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毎週更新!カナダ留学・語学学校・専門学校『生』情報

2002.08.16

Vancouver Career College-English Language Center(旧WLI)


『日本人が少なく、英会話からカレッジレベルの英語まで、目的別に効率よく学習できるダウンタウンの英語学校』

今年2002年5月にオープンしたばかり、日本人率8%のWLI。こちらは1987年に創立された、専門カレッジのVancouver Career College(バンクーバーキャリアカレッジ)との提携校で、カレッジで学ぶ前に必要な専門英語を勉強できる英語学校です。今はその専門英語の選択授業が人気で、他の学校に通 いながら、WLIのパートタイムを受講する学生さんも多い、とのことです。


★カレッジに入る前の専門英語と一般英語の2本立てカリキュラム。
(Sooさん:Director of International Students/彼女の明るく人懐っこい性格のおかげでオフィスはいつでもSooさんを頼りに来る生徒でいっぱいです。)

−WLIが設立された経緯を教えて下さい。
WLIのESLはもともと、Vancouver Career College (バンクーバーキャリアカレッジ)という専門学校に入学を希望する、インターナショナルの生徒さんの英語をサポートする英語学校、として設立されました。1987年創立のバンクーバーキャリアカレッジは、バンクーバーとその近郊に6つのキャンパスを持ち、生徒数も1600人を超える大きく、歴史のある学校です。そもそも、インターナショナルの生徒さんが自国から直接専門学校に入ろうと思っても、英語のレベルが合わなくて授業についていけない、または入学の段階で許可がおりない、ということがあります。そのような生徒さんに、無理なくそして自分の目的にあった英語を学んでいただこう、ということでWLIが設立されたわけです。」

−それではカリキュラムは専門英語が主体となっているのですか。
実は、一般英語と専門英語の2本立てになっています。やはり、会話、文法、リスニング、リーディングというものは、一般 的にどの言語を学ぶ上でも大事なことですよね。ですから私達も、生徒さんには基礎となるものを学んでいただこうと思います。その上で、自分のやりたい分野が決まっている方に最適の選択授業を提供しています。WLIでは、生徒さんの多様なニーズに応えたいと思いますので、どの授業をどのようにとるかは、生徒さんとしっかり相談して決めるようにしています。更に、一般 英語の5レベル程度で、バンクーバーキャリアカレッジに編入、もしくはWLIとバンクーバーキャリアカレッジの授業の掛け持ちができます。また、WLIで学んだ方には授業料も割引がありますので、バンクーバーキャリアカレッジで学びたいと思っている方にはとてもメリットがあります。」

−ではその選択授業について説明をお願いします。
バンクーバーキャリアカレッジのコースで学ぶ為の準備英語、として開設されているコースは、ビジネス、ホテル/ツーリズム、コンピューター、ヘルスマネジメントです。これらは、実際にホテル事業を学ぶ、というわけではなく、その為に使う専門用語を学びます。例えば、ホテルのレストランで“今日のお勧めの料理は〜になっています”、というにしても、接客業独特の言い方がありますよね。また、コンピューターでもプログラミング自体を勉強するわけではないけれど、プログラミングを学習する上で、知っておかなければならない英語を習得する、という具合ですね。もちろん、これらの専門英語コースはバンクーバーキャリアカレッジに入学されない方でも、同じ様に目的を持たれている方にも最適のコースです。やはり、英語を勉強する上で目的がなければなかなか伸びませんよね。その他の選択授業は、大学に行きたい、という方のためのアカデミック準備コースがあり、このコースは一般 英語のレベル6を終了後、ランキングでも上位校にある、カナダのウィニペグ大学、アメリカのメリービル、アズサパシフィック大学にTOEFLのスコアなしで入学できる、というものです。このクラスでは、エッセイの書き方や、プレゼンテーションスキルなど一般 的に大学の授業についていけるような英語レベルに持っていきますので、他の大学進学を目指している方にももちろん効果 的です。その他には、トーフル、トーイックのクラスもあります。またこれらの専門的な英語の他に、発音矯正を初めとして会話に必要なフレーズの強化などを含んだ会話のクラスも開講されています。このように、はっきりと自分のやりたい分野が決まっている方から、全般 的に英語を学びたい方まで幅広く対応できるカリキュラムになっています。」

−時間割はどのようになっていますか?
「 午前はレベル別に分けられた一般英語、午後にそれぞれの目的に合わせた選択授業を提供しています。インテンシブの生徒さんは1日6時間、午前の一般 英語と午後の選択授業を2つ、フルタイムは1日4,5時間、一般英語と選択授業を一つ受講します。また、パートタイムでは一般 英語だけでも結構ですし、逆に選択授業だけを取っていただいてももちろん構いません。時間は1日3時間です。現在は、自分の目的に合った選択授業を、パートタイムで受講されている方が増えています。というのも、私達は他の語学学校とは違って、金曜日も月曜から木曜まで同様に授業を行うからかもしれません。殆どの語学学校は、金曜日はアクティビティーの日になっていますが、長いことこちらで勉強していたり、本当に目的を持って勉強されている方ですと、毎週のアクティビティーの時間に飽きがきてしまうと思うのです。私達ももちろんアクティビティーを用意していますが、それはあくまでも放課後、ということで、金曜日も通 常の時間割でクラスがあります。」

−アクティビティーはどのようなものがありますか?
「 まず、WLIが誇る、英会話クラブです。これは提携校のバンクーバーキャリアカレッジでTESLを受講している学生が、自分達の勉強も兼ねてWLIの生徒さん達とおしゃべりをしに来ます。彼らはTESLを勉強している学生ですので、お互いに学生同士というとこで気も合いやすいですし、WLIの学生さんにとっても、先生とは違うネイティブスピーカーと喋るチャンスですのでとても好評です。その他には、様々なスポーツクラブや、大きな行事ではウィスラーに行ったりとか、ちょっと映画、クラブに行ったり、ということもします。うちはインストラクターでもあり、アクティビティーコーディネイターでもある、Anilが主体となって動いていてくれます。」


★WLIに通 いだしてから英語に対する意識が変わってきました。
(Junさん:学生/今まで興味がなかったTOEICにもやる気がでてきました。)

−カナダにきたきっかけやWLIに決めた理由を教えて下さい。
「 カナダに来たきっかけは、ずっと前から外国に来たい、という気持ちがあって、ワーホリは一番お金かからなく海外に滞在できる手段だ、と思ったことですね。こっちに来てからは、日本人学校に通 ってる妹がノースバンクーバーにいるので、そこに転がり込んだんです、安いので(笑)。WLIは、妹が知っているエージェントで、喋れるようになりたい、少規模、日本人が少ない、という希望を出して紹介されました。WLIとその他2、3校紹介されたんですけど、トライアルを受けてWLIが一番良かったので決めました。その時、他の学校より授業料も手頃だったし、何よりもクラス内で自分が喋られそうな環境にあったことが決めてですね。」

−クラスはどのようなものを取っていますか?
「 フルタイムで、レベル3とトーイックのクラスです。トーイックはわからない語彙がいっぱいで難しいけど、今まで受けたことがなかったのに、これからこのクラスでがんばって、実際にトーイックを受けてみたいと思うようになりましたね。午前中の総合英語のクラスはテキストをずっと使うわけじゃなく、クラスの中で話せる雰囲気を先生が作ってくれるのが嬉しいです。実は、僕はまだ積極的に話の輪の中に入って意見を言うことはなかなか難しいんですけど、喋ろうという気があれば先生も他の生徒も応援してくれます。」

−WLIに通って、どのような点で英語が伸びたと思いますか?
「 総合のクラスは、日本で習った文法を使う練習になってると思う。日本では、習った文法を実際の会話でどのように使うのか、というところまでは教わらないから、それも含めて英語にびびらなくなりましたね。最初はホストマザーに何かいわれても、話しかけないでくれ!って感じだったけど、リスニングも伸びてきたみたいだし、実際に使える英語を学んでるということもあってか、最近は結構会話もましになってきました。日本の学校で習ってた時は文法で精一杯だったし、それでもいいと思ってた。でも、WLIに通 いだしてからは、実践でも使えるようにしなきゃ、という気になって意識も変わってきたと思います。」

−今後の予定を教えて下さい。
「 カナダに来る前までは、学童保育のボランティアをしてて、日本に帰ったら教員採用試験を受けます。今持っている免許は小、中、高の社会なんですけど、帰ってから英語の免許も取ろうかな、と考えています。そのためにも、今とっているトーイックのクラスで力をつけて、良い点数を取りたいですね。」


WLIで働くスタッフみんなの教育熱心さに惹かれています
(Tracieさん:Instructor/4つも学位 を持ち、これからもまた高校の先生の資格をとる予定があるそうです。) 

−Tracie さんが教えているクラスは何ですか?
「 上級の文法、トーイック、上級ライティングスキルと大学エッセイトレーニングクラスです。」

−WLIが他の学校と比べて特徴的な部分は何でしょう?
「 私は何校もの語学学校で教えてきましたが、WLIのように、プログラム管理長が10数年にも及ぶESL教師経験を持っている学校、というのはあまり聞きません。ですから、事務と教師のコミュニケーションがとてもうまくいっている、という点はよそでは経験できなかったことです。教師にストレスがない、という環境を作ってくれるんですね。このことが、きっと私達教師の質をより高めることにも影響していると思います。だって教師を使う上司が、教育について何も知らない経営人では、良い学校、良いプログラムを生徒に提供できるわけがありませんよね。」

−その他にWLIを気に入っている点はどのようなところですか?
「 それは先生個人の質でしょう。ここの先生は若くても27歳なんです。ですから、WLIに来る前にみんな相当経験を積んできています。それも海外で教えた経験、バンクーバーで教えた経験、両方です。さらに、ただ単にESL教師の資格がある、というわけでなく、大学卒業が必須ですし、修士号を持っている教師が大半です。それと、私が個人的に気に入っている点は、建物が自分達だけのものですので、新しく綺麗ということです。それに加えて、先生が自分の教室を持っていますので、先生の好きなように教室を飾ったり、教材をいっぱい置けたりできるんです。これは、生徒さんがクラス毎に動かなければいけない、ということでもあるのですが、実は先生があちこち動くよりは利点があるのです。なぜかというと、教師が落ち着いて教材やクラスの準備をできますので、いつでも生徒を受け入れる、ウェルカムの雰囲気を作っておけるからです。」



★経験豊富な教師陣と、明るい生徒たちに囲まれてラッキーです。
(Anilさん:インストラクター/前の学校でも乗馬、テニス、サッカーといったコーディネイタ―も兼ね、英語学のマスターを持っているそうです。)
 
−WLIのプログラムで優れていると思うところ何ですか?
「 非常に整理されているカリキュラムですね。1週間毎に1つの単元を終了するようになっていて、さらに月毎のテストで、生徒の英語のレベルがどれほど向上したか、ということが一目でわかるようになっています。これは僕達教師ももちろんですが、生徒も自分の上達ぶり、クラスの進行具合がはっきりわかって、勉強のリズムを立てやすいですね。そして、そのテストの結果 で、生徒のレベルを100段階に細かく分けて判定することができるので、生徒がどのレベルでどこに弱点があるかが即座にわかり、クラスの内容に反映させることができす。」

−Anilさんが教えているクラスは何ですか?
「 午前にレベル2の総合クラス、午後にレベル1の発音、アクセント矯正、リスニング、スピーキングです。総合クラスは文法、リーディング、ライティング、会話を織り交ぜたクラスですが、ネイティブスピーカー会話を聞く練習などで、リスニングもいっぱいします。午後に教えているクラスはより実践に基づいたクラスで歌を使ってリスニング強化をしたりしますよ。そして、クラスの他に、アクティビティーのコーディネイターもしています。宴会部長みたいなものかな(笑)。 」

−どのような歌を使うのですか?
O Canada(カナダ国歌)や、サラ・マクラクラン、シュナイナ・トゥエインなど、聞きやすくてしかもポピュラーなものです。国歌は、生徒たちが、“自分の国の国歌はこんなんだよ”といって、みんなで歌い出すこともしばしばで、メキシコ、韓国、中国の国歌のメロディーをなんとなく覚えてしまいました(笑)。サラ・マクラクランとシュナイナ・トゥエインはどちらもバンクーバー出身でとても身近に感じますし、二人とも英語がとても綺麗で聞きやすいんです。歌手といえども、きちんと英語を発音できる人はそうそういないんですよね。」

−授業をする際に気をつけていることは何ですか?
「 そうですね、ずーっと講義をしないことですね。これは、教育実習の時に僕の先生から習ったことなんですが、人間は20分以上続けて講義を聞いていると、明らかに集中力が低くなるそうです。もちろん教える側の集中力というのも低下しますし、そうなった時は脳に休憩を与えなければなりません。ですから、なるべくコンスタントに教え方のスタイルを変えるようにしています。例えば、講義を20分したら、歌を聴いたり、ちょっとディスカッションをしたり、また講義に戻って今度はビデオを見たり、という様に。実際、Tracieもビデオやニュースといった教材を沢山使って、うまく生徒のやる気を引き出していますよ。」

−その他にWLIを気に入っているところは何でしょう?
「 生徒のやる気と明るさですね。みんなとっても真剣に英語を勉強しに来ているけど、本当に明るいんです。クラスではよく、“昨日通 りを歩いてたら、ホワッツアップ(What’s up?)って言ってた人がいたけど、それってどういう意味?”という風に、授業以外でも積極的に英語を習得しようという姿勢が見れるんだ。そしてEnglish Only ポリシーが生徒の間で徹底していて、同じ国から来た人同士でも、誰からともなく自然と英語でコミュニケーションをとっている姿も感心します。それともうひとつ、僕がここの学校に決めた訳は、先生達の質と人間性なんです。皆すごい経験を持っていて、本当に生徒のためにがんばりたい、という人達ばかりだし、それに甘んじないでもっといいものを提供しよう、自分達の教え方も良いものにしよう、という感じなんだ。だから、僕もそんな彼らの一員になれたら、と思ったんです。」


★学校と授業の風景

授業風景
クラスの合間も英語の練習
日差しが差し込む2階の教室

最新のパソコンが並ぶコンピュータールーム。

英語教師歴13年のディレクター、Michelleさん。
受付のAnaさんはスペイン語と英語のバイリンガル。

受付前の綺麗なラウンジ。

WLIの建物から一歩出ればそこはバンクーバーのダウンタウン。

2階ホール。

ラウンジにあるゲームでバトル!
おなかが空いたらラウンジでスナックでも。
Anil先生手がける様々なアクティビティーのお知らせ。


喋るイエローページ!?オンラインで何よりも早く的確な情報を提供します。
(Sachikoさん:インターネットマネージメント担当/明るい人柄と、インターネット情報収集の早技で生徒さんをサポート。)


−Sachikoさんは日本人の方のカウンセリングも担当されているのですよね?
「 クラス、コースのことなどアカデミックに関してはディレクターのMichelle、カナダに関する生活の悩み、英語の悩み、バンクーバーキャリアカレッジの進学に関することなどはSooさんが主にカウンセリングをされてますが、私はもっと一般 的な情報を提供しています。例えば、銀行のアカウントの開け方、買い物の仕方等、生活に関する面 ですね。私は、WLIでインターネットマーケティングを担当しているので、ウェブでの情報検索に慣れているんです。ですから、ホームステイ先にどのバスで帰れるか、この映画はどの映画館でやってるの?という情報を、新聞やイエローページを見る代わりに、オンラインで検索して生徒さんに教えています。 一般知識は、私自身バンクーバーが長いので、どこのレストランがおいしいとか、どの店で食料を買うのが安いか、という情報も提供できますよ!このような情報を、WLIに現在通 われている生徒さんに提供するのはもちろんですが、トライアルに見えられた方や、学校見学に来られた方にも教えています。自分でいうのも何ですが、ウェブ検索は早いですよ!お任せ下さい(笑)。 」

−Sachikoさんから見て、WLIの生徒さんやWLI自体、他校と違う面 はどこだと思いますか?
「 そうですね、私は英語学校での職が長く、WLIで4校目なんですが、とにかくうちの生徒さんは明るいことですよね。うちは他の学校ではあまり見られない、自社ビルなので、一枚ドアを開ければすぐ外なんです。ですから、受付の前のラウンジで、今日は映画だ!サッカーだ!テニスだ!という具合に話し合って、そのまま外での活動に流れていくんです。その活気あふれる姿を見られることが、スタッフからしてもとてもいい気持ちです。後は、バンクーバーキャリアカレッジと提携しているので、専門のコースの準備をWLIでしっかりしてもらって、カレッジの授業についていける英語力をつけられることですね。さらに、そのようなキャリアを追求するわけではなくても、どの国のどのような目的でバンクーバーに来られた方が、英語と自分の将来を結びつけたり、またはその土台になる期間を、貴重な英語体験の場として提供できていると思います。やはり、生徒さん、教師陣の雰囲気作り、選択授業と総合英語の自由なカリキュラム構成がWLIの最大の武器でしょう。



<取材後記>

WLIに行く方はまず、Sooさんの人柄に惹かれること間違いなしでしょう。 韓国人の彼女は、日本語を学んで日本の大学を卒業し、その後カナダに来て英語もマスターしたという、まさに語学学習の大、大、大先輩です。そのため、本当に親身になって生徒さんの相談に応えてくれます。

そしてここWLIでは、Sachikoさんもおっしゃっていた、先生、生徒さんの明るさが目をひきます。生徒さんは、クラスの合間の休憩時間でも、積極的に隣に座っているクラスメートとのコミュニケーションを楽しんでいる姿が印象的でした。

学校全体のカリキュラムも、大手カレッジ、バンクーバーキャリアカレッジとの提携校ということもあって、質の高さの維持にはこだわりがあるようです。いくら規模が大きくなっても、質を落としてはバンクーバーキャリアカレッジの評価にも影響が出る、というプレッシャーもあるのでしょう。そのため、十分に経験を積んだ選りすぐりの教師を採用し、生徒個人の目的に沿った専門英語と総合英語を提供することに、WLIは誇りを抱いているようです。

レポート Jpcanada.com取材班(saki)



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