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毎週更新!カナダ留学・語学学校・専門学校『生』情報

2001.11.21
London School

『バンクーバーで、ヘアードレッシング、エステティック、ネイルを学ぼう!』

こちらはバンクーバーで一番伝統のある美容師学校です。校長先生がロンドンから移民してきたということで、London Schoolという名が付いたそうです。おしゃれな、古い通りの、ウォーターフロントに立ち並ぶ、建物の一角で、エネルギッシュで、個性的な学生さん達が腕を磨いています。


★卒業後はメイクも続けて勉強する予定です。そしてゆくゆくは、ファッションモデル界で活躍したいという夢を持っています。
(佳織さん:ヘアードレッシングコース。この髪の毛は同級生の学生に手伝ってもらった)

−いつから美容師になりたいと思ったのですか?
「小さな頃からずっと、美容の道に進みたいと思っていました。学生時代、夏休みなどを利用して美容室で働いたこともあり、シャンプーを覚えるまでになりました。ですが、両親が美容師の道に反対していたのです。」

−ではご両親は反対されてたのに、今、ここで勉強しているということですか?
「美容の道で、本当に自立していけるのか、両親は心配していたのでしょうね。彼らはすこし昔の考え方をしていますので。そんな中、学生時に、カナダに旅行する機会がありました。そこで私はカナダがすごく気に入ったので、語学留学をしたいと、親に相談したところ、嬉しいことに、承諾を受けたのです。そして、2年間、語学学校に通いました。でもその後も、美容の道が捨てきれてなかったのです。そしてバンクーバーで学校を調べたところ、この学校を見つけました。そしてやっと両親を説得し、承諾してもらえたのです。」

−それは本当に良かったですね。そして、今、自分のやりたい道に進んでいるという事ですね。
「はい。とっても嬉しいです。今では、『どうせやるならとことんやれ、カナダかアメリカで仕事の経験も積んでこい』、と言われているくらいです。このコースが終わり次第、メイクも勉強しようと思っているので、幅の広い仕事が、ノースアメリカで出来たら良いと思っています。そして日本のなかでも、覚えたいことはたくさんあるので、日本にもいつか帰ろうとも考えています。」

−クラスメートの方達はどんな感じですか?
「半分以上がカナディアンの人達なのですが、みんな気さくで、楽しくやっています。今、日本人は私だけなので、韓国人の女の子と(→左写真)、とっても仲良くなり、親友として、ライバルとして仲良くしています。

−ではみんなと英語で話しているのですね。
「もちろんそうなりますね。語学学校では、スラングなどは、教えてもらえませんよね。でも、この学校でみんなと話していると、そのような、テレビや映画で、普通に使われている言葉を、覚えることが出来るのです。大げさでなく、2年間の語学学校より、この7ヶ月間の方が、使える英語力というものが、伸びた様な気がします。」

−将来の夢は何ですか?
ファッションモデル界で、活躍したいですね。そこまで行けたら嬉しいです。がんばります!」


★先生達は根気よく熱心に、わかるまで教えてくれています。
(知恵さん:以前、この学校のヘアードレッシングのコースを終了し、今はネイルコースを取っている)

−今はネイルコースを取られていますが、前はヘアードレッシングコースを取っていたのですよね?
「そうです。わたしはカナダに来て5年になり、こっちに移民する予定なんです。そして同時に、手に職を付けて、仕事をしようとも決心しました。そこで、美容師になろうと決めたのです。また、ネイルも覚えると仕事の幅が広がるので、このコースも取ったということです。」

−カナダで美容を学ぶについて、いい点は何だと思いますか?
「そうですね。やっぱりこの国は、いろいろな人種がいますので、金髪、黒髪、茶髪、またなどなど、いろいろな髪をさわれることだと言えるでしょう。そして、学校で実際に、練習としてお客さんの髪の毛を触るのですが、バリエーションのあるデザインを要求されます。例えば、カラーでピンクにして欲しいとか、デザインも個性的であったりと。日本ではあまり見ないデザインのカットや、カラーできるので楽しいですよ。」

−先生方はどうですか?
「とっても丁寧に教えてくれています。分からなかったら、放課後まで残ってつきあってくれますよ。生徒数は少ないですから、どんどん質問できますし、実際にやって見せてくれたりと、個人的に教えてくれることが多いですね。また留学生の英語にも慣れているので、理解しようとしてくれるのが嬉しいです。」

−授業は英語ですが、難しくないですか?
「授業で実習以外に、理論などを学ぶ授業があるのですが、正直言って、分からないこともあります。そういうときは、クラスメートの人たちに聞いたり、先生に聞いたりと、分かるまで質問をします。先生達は英語力が弱い、留学生達にも、根気よく教えてくれていますよ。そうですね、3,4ヶ月は語学学校に通って勉強された方でしたら、難なくクリア出来ると思いますよ。」

−美容師になるための授業料は、日本に比べると安いですか?
「もちろんそうだと思います。授業料は、用具類を合わせても、日本円で40万円以下ですし、そして10ヶ月間という短い期間で、BC州のテストを受ける資格を獲得できますからね。」


★英語にあまり自身がないという人も心配ありません。
(Annaさん:ネイルとエステティックコースを教えている。以前はこの学校の生徒だった)

−この学校の生徒だったのですよね?
「はい。4年前にこの学校で勉強していました。そしてサロンで働き、今はこの学校で、インストラクターとして教えております。エステティックと、ネイルコースを取り、マニキュア、ペティキュア、ネイルアート、脱毛のワックス、フェイシャル、アイブロウ、アイシャドウのカラーダイ、マッサージを学びました。」

−実際にサロンで働いてたときは、どんな仕事をしていたのですか?
「メイキャップを主として、仕事をしていました。卒業式、結婚式、パーティーなどいろいろな仕事がありました。」

−エステティックコースでは何を学べますか?
「美容全般を学びます。スキンケア、ネイル、マニキュア、メイキャップ、マッサージなどですね。全てのコースに言えることですが、コースを終えると、BC州でのライセンス獲得のためのテストを受けることが出来ます。」

−学生は留学生が多いですか?
「ヘアードレッシングコースは3分の1くらいが留学生です。ネイルコースは、ヘアードレッシングと比べると、留学生が多いですね。中国人、ペルー、韓国、イラン、ベトナム人といろいろな国の学生がいます。」

−留学生に教えるとき、どう工夫されていますか?
「シンプルな英語を、砕いて簡単にして教えています。学生が分からなかったら、何回もくりかえし教えています。いろいろな例を出して、生活の中での例を出したりしてますね。一番大切なことは、根気よく教えること、だと思っております。」


★学校の風景

学校の入り口
古い町並みの雰囲気が残る
ウォーターストリートに学校がある
マッサージや、ワックスなどを習う時の
実習部屋
ペティキュアをするためのいす
ネイルの理論の勉強の一部
理論を勉強する教室


★美容師は、限りのない挑戦をくりかえしますので、とてもやりがいのある仕事です。
(Mandyさん:校長先生であり、ヘアードレッシングのインストラクターでもある)

−まず、Mandyさんのバックグラウンドをお話ください。
「母国のイギリスで、15歳から、美容師となるために、政府の学校に5年間通っておりました。そしてその後見習いとして、サロンで働き、24歳でサロンを経営しました。また、それと同時に、学校にも戻り、マスタークラフトマンシップという、イギリスで、腕が立つ人だけが受けることが出来るという、コースを受講いたしました。そして学校のインストラクターとして働き、心理学のクラスも2年間取りました。そして1979年にカナダに移民し、サロンをオープンして、更にこのヘアードレッシングの学校を創立しました。」

−どうしてカナダに来たのですか?
「イギリスは、人口などが密集しすぎていて、悲しいですが、危険なことも多い国なのですよ。それを生まれてからずっと感じておりました。そして結婚し、子供が出来たので、この際、子供のために環境の良いカナダに移ろうと決心したのです。」

−美容師の仕事は、ずばり、どう思いますか?
「そうですね。立ち仕事なので、体力が必要で、ハードだと感じることも多いでしょう。しかしやりがいのある仕事です。そして人とも触れ合え、喜んでもらえる仕事です。働きだして、1,2年し、自分のお客さんがつき出す頃には、この仕事の本当の喜びが分かることでしょう。」


★バンクーバーで一番伝統のあるこの学校で、経験のある教師達が、実戦的な授業をいたします。
(Director Martinさん:Mandyの旦那さんである)
−この学校は創立してから長いですよね。
「はい。今年で、創立21年間と、ヘアードレッシングの学校では、バンクーバーでは1番古い、伝統のある学校です。」

−学生の方はどんな方がおられますか?
「半数以上がカナダ人で、あとは留学生です。移民の人も多いですね。特に韓国の方で多いのが、大学を卒業しているのにもかかわらず、手に職を付けようと、ここに来ておる男子生徒です。バンクーバーでは、美容師は、良い給料がもらえるからでしょうね。2年ほど経験を積んだ美容師で、人気のある美容師は、月に$5000〜$10、000くらい稼いでいるのです。これはバンクーバーの他の仕事と比べ、かなり給料がよい仕事だと言えます。」

−学生は卒業後どの様にして仕事を獲得しているのでしょう?
「カナダに住んでいる学生は、サロンや美容院がみずから、卒業生を欲しいとコンタクトを取ってくるので、その様にして、仕事を見つけることが多いですね。また留学生は母国に帰り、ライセンスを取るために、もう1年学校に通ったり、テストを受けたりします。ほとんどの学生が、卒業後、仕事に就いています。」



<取材後記>

学生さん方は皆さん、近い将来、美容師になる、またはネイルアーティーストになるなど、目標がしっかりとすぐ目の前にあり、目標が的確でした。ですから、今勉強していることについて、一点の迷いもないそうです。また仕事が、自分のしたいこと、興味のあることなので、勉強のしがいもある事だと思います。

カナダで美容を学ぶにあたって、良い点とは、まさに、いろいろな人種の髪の毛、肌に直接触れることが出来ることですよね。それにより、ワールドワイドな技術を、学ぶことが出来るでしょう。日本ではまずこれは難しいことだと思います。また、ネイティブスピーカーと一緒に学ぶことによって、日常的な英語も身につけることも出来ますね。

特に、
こちらの学校では、留学生にも、寛大な門を開いています。英語の問題などで、先生達が一緒に解決してくれることは、嬉しい点ですよね。また、沢山の専門学校でありがちな、留学生と、カナディアンの授業料が、異なるということもなく、みんな同じ授業料で、コースを取ることが出来ます。また、授業料が、月々払いでも良い、という点でも、生徒の負担をいくらか和らげようという、校長先生の優しさが感じられました。

英語に自身のない方も、ずっと美容に興味があったが、なぜか踏み込めなかったという方も、London Schoolは、優しく、皆さんを迎えてくれるようです。安心して挑戦してください。 

レポート Jpcanada.com取材班(Masumi)



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