場に見学に行ったときの写真です。このあと、みんなで一杯。
PCは廊下にずらっとならんでいます。もちろん日本語対応です。

UCLが4階に入っている建物は、カフェテリアやデリが入った複合ビル。



★子供好きだから、TEYCを通して楽しく英語を学べた。
(Masakoさん:/TEYCを終えたあと、現在はデイケアセンターでボランティアをしています。学校から紹介してもらいました。)


−TEYCのクラスを終えたそうですね。

「はい、ABCの読み方から始まって、2週目に、デイケアセンターで見学の機会がありました。4週目には、実習で同じデイケアセンターに行きました。英語を話せる年齢の子供達だったので、自分で用意したゲームを持って行って、一緒にゲームをしました。卒業時に、授業外で作成した教材をまとめた『ESLファイル』という教材が残るんです。クラスメイトとペアを組んで、小さい子を対象にしたプレゼンテーションの準備もあったから、朝少し前に来て用意したり、放課後も1、2時間くらい残って作っていました。それを『ESLファイル』にまとめるのです。習った歌も忘れないように、皆で歌って録音したカセットテープのコピーをもらいました。」

−どうしてUCLのTEYCを選びましたか。
「半年ESLに行って、何か違う方向から英語を勉強しようと思っていたとき、友達からUCLのTEYCのことを聞いて、1ヶ月という期間も都合が良かったし、実習で実際にデイケアを訪れる機会もあるというので、決めました。英語の先生になりたいというわけではなく、子供が好きで、教える勉強を通じて自分の英語力を付けたかったのです。普段使わない単語もたくさん覚えました。」

−クラスの先生とクラスメイトについて。
「私の時は9人のクラスでした。先生は、朝と午後で各1人。先生達は、日本や韓国で英語を小さい子に教えた経験があるので、そういう話を聞くのもおもしろかったです。午前はテキストを使って理のまとめです。テーマはフォニックス、体を使って教える、それからゲームを使って教える、といったものでした。最後の週は、実習に備えて、他の生徒を子供達に見立ててプレゼンテーションしました。クラスメイトも、私のプレゼンテーションを見たあと、気がついた点を書いてくれました。」


朝は理論を中心に、プロジェクトや小テストも合わせて進行します。
(Laura先生/カナダの小学校で教えた経験と、日本で教えた経験がある。TESOLサーティフィケイトも持っていて、オーストラリアでも英語を教えていました。)

―TEYCのクラスでは、どのようなことを教えていますか。
「私はAMの理論を担当しています。ケンブリッジ教材をベースにした内容に、私の経験から得た情報を教えています。午後は、もう一人の先生が教えています。今日は2週目なので、教える手順を積み重ねている段階です。メインアクティビティをした後の、反復学習の仕方、復習の仕方などを学びました。同時にレッスン計画を立てていました。宿題は、プロジェクトが多いです。週ごとにプロジェクトがあります、それから理論の小テストも出しますよ。学生は、プロジェクトに向けて教材作りをしたり、ESLファイルに収めるものを作ったりするわ、もちろんいますよ。来月はメキシコの学生も参加します。私の授業では、学生が自分で物を考え、発言するように指導しています。」

―TEYCを学ぶために、英語力はどの程度必要でしょう。
「英語のレベルはTESOLほど高くなくても問題はありませんが、実際に先生になる前には、英語力をできるだけ伸ばしておくのが良いでしょうね。」

―ディケアセンターへの実習について。
2週目の見学と4週目の実習は、学生は各自でディケアセンターに行き、子ども達に接してもらいます。当日はプレッシャーを感じることなしで、力を発揮してもらいたいからです。実習の前にプレゼンテーションがあり、それを私が評価します。実習は学生が自己評価する良い機会です。」



<取材後記>

お昼にはランチを皆で一緒に食べるというUCL。小さい頃、スポーツクラブや遠足とかでご飯を食べているような楽しい感じ。その雰囲気のおかげで会話も伸びるのでしょう。キッチンもラウンジに完備されていて、コーヒーが用意されており、学生同士のネットワークを作りに良い環境を提供しています。

午前は総合英語、という学校が多いですが、UCLでは前半を文法と会話、後半をリスニングと会話に配分しており、リスニングに力を入れています。宿題にはカセットテープが渡され、毎日『聴く』アクティビティを継続します。このリスニングの宿題は、ビジネス英語プログラムにも盛り込まれており、スペシャルリスニングという80分のクラスだけを取って、毎日、リスニングを少しづつ、という取り方もできます。またTOEICやTOEFLも1コマから授業を取れるので、2つ目、3つ目の学校を探す学生からの需要も多い学校です。

TESOLやTEYCも常に開講されています。どちらも4週間に凝縮された短期のプログラムなので入学し易く、専門的なアプローチを通して英語力を付けたい人にはお勧めのプログラムです。

レポート Jpcanada.com取材班(kiri)



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